大晦日は広い範囲で雨 北海道は湿った雪に 午後は強風にも注意

2023年12月30日(土)15時45分 ウェザーニュース

2023/12/30 15:20 ウェザーニュース

低気圧の接近に伴い、今日30日(土)の午後になり九州では雨が降りだしてきました。
明日・大晦日は雨の範囲が広がり、北海道では湿った雪の所が多くなります。強まる風にも注意が必要です。

九州南部に雨雲が広がる

東シナ海に伸びる前線の影響で、九州南部では雨が降りだしてきました。海上では雨雲がまとまっていて、今夜にかけては前線上に低気圧が発生する予想です。
発達した雲が通過中の奄美地方では本降りの雨になっている所があり、15時00分までの1時間にはトカラ列島の中之島で5.0mm、諏訪之瀬島で4.0mmの雨量を観測しています。
夕方以降は四国の太平洋側でも雨となり、夜遅くには近畿まで雨雲が広がる見通しです。

大晦日 午前中は関東、東海を中心に雨

明日・大晦日の朝になると南の低気圧は東海沖まで進む予想となっています。低気圧の北側に広がる雨雲が東海から関東にかかり、雨を降らせる見込みです。沿岸部では局地的に雨雲が発達して、一時的に強く降る可能性があります。
西日本は日本海に新たな低気圧が進んでくるため、一旦雨が止んだ後に再び降りだす見込みです。低気圧に近い日本海側は大気の状態が不安定になるため、雷を伴った強い雨に注意をしてください。

北海道は湿った雪に

日本海を進んでいる低気圧は明日・大晦日に津軽海峡付近から北海道の南を通過する見込みです。
北海道は日本海側だけでなく太平洋側を含む広い範囲で雪が降り、低気圧に向かって暖かな空気が流れ込んでくるため湿った雪の所が多くなります。
道東を中心に雪の量が多く、31日(日)夜までの24時間では新たに10〜30cmの雪が積もる見込みです。湿った重たい雪ですので路面状況が急激に悪化したり、着雪によって停電が発生する可能性があります。除雪もあまり積雪が増加しないうちに進めるようにしてください。

大晦日 午後は風も強まり荒れた天気

低気圧の発達に伴い、大晦日は西日本から次第に風が強まります。日本海側の広い範囲や太平洋側の一部で平均風速が15m/s以上に達する所がある見込みです。雨や雪が降る山陰から北陸では傘がさしづらいような状況が予想されます。
西日本は大晦日の午後、東日本や北日本は夜から元日の朝にかけてが強風のピークになる見通しです。
特に東北北部から北海道にかけては年が変わるタイミングに最も風が強まりますので、二年参りで深夜に外出を予定している方は、風への対策が欠かせません。移動時は十分な注意が必要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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