旭化成エレクトロニクス、カナダPontosense社とミリ波センシングで協業

2024年1月9日(火)13時17分 PR TIMES

CES(R)2024にてヘルステックとモビリティの先進ソリューションを提示

旭化成エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:篠宮 秀行、以下「旭化成エレクトロニクス」)は、カナダのスタートアップPontosense Inc.(ポントセンス、本社:カナダ トロント市、CEO:Alex Qi、以下「Pontosense社」)とミリ波センシングで協業を開始し、CES(R)2024にて車室内子ども見守り・居室内高齢者見守りデモを展示します。

Pontosense社はミリ波レーダーセンシングにおいてAIを用いた先進的な検出アルゴリズムを開発するスタートアップで、当社のミリ波レーダー向け半導体製品と組み合わせたソリューションを2024年1月9日(火)〜1月12日(金)に米国ラスベガスで開催される「CES(R) 2024」にて初展示します。


旭化成エレクトロニクスはこれまでもトランシーバーICをはじめ、ミリ波レーダー向けの半導体製品を多くリリースしてきました。新製品AK581xシリーズは60GHzミリ波レーダー向けトランシーバーICであり、Pontosense社のアルゴリズムやアンテナ技術と組み合わせることで、車室内で複数の人物の呼吸数と位置を同時に検出することができます。また、4つの受信機と送信機を備え、7GHz (57-64GHz) の周波数変調範囲をカバーし、50cmの分離性能* と最小で2.2cmの距離分解能を実現します。
*1m離れた距離にいる複数人を分離検知できる性能


旭化成エレクトロニクスはCES(R)2024にて、自動車内の子どもの置き去り防止や、住宅内での高齢者見守り用途に向けたミリ波レーダーソリューションを展示します。また、他にも長年培ったオーディオやセンシングの技術を応用した新製品やコンセプトを紹介いたします。

名称 :CES(R) 2024
会期 :2024年1月9日(火)〜1月12日(金)※現地時間
会場 :Las Vegas Convention Center
当社ブース:LVCC North, Vehicle tech & Advanced Mobility, #11051
出展ご案内:https://www.akm.com/jp/ja/about-us/events-exhibitions/ces2024/

[画像1: https://prtimes.jp/i/79452/111/resize/d79452-111-0cfeb22942713bfc00fa-0.jpg ]


<CES(R)2024出展内容>
ヘルステック向けソリューション


1. ミリ波による見守りソリューション
さらなる快適性や安全性を備えた居室空間の実現に向け、高齢者の見守り用途を想定した転倒検出や、在室人数カウント、人物位置のトラッキングのデモンストレーションを行います。
高分解能な旭化成エレクトロニクスの60GHzミリ波レーダー用ICとPontosense社のソフトウェア技術の組み合わせによるトータルソリューションをぜひご体験ください。


2. ウェアラブル向け非接触式温度センサー
旭化成エレクトロニクスは1.8mm角以下の超小型、μAオーダーの超低消費電流の量子型赤外線温度センサーを開発しました。リストバンド形状で皮膚温計測を行うコンセプトデモを展示します。
装着後すぐに温度測定可能な高速応答性、かつ高精度の特長を備えており、スマートウォッチをはじめとしたウェアラブル機器でのアプリケーション開発の可能性が広がります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/79452/111/resize/d79452-111-fcebddcae057b46c40ef-0.jpg ]



3. ヘルステック向けエナジーハーベスティングソリューション
旭化成エレクトロニクスの昇圧DC/DCコンバーターは、mVレベルの入力電圧を昇圧することで、微弱な光や水、体温といったわずかな環境エネルギーをIoTセンサーノードなどのシステム電源として活用できます。
CES(R)では、熱発電素子との組み合わせに適したAP4473を用いた体温発電のデモを展示し、電池交換不要なヘルステック向けソリューションを提案します。


4. ミリ波式非接触聴診ソリューション
「聴診器」は、初期診療で広く用いられていますが、直接接触させて音を聴く手法は長らく変化がありません。
旭化成エレクトロニクスは、長年にわたり培ったミリ波の技術を応用し、「ミリ波式非接触聴診ソリューション」を紹介します。脱衣不要での聴診といった新たなアプリケーションへの展開を想定しており、CES(R)ではコンセプトデモを展示します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/79452/111/resize/d79452-111-a25cd15084fc8060a21d-0.jpg ]


モビリティ向けソリューション


1. ミリ波による車室内見守りソリューション
車室内に取り残された子どもを直接的に検知するシステムの搭載有無が自動車の安全評価の対象項目となるなど、置き去り防止技術への法規制化や標準化が進みつつあります。
旭化成エレクトロニクスの持つ高分解能な60GHzミリ波レーダー用ICとPontosense社のソフトウェア技術を掛け合わせて実現した、Child Presence Detection(CPD)を実車に組み込んだデモをご紹介します。


2. オーディオ空間デザインソリューション "VELVET SOUND for Cars"
車室内の過ごし方は多様になり、新たなオーディオ体験やエンターテインメントが求められます。CES(R)では、デモカーを用いて、高音質オーディオ用ICとソフトウェア、チューニング技術を組み合わせた圧倒的なオーディオ体験をご紹介します。


3. 車室向けオーディオ&ボイスアプリケーション開発に適したオーディオ DSP
旭化成エレクトロニクス は、HiFi4 を搭載し、最大 152ch の入出力を備えた DSP, AK7017, AK7018, AK7709 をラインアップしました。オーディオ用ソフトウェアを開発するためのプラットフォーム提供において業界をリードする DSP Concepts 社の「Audio Weaver」に対応しており、スケーラブルなアプリケーション開発が可能になります。


4. 自動車向けガスセンシングソリューション
EV の航続距離延伸につながる、CO2 センサーによる空調稼働管理のコンセプトや、輸送機関の安全性に貢献するマウスピース不要、タッチフリーなアルコールセンサーをご紹介します。


5. 車載充電器(オンボードチャージャー、OBC)/DCDC向け電流センサー
EVにおいて、車載OBCシステムを小型軽量化することは、車両の軽量化や航続距離延伸といった環境負荷低減の価値があります。
EV充電の未来を切り拓く、旭化成エレクトロニクスの高精度・高速応答・低発熱の電流センシングソリューションのコンセプトを展示します。
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6. タイヤ空気圧モニタリングシステム (TPMS) 向け Bluetooth(R) 送信専用 IC
EV 化による車両制御システムの変化は、様々な車両信号の通信方式にも影響を与えています。旭化成エレクトロニクス の Bluetooth(R) 送信専用ICを用いた、次世代型の TPMS システムのコンセプトを展示。既存システムを容易に Bluetooth Low Energy方式にコンバート可能です。
*Bluetooth(R) は、Bluetooth SIG, Inc. の登録商標です。
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CES(R) 2024について
CES(R)は世界最大級のエレクトロニクス技術展示会であり、コンシューマー向けハードウェア、コンテンツ、テクノロジーなどのメーカー、開発者、サプライヤーが一堂に会し、世界のビジネスリーダーや先進的なイノベーターが業界の重要な課題に取り組む世界最大規模のイベントです。
*CES(R)は、Consumer Technology Association (CTA(R))の登録商標です

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