千代田区と協働しネズミ対策を行う協定を締結

2024年1月18日(木)17時46分 PR TIMES

〜廃棄物収集業者間の連携とDXで実現する街の美化〜

 東京23区の事業系廃棄物の適正処理・再資源化を行う一般社団法人東京クリーンリサイクル協会(本社所在地:東京都中央区 代表者:尾崎 泰裕 通称:TCR)は、千代田区が募集する公民協働推進制度におけるドブネズミ対策を協働して実施する協定を、1月11日に締結いたしました。本協定は同制度の第一号案件となります。地域のごみ出しルールの策定等、千代田区内の町会や商店会が自主的に行う対策について、廃棄物の収集運搬業者の観点から千代田区と連携して側面的支援を行って参ります。

[画像: https://prtimes.jp/i/124587/2/resize/d124587-2-9370ca3dd15386ec061d-0.jpg ]

■背景
 当協会は、1997年に銀座地区のカラス被害防止のために発足した銀座クリーンリサイクル推進協議会が2023年4月に法人化したもので、廃棄物処理業者8社が加盟しています。26年にわたり、銀座通連合会と連携して繁華街の清掃に携わってきました。
 一方、千代田区では、ドブネズミに関する相談・苦情が増加しており、ネズミが繁殖しにくい環境をつくるためには駆除だけではなく餌や巣材となるごみの管理が必要であるという観点から、民間事業者からの提案を募集していました。
 当協会は、銀座地区での実績をもとに協働事業の提案を行い、今回の協定の締結に至りました。

■概要
 ドブネズミの被害に対する根本的な解決策の一つとして、地域におけるごみの管理が重要になってきます。商店街などの繁華街では事業者が多くのごみを排出しますが、その排出方法や時間帯は各々が契約する廃棄物処理業者との取り決めによりまちまちであり、統一されていません。地域一体的な環境改善に向けてネズミ対策を自主的に進めている町会や商店会に向けた側面的支援として、下記の3点を提案しました。

1. 生ごみを含む事業系廃棄物の収集体制の整備
 当協会は、2023年6月に廃棄物処理業のDXと業者間連携を促進するためのデジタル受付システム「ごみ.Tokyo」の共同使用を開始しており、煩雑な廃棄物処理に関する諸手続きを一貫してWEBで行うことが可能になりました。さらに、人手不足が大きな課題となっている事業系廃棄物収集において、当協会の加盟業者間の連携により高頻度での収集を提供、蓋つき容器での排出にも対応します。

2. ネズミが嫌う香料を添加したごみ袋の提供
 実験においてネズミの忌避効果がみられた香料を添加したごみ袋を製作し、排出事業者へ提供し、効果検証を行います。このごみ袋は、国内で発生した使用済みプラスチック(ストレッチフィルム)をリサイクルして作られています。

3. 商店会員などの排出事業者への啓発・意識づけの支援
 環境改善を行ううえで、ごみの排出後は速やかに収集すること、ごみにアクセスさせないことが重要になります。これらを実行するには、まちの関係者が自主的に対策を行う必要があり、当協会では、町会や商店会が行う対策について、まちと行政の関係者と協働して勉強会や周知活動などの啓発活動の支援を行います。

■今後の展望
 本事業は、モデル地区として鍛冶町二丁目からスタートします。
 今後は、本事業の事例を区内全域に展開し、ネズミの食害の減少によるまちの美化を目指し、業者間連携による効率的かつ低炭素収集を実現していきます。


【報道関係者様お問い合わせ窓口】
一般社団法人東京クリーンリサイクル協会
事務局 田上  090-2470-9688

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