東京海上HD社長に53歳の小池常務執行役員が昇格へ…経営陣の若返り狙い
2025年1月14日(火)10時39分 読売新聞
東京海上ホールディングスの社長に就任する小池昌洋氏
東京海上日動火災保険を傘下に持つ東京海上ホールディングス(HD)は14日、小池昌洋・常務執行役員(53)が社長に昇格する人事を固めた。6月に開く予定の株主総会後に就任する。小宮暁社長(64)は会長に就く。経営陣の若返りを図ることが狙いで、最年少での社長就任となる。
小池氏は2023年4月、最年少で常務執行役員となった。現在は米国に駐在し、中南米の重要拠点であるブラジルの事業会社を管轄している。国内市場の先細りを見据えて東京海上HDが強化している海外事業に詳しい。
会長に就任する小宮氏は19年6月の社長就任後、米国の富裕層向けの保険大手ピュアグループを約31億ドル(当時約3300億円)で買収するなど、海外事業の強化を進めた。
小池昌洋(こいけ・まさひろ)氏 94年慶大法卒、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。22年に東京海上HD執行役員経営企画部長、23年4月から常務執行役員。千葉県出身。