19日にかけて冬の嵐 北陸を中心に「JPCZ」による大雪に警戒 平地も積雪急増

2022年12月18日(日)6時0分 tenki.jp

あす19日にかけて、列島は冬の嵐に。日本海には大雪の原因となる「JPCZ」という収束帯ができて、北陸を中心に大雪に警戒。平地でも積雪が急に増えるおそれ。

きょう18日は冬型の気圧配置が強まるでしょう。日本海側は広く雪で、冬の嵐となりそうです。今シーズン最も強い寒気、上空1500メートル付近でマイナス9℃以下(マイナス6℃:平地で雪の目安)の強い寒気が西日本まで流れ込むでしょう。九州や中国地方など、西日本の平地でも今シーズン初めて雪が積もり、大雪になる所もありそうです。
雪の量が多くなる原因は、日本海にJPCZ(※)と呼ばれる収束帯ができることです。あす19日にかけて、北陸を中心に断続的に雪の降り方が強まり、さらに積雪が増えるでしょう。
※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。

予想降雪量

予想降雪量です。
あす19日午前6時までの24時間(多い所)
北陸 100センチ
東北 70センチ
近畿・中国地方 60センチ
北海道 40センチ
九州北部 20センチ
あさって20日午前6時までの24時間(多い所)
北陸 60〜80センチ
東北 50〜70センチ
近畿 30〜50センチ
北海道・中国地方 20〜40センチ
積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒してください。また電線や樹木への着雪やなだれにも注意が必要です。

風・波の予想

予想される最大風速(最大瞬間風速)。
きょう18日
北陸・近畿 23メートル(35メートル)
北海道・中国地方・九州南部・沖縄 20メートル(30メートル)
東北・九州北部 18メートル(30メートル)
あさって19日
北海道 18メートル(30メートル)
予想される波の高さ。
北陸・沖縄 6メートル
近畿・中国地方・九州北部・九州南部・奄美 5メートル
19日
北陸・中国地方 5メートル
日本海側ではふぶいて見通しが悪くなり、特に北日本では、猛ふぶきや吹きだまりによる交通への影響や暴風に警戒が必要です。また全国的に風が強く、北陸や沖縄では高波に警戒してください。

路面の凍結 特に注意すべき所は

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

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