作業者の腰を守る専門情報サイト「アシストスーツの窓口」。作業現場での負担を軽減する取り組み

2024年1月10日(水)10時0分 PR TIMES STORY

株式会社シーエフロボタスは「働くひとの腰を守る」をコンセプトに、製造現場や介護の現場、農作業などへの従事者に腰の負担を減らすサポートをしています。

代表の逢坂大輔が2017年に起業しました。

理学療法士として医療と介護の現場で活動してきた経験と企業や介護施設向けに実施してきた腰痛教室の講座ノウハウを基に、作業管理の知見を掛け合わせて作業性腰痛の解消に向けたプロデュースを展開しています。

近年では、腰を守る方法の一つである作業現場向けのアシストスーツに注目し、自動化が難しい作業現場へのアシストスーツの導入と活用を後押ししています。

アシストスーツを試したことが無い人はまだまだ多いのが実情です。アシストスーツ選びが気軽にできるように、市販されている製品の特徴や情報を知ることができ、アシストスーツに関する疑問点などを解決できる問題解決型のwebサイトを開設したところ、これまでに大変多くの方にサイト訪問していただき、企業や業界団体、自治体など全国多方面からの相談をいただくようになっています。

このストーリーでは、国内でも数少ないアシストスーツ専門情報サイト「アシストスーツの窓口」の誕生の裏側について、代表が振り返ります。

代表取締役 逢坂大輔

作業現場で使われるアシストスーツ。専門情報サイト「アシストスーツの窓口」が活用のヒントを教えてくれる

アシストスーツの窓口は、アシストスーツの専門情報サイトです。

アシストスーツの製品情報から活用に関するヒントや疑問の解決ができる問題解決型

webサイトです。

現在市販されているアシストスーツについての製品詳細や、データベース情報を元にしたおすすめのアシストスーツがわかる検索システムを備えています。

他には、アシストスーツの使い方や活用で気になる点などについてサイトに寄せられてきた、「よくある質問」と「よくあるキーワード」から疑問を解決できるような内容になっています。

アシストスーツを初めて知る方にもわかりやすい情報発信を心掛けています。

アシストスーツアドバイザーによる適応相談を利用することで、作業に合わせた最適なアシストスーツを選ぶことが出来るマッチングサイトの役割も併せ持っています。

腰痛に悩む作業者さんたちをサポートできる!アシストスーツを扱いはじめるきっかけは展示会での体験

当社はアシストスーツの販売と、腰痛対策を盛り込んだ作業環境の改善といった業務改善コンサルティングを行っています。

私は理学療法士の資格を取って20年が過ぎました。リハビリ室で患者さんを診る業務を経て、介護施設や製造業の保健師さんからの依頼で腰痛対策の講師を務めていました。身体の使い方やメンテナンスの仕方、腰に負担の掛からない作業のやり方などをお伝えして腰痛の発生を減らす取り組みを根付かせてきました。

作業のやり方などは決め事として定着しやすいのですが、ストレッチや筋トレなどは継続率が良くなくて、数か月後のフォローアップに行くと実施できていない、という声がとても多かったのです。

肉体を強くする取り組みは腰痛予防の観点からもとても重要なのですが、みなさんやってくれなくてどうしたものかと悩んでいたところ、アシストスーツというものが製品化されるようになってきたのを耳にしました。

展示会へ足を運びアシストスーツを実際に体験させてもらって、あ、これがあれば作業が楽になるし、身体の負担も減るだろうと強く感じることができました。

そして、これがあれば筋トレを続けにくい人の助けにもなるだろうと思い、これまでの腰痛対策に加えて、アシストスーツの紹介をしていくようになりました。

自社のWebサイトでの情報発信が、コロナ禍で広まり話題に

アシストスーツはまだ重さがある製品や窮屈感のある製品が多く、導入は一筋縄ではいきませんでした。いくつものアシストスーツが登場してくるにつれて、どれを選べばいいのかわからない…との声が聞かれていたのです。

そこで自身の情報整理も兼ねて、市販されているアシストスーツの情報一覧を紹介形式で自社のwebサイトに掲載してみたのです。

このページを見てもらえば大体の製品の知識は得てもらえますよー。という感じですね。

これが2020年の2月でした。

その後にコロナの時代になって、もうお客さんとの接点が絶たれてしまったので営業やデモに行けない時期でした。

アシストスーツを探しているお客さんの方も展示会などが中止になったり販売店からのデモが行えなかったりで、製品情報を仕入れることが難しくなっていました。

お陰様で多くの方がアシストスーツに関する情報を検索して当社ウェブサイトへ辿り着いてくださったようです。6月に入った頃には当時奈良に拠点を構えられていたメーカーの方からおたくのwebサイトが上位に挙がってくるようになっているよ、と教えてもらったのをしっかりと覚えています。

また、お客さんがサイトの内容をプリントアウトして、デモを依頼したメーカーの担当者にこのwebサイトで情報をみつけたんだけど、と当サイトから発信している情報がカタログの様に活用されていることも別のメーカーの方から聞かされたのも印象的でした。

これがアシストスーツの窓口が誕生したきっかけです。

体験や紹介の依頼が国内各地にどんどん拡大。みんなが簡単に使えるようになってほしい

国内の各地から相談がきます。

自社の作業内容や作業場の環境に合わせたアシストスーツを教えて欲しい。という内容です。

アシストスーツを試したことがある作業者の方はまだまだ少なくて、実際の作業の場面でしばらく試してもらうことが必要です。

装着体験やアシストスーツの利点や欠点、必要性などをお話して欲しいと、講演の依頼を受けるようにもなりました。みなさんやはり興味を持ってくださっているようですが、地方の方になるとなかなか展示会などへは足を運びにくいようです。実際に試してもらえるような企画も進めています。

〜Webサイトを通して体験会の依頼も〜

〜重量野菜の収穫用にパワフルなアシストスーツを試着〜


セミナーはちょうどコロナ禍での依頼もありましたので、webセミナーでの実施もありました。

いまはメーカーさんのなかでもwebレクチャースタイルをとっている所もありますね。

いずれは、何の説明もなく装着して作業できるようになるのが理想ですね。

家電など、取扱説明書を読まずに使っていく人も結構いると思うので、基本操作を認識してくださる人が増えると装着レクチャーというものも減っていくのではと思います。

現場ごとの相性に合うアシストスーツを選ぶことで、作業を邪魔せず対策を

腰の負担を減らす取り組みを、ということですが、腕力自慢の作業者の方は「わしはまだいける」であったり、どうしても現場の中では「頑張っちゃう雰囲気」があったりで、なかなか取り組みきれていない実情があります。取り組み自体も個人に委ねられている部分もあるかと思います。

いろいろな業界業種と関わるようになり、腰痛対策は共通の課題だけれど、対策の中身は業種ごとにさまざまで、アシストスーツに求められることも異なります。特に細かいところは現場に入っていかないとわからないでしょう。

メンバーとして参加している「建設RXコンソーシアムのアシストスーツWG」では職人さんの腰を守る取り組みを進めていけるよう、作業手順や体の使い方を邪魔しないような市販アシストスーツの提案をしています。作業項目ごとの適正分類をしたりして現場に相性の良いアシストスーツの選び方を定めていっています。

市販されている各アシストスーツの特性と現場の作業を互いに理解した人がいると話が早くなりますね。

この取り組みを基礎として、他の業界や業種ごとにもうまく定められるとよいなーと思っています。

市場を盛り上げるためにもメーカーさんとの連携を

掲載している情報の正確性には慎重に取り組んでいます。展示会へ出向いてメーカーさんとの接点をしっかりと構築しています。

いま国内で出ているアシストスーツのほとんどは装着した経験があります。そして新製品が出れば試させてもらうようになっています。

アシストスーツの窓口からも新製品の紹介を積極的に進めていこうと思っていますので、このサイトに来れば新しい情報をキャッチできるぞ、という風になってきていますね。

〜着脱の手間をチェックし、スムーズな使用へのチェックポイントを確認〜

サイト訪問者のインサイトからコンテンツを拡充。製品紹介から専門情報サイトへの進化

メーカーさんの協力もあり、装着体験を受付中のアシストスーツを一覧表示することや腰だけでなく腕や脚のアシストスーツも掲載できるようになりました。

サイトで発信を始めた当初はアシストスーツごとのスペック説明や価格帯の比較などの内容を発信していました。

実際に閲覧者からの相談が増え、作業環境などをヒアリングしてアドバイスをする中で、このポイントを押さえていくと皆さんの求めるアシストスーツを導き出すことができる、と感じ取っていきました。

閲覧や相談をしてくださった導入検討者と連携を深めてくださったメーカーさんのお陰でサイトが成長していったと思います。

このような経緯で、単なる製品紹介サイトからアシストスーツの専門情報サイト アシストスーツの窓口へと進化していったのでした。

〜操作性やアシスト感を自分でも試しています〜

展示場で気軽に試して、腰に悩みがある個人ユーザーにも使ってもらいたい

振り返ると、大きめの企業さんからの相談が結構多いです。中規模の企業さんも、中小企業さんや個人ユーザーの方からの相談もここ1年で増えました。

そして、個人ユーザーでも購入できる製品が増えてきましたね。

でもまだやっぱり試してみないと購入の踏ん切りがつかない。だけど腰に負担の掛かる作業は待ってくれない。

だったら気軽に試せる場所を作ってみよう!となりました。

個人ユーザーの使用場面では、農業や在宅介護が多いだろうと想定しています。

在宅介護の場面で使ってもらえるように、大阪南港にあるATCエイジレスセンター内で展示コーナーを設けています。エイジレスセンターは介護と福祉の総合展示場です。ここはフロアスタッフが展示品の案内をしてくれます。アシストスーツの装着手順や的を得た製品説明をしてくれるので、はじめてでも不安なく装着してアシストを感じ取ってもらうことができる特徴があります。ただ吊るしてあるだけでは着用のコツがわかりにくいので非常に助かっています。

アシストスーツに興味がある方は是非足を運んでみて欲しいです。複数のアシストスーツを同じ場所で試せる展示場はなかなかありません。

〜国内でも数少ない、その場で複数を試して比較できる展示コーナーを開設〜

そして購入のハードルも下げられるよう、おすすめ製品を集めたオンラインストアも2023年10月に開設することができました。

法人と個人ユーザーの購入と、どちらも対応できるようになっています。

〜個人ユーザーにもお薦めできるアシストスーツを揃えています〜

作業負担を減らす環境づくりのために、アシストスーツ以外の対策も提案

アシストスーツの窓口ではアシストスーツの活用を推していますが、腰痛予防対策はもっと上流から考えていかないといけません。

アシストスーツを着たから解決する問題だけではありません。作業負担を減らす環境づくりに向けて、持ち上げ支援専門家としてアシストスーツ以外で対処することも提案していっています。

また、作業の中にある腰痛リスクの見える化もとても重要です。作業管理手法をもとに見える化をしたり、最近ではデジタルツールも登場してきていますのでこれらの活用も進めています。

他には作業者のカラダメンテナンスも重要です。若い人から中年と高年齢労働者も。毎年の健康診断の様に、作業場で行うフィジカルチェックの実施を推奨しています。腰痛リスクの見える化にとても有効です。長らく患者さんをみてきた立場からも、身体を悪くしない取り組みを推奨するのが我々の役割だと思っています。

アシ窓はこれからも進化していきます。

あかん腰が、となる前に。


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