NYダウ終値、537ドル高の4万4025ドル…トランプ大統領の関税政策への警戒感和らぐ

2025年1月22日(水)6時26分 読売新聞

ニューヨーク証券取引所

 【シリコンバレー=小林泰裕】21日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比537・98ドル高の4万4025・81ドルだった。20日に就任したトランプ米大統領の関税政策に対する警戒感が和らぎ、昨年12月上旬以来、約1か月ぶりに4万4000ドル台を回復した。

 トランプ氏は20日、カナダとメキシコに対して2月から25%の関税を課すと表明したが、就任初日からの関税引き上げは見送った。中国への関税引き上げについても初日は大統領令を出さなかった。トランプ氏の関税政策が想定されたほど厳しいものにならないとの見方が広がり、建設機械大手キャタピラーや半導体大手エヌビディアなどの銘柄が値上がりした。

 IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は126・58ポイント高の1万9756・78だった。

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