印刷会社がオンライン配信事業に挑む。コロナ禍でお客様が抱えた新たな「お困りごと」を解決するため、社員たちはカメラを構え、映像スタジオが誕生した。

2024年1月30日(火)11時0分 PR TIMES STORY

日本印刷株式会社は東京都豊島区にある総合印刷会社です。

業務内容は印刷だけにとどまらず、企画・取材・デザインのほかウェブサイト制作など様々な案件を承っております。

お蔭様で50年以上の長きにわたり様々な業界のお客様にご愛顧をいただいており、現在では700有余の団体様に支えられております。

しかしながら近年の印刷需要の落ち込みは著しく、これまでと同じやり方では会社は存続できません。印刷とはまったく関係のない分野にも果敢にチャレンジすることができる、「ちょっと変わった印刷会社」を目指して、日々奮闘しています。

この記事では、業務の新たな柱の一つとして加わった「オンライン配信事業」がどのようにして生まれたのかをご紹介します。

コロナ禍だからこそ、攻めの姿勢を貫いた

きっかけはコロナウイルスでした。

「編集会議招集できず定期刊行誌が進まない」「理事会が開催出来ず業務に支障が」「オンラインで会議が出来ないか」といったお客様の声が営業社員のもとに届き始めたのです。

すぐさまZOOMやコクリポといったツールを契約し、機材を購入して会議室で試行錯誤のテスト配信を何度も繰り返し行いました。

「勉強の意味も込めて無料で実施させて頂きなさい」という社長の号令のもと、すべてが手探りの状態で配信業務がスタートしました。

初めての仕事は団体様のオンライン総会です。

雑誌やネットで調べながらの本番でしたが、なんとか無事?オンライン会議を終了させました。すると今度はオンライン研修会のライブ配信や、動画を収録・編集してのオンデマンド研修会など、様々なご相談が舞い込むようになったのです。

オンラインツールもzoomミーティングからzoomウエビナーに、アカウント数も1から3へ、3から5へ増設。対応人数も100から300、500、随時1000名へと対応参加者数を増やしてまいりました。

お客様の「お困りごと」に深く向き合い、どうやって応えるかをつねに考え、様々なご要望にお応えし、初年度だけで120件超の関連サービスをご提供させていただきました。

音が出ない、映像がでない、○○が機能しない.....。

もちろん初期の頃にはたくさんの失敗もしてきました。

“マイクの音がでない” “カメラ映像が映らない” “ハウリングがとまらない” “ブレイクアウトルームが機能しない“ などのほか、パワーポイント資料の中に動画や音声・アニメーションがあるのを事前に確認するのが漏れてしまい、配信の間際で慌てたこともありました。

そのほか、お客様の会議室からLIVE配信を行っていたところ、セミナーの途中でインターネットが全て切れてしまったことも。その時は社用スマートフォンの回線を使用して細々と配信しました。

またセミナー動画のスタジオ収録では、講義の後半40分近くの映像が記録されていない事故を起こしてしまったこともありました。

業務が終了するたびに、ミスをした内容はスタッフ全員で情報共有し、原因の究明と改善、「チェックシート」の作成などをおこなってきました。

深く向き合い、広くこたえる

何らかのトラブルが起きたとき、振り返って原因を突き止めて同じ間違いが起きないようにするという工程は、印刷も映像事業も変わりはありません。新しい事業でもありましたので、常に想定外の事態が起きていましたが、場数を踏むことによって気を付けるべき点が少しずつ見えてきます。

とにかく失敗を恐れず、営業は積極的に仕事を受注し、現場はお客様のご要望に応える、ということを繰り返してきた結果、案件数は順調に伸び続けてきました。

現在、「映像事業課」として部長も含めた4人のチームが編成されており、セミナーの配信や収録だけでなくあらゆる案件をお手伝いすることを目指しています。

業務に慣れてくると、お客様の課題を弊社が見つけることもできるようになります。あるときはセミナー動画への広告挿入を提案し、その動画制作もご発注いただきました。

収録したセミナー動画を編集したのちオンデマンド配信をして、動画アーカイブをお客様の会員サービスの一助としていただくこともあります。さらに、それらの動画が閲覧できるwebページの制作もご発注頂いており、印刷から派生した映像事業がきっかけとなって業務内容は様々な広がりを見せています。

これらのオンラインセミナーの業務を核として、簡易テストを加えたeラーニング、セミナー申込みの受付、参加費の決済、ハイブリッド開催におけるセミナー当日の会場受付のお手伝いなど、お客様のBPO企業としてオンライン配信の周辺業務をお手伝いできるまでになってきました。

オンライン配信事業にも付加価値を

収録に必要な会議室や撮影スタジオをご要望されるお客様の声をうけて、2022年12月には自社スタジオ「HARUKAZE STUDIO」を開設いたしました。

既存のお得意先さまにご利用いただくほか社内広報や機材テストなどに利用しています。また、昨年末より外部のレンタルスペースサイトにもスタジオを掲載し、幅広いお客様にご利用いただいております。

今後は、オンラインセミナーの受講履歴と会員管理をセットにし、主催者であるお客様のご負担を少しでも軽減できるように、人・システム・機器など全ての資源をさらに拡充して業務の幅を拡げていきます。「ちょっと変わった印刷会社」になるための挑戦は、まだ始まったばかりです。


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