花粉に関する意識調査

2024年2月7日(水)13時16分 PR TIMES

花粉症なのにやめられない天日干し 耳鼻咽喉科専門医・石井先生監修 花粉対策3つのポイント

暖冬の影響で、例年よりも早く飛散する花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか。この度、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、耳鼻咽喉科専門医の石井正則先生に監修いただき、全国の男女1,000名を対象に、花粉に関する意識調査を実施しました。

主な調査結果
■春の身体の不調 1位花粉症 4割が悩み 3割は秋まで続く?
■花粉症でつらい症状 鼻水・鼻づまり・くしゃみ 5割が年々悪化 7割は肌トラブルも
■花粉症診断テスト 4問以上正解のエキスパートは3割 くしゃみは誤解されやすい?
■花粉症の症状 4割が一日1〜3時間 年換算で270時間?
■花粉症対策 1位マスクの着用 半数以上が医者にかからず
■花粉の時期の洗濯 半数が天日干し 気持ちが良いからやめられない
■洗濯の花粉対策 室内干し4割 あるのに使わない乾燥機
■花粉対策○×クイズ 花粉に水は禁物 花粉対策優等生はたったの2割

[画像1: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-73da2aca46e6b0ad6f3f-0.png ]

監修者の紹介
[画像2: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-6336d22d63555b757bb3-18.jpg ]

石井正則 先生
耳鼻咽喉科専門医。JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。JAXA宇宙医学審査会委員。ヨギー・インスティチュート認定のヨガインストラクターとしても活動しており、最新の著書に「めまい・耳鳴り・難聴を自分で治す本」(二見書房)など。

春の身体の不調 1位花粉症 4割が悩み 3割は秋まで続く?
全国の1,000名に春に悩む身体の不調を聞きました。その結果、最も多い回答は「花粉症(43%)」でした。そのうち、花粉に悩む時期については「2月〜4月(88%)」が最も多い一方で、「8〜9月(31%)」についても一定の回答がありました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-6973a4766bbdf989b7a7-10.png ]

石井先生コメント
2〜4月、3〜5月、5〜6月、8〜9月は、それぞれ、スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサの花粉の飛散時期のピークです。春の花粉に悩む方の中で、スギの花粉症の約7割の方がヒノキの花粉症もあるというデータがあります。今回の調査でもそれを示唆しています。
さらに、同じようにスギの花粉症の約7割の方が、秋の花粉症の代表であるブタクサの花粉症があるというデータもあります。今回の調査では、ブタクサの花粉のピークである8〜9月にも悩む方は3割に留まりましたが、春から秋にかけて対策が必要であることを覚えておきましょう。

花粉症でつらい症状 鼻水・鼻づまり・くしゃみ
2人に1人は年々悪化 7割は肌トラブルも
春の不調として花粉症がある方に、つらいと感じる症状を聞きました。その結果、最も多い回答は「鼻水(75%)」、続いて「鼻づまり(70%)」、「くしゃみ(69%)」でした。さらに、2人に1人は症状が年々悪化していると感じていました。
また、春には花粉症だけでなく、肌トラブルについても「悩むことがある(28%)・たまに悩むことがある(40%)」と回答しました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-13a9a0beeafdbe9fae48-10.png ]

石井先生コメント
近年では、スギ花粉の飛散時期が前倒しになっています。いままでは2月から飛び始めていたのが、最近では1月から飛散し始めています。これも地球温暖化による気温の上昇により、花粉を飛ばす雄花が早く咲き始めた結果だと言われています。そして、それに呼応するかのように、花粉の飛散量も次第に増加傾向にあります。このため、花粉に触れる肌や顔にアレルギーがおきて、肌や顔面の皮膚が荒れる症状も増えてきています。

花粉症と風邪を見分ける 5つの観察ポイント
耳鼻咽喉科専門医 石井先生監修 花粉症診断テスト
花粉症と風邪は症状が似ていることから、判断がつかない方も多いのではないでしょうか。5つの観察ポイントから花粉症と風邪を見分ける、「花粉症診断テスト」を石井先生に作成していただきました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-a012501b614af561ed19-10.png ]


花粉症診断テスト 4問以上正解のエキスパートは3割
くしゃみは誤解されやすい?
調査対象者への花粉症診断テストの結果、花粉症と風邪の症状の違いを理解している4問以上正解のエキスパートは3割に留まりました。最も正解率の低い項目は「くしゃみ」の風邪の症状「つめたい空気を吸い込んだときなどに1〜2回でる(27%)」、続いて、「時間帯」の風邪の症状「時間による症状の差はない(45%)」でした。
[画像6: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-e54a83e56ebff4a38573-10.png ]

石井先生コメント
花粉症の鼻水は、水溶性鼻汁といって透明でサラサラしています。ところが、風邪を引いたときの鼻水は粘稠性といって粘り気があり、時には黄色や緑色になることもあります。
花粉症のくしゃみ発作は、一度始まると立て続けて繰り返し同時に大量の鼻水が出てきて、鼻が詰まってきます。風邪のときのくしゃみ発作は冷たい空気を吸ったときに数発くらいでおさまってしまいます。
全身症状が、風邪では高熱がでて、関節痛や咳や激しい喉の痛みを伴うことが多いですが、花粉症では熱が出ても微熱で通常はでません。関節痛もなく、喉の痛みよりも違和感やかゆみを伴うことが多いです。花粉症では、目のかゆみ、顔や手首など露出した皮膚のかゆみを訴えることがあります。
花粉症は風邪とは異なり、気象と時間帯に影響を受けます。風の強い日と雨上がりの日は花粉が大量に舞うので要注意です。

花粉症の症状 4割が一日1〜3時間 年換算で270時間?
症状のピークは日中
春の不調として花粉症がある方に、症状に悩まされる一日の時間を聞きました。その結果、最も多い回答は「1〜3時間(41%)」でした。年間に換算すると約270時間(3時間×2〜4月の日数:90日)です。また、つらいと感じるタイミングは、「日中(正午〜夕方)(69%)」でした。
[画像7: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-9fab37add73298fd885c-10.png ]

石井先生コメント
想定通りの結果でした。やはり、発症すると一日のうち数時間は仕事や勉学に影響を受け、しかも朝から日中まで影響がでることから、社会的損失が大きい症状とも言えます。

花粉症対策 1位マスクの着用 半数以上が医者にかからず
花粉症の対策を聞いたところ、最も多い回答は「マスクをつける(44%)」でした。また、花粉の時期の治療法として「行っている治療はない(25%)」「市販薬のみ(33%)」と、半数以上が医療機関を受診していませんでした。
[画像8: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-390764fd74042dc9d55c-10.png ]

石井先生コメント
花粉症対策として重要なことは、「吸わない」「触らない」「近寄らない」です。マスクの他にゴーグル(眼鏡)も花粉症対策に有用です。新型コロナ感染症の影響で、マスクやゴーグルなどの対策が気軽に出来るようになったことは良い傾向だと思います。また、絶対に洗濯物を天日干ししてはいけません。洗濯物は室内干しにする、室内干しには乾燥機を使用するのが良いでしょう。空気清浄機を使うことや、掃除機をまめに使用することも有効です。
医療機関への早めの受診がおすすめなのですが、今回の調査では半数以上が受診していませんでした。耳鼻咽喉科医として多いに反省すべき内容です。

花粉の時期の洗濯 半数が天日干し
気持ちが良いからやめられない
花粉の時期に悩みの種となる洗濯について聞きました。その結果、最も多い回答は「天日干し(45%)」で、次いで「室内干し(32%)」でした。また、天日干しを選ぶ理由として最も多い回答は「気持ちが良い(76%)」、次いで「習慣だから(48%)」でした。
[画像9: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-4df23d5fc5bf03b042f5-10.png ]

石井先生コメント
これまでにも散々、花粉の時期は「天日干しをしないこと」と言い続けていたにもかかわらず、「天日干しをしている」方が多いのは、想定外の高い値で驚愕しております。
「気持ちが良いから」というのもうなずけますが、でも家の中に花粉を持ち込むことにつながるので避けてほしいですね。

洗濯の花粉対策 室内干し4割 あるのに使わない乾燥機
続いて、洗濯に関する花粉対策について聞きました。最も多い回答は「室内干し(35%)」、続いて「取り込む前に払う(17%)」でした。
また、除湿器や乾燥機付き洗濯機など、衣類の乾燥機の使用頻度について聞いたところ、最も多い回答は「洗濯物が干せないときに使う(花粉症の悩みあり54%、なし51%)」でした。
[画像10: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-7348583a6679c979b73d-10.png ]

石井先生コメント
洗濯物を乾かすときは、天日干しをしないというのが大原則です。どうしても外に干したい場合は、取り込むときに払うのも一つの対策です。しかしながら、舞い上がった花粉を吸い込み、さらには、取り除けなかった花粉が家の中に入り込みます。
花粉症対策は「吸わない」「触らない」「近づかない」という原則で言えば、室内干しです。花粉症で1日1〜3時間悩まされているのであれば、乾燥機を使わない手はありません。

あなたの花粉対策は間違い?
耳鼻咽喉科専門医 石井先生監修 花粉対策○×クイズ
耳鼻咽喉科専門医である石井先生に花粉対策に関する○×クイズを作成いただきました。

外出時は革製品を着る

床掃除は乾拭きより水拭き

午前中に天日干し

年中室内干しか、乾燥機

手洗い、うがい+鼻うがい

毎日ヨーグルトを食べ続ける

ブドウや赤ワインなどポリフェノールをとり続ける

鼻づまりのときは鼻を温める

加湿器で花粉の飛散を防ぐ



[画像11: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-c54474db40352dd68971-11.png ]


花粉対策○×クイズ 解説 7問以上正解で花粉対策優等生
■1.外出時は革製品を着る (×)
衣類の静電気を抑え、花粉を寄せ付けないようにしましょう。革製品の表面には見えない凹凸があり、付着した花粉が取り除きにくいため注意が必要です。植物繊維(綿や麻)などがおすすめです。

■2.床掃除は乾拭きより水拭き (×)
水拭きをすると、花粉が水でふやけてはじけます。はじけた花粉は、身体に入りやすくなり花粉症の症状を悪化させてしまうのです。水拭きする前に、乾拭きか掃除機をかけて花粉を取り除きましょう。

■3.午前中に天日干し (×)
花粉の飛散量は1日2回、昼前と日没前にピークに達しますが、朝から晩まで飛散しています。洗濯物にカバーをかけない限り花粉の付着は防げないため、花粉が飛ぶ時期の天日干しは避けてください。

■4.年中室内干しか、乾燥機 (◯)
花粉が付着するため、天日干しはおすすめできません。花粉は春に限らず、一年中飛んでいます。家族が花粉症の場合は、天日干しは避けましょう。

■5.手洗い、うがい+鼻うがい (◯)
1日2〜3回の鼻うがいができると良いですね。下を向いて「えー」と声を出しながら鼻うがいすることで、鼻と口から水が出しやすくなり、中耳炎を防ぐことができます。

■6.毎日ヨーグルトを食べ続ける (◯)
R-1、LG92など免疫力を高める乳酸菌を多く含む製品は効果的です。ただし、花粉の時期だけでなく、長期間にわたって食べないと効果が期待できません。

■7.ブドウや赤ワインなどポリフェノールをとり続ける (◯)
ヨーグルトと同様に長期的にみた結果ではあります。ただし、食べ物によってはアレルギー症状が出る場合もあるため注意してください。

■8.鼻づまりのときは鼻を温める (◯)
鼻を温めることで鼻腔内の粘膜の交感神経を刺激し、鼻腔が拡がり鼻の通りが良くなります。同時に血流も良くなるため、鼻の粘膜の腫れを軽減します。

■9.加湿器で花粉の飛散を防ぐ (×)
お風呂場のような湯気がない限り花粉は舞い上がります。何台もの加湿器でフル回転しないと花粉の飛散を防ぐことは期待できません。しかも、花粉に水滴が触れるとふやけて中身が弾けて、さらに花粉を起こす物質が出てくる可能性があります。

花粉対策○×クイズ 花粉対策優等生はたったの2割
花粉に水は禁物 室内干し・乾燥機の使用を心がけて
調査対象者への花粉対策○×クイズの結果、7問以上正解した「花粉対策優等生」は2割(15%)に留まりました。正解率が高い項目は「5.手洗い・うがい+鼻うがい(93%)」「4.年中室内干しか、乾燥機(78%)」、反対に低い項目は「2.床掃除は乾拭きより水拭き(21%)」「9.加湿器で花粉の飛散を防ぐ(29%)」でした。
[画像12: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-24d4f8590faefc8b8a5c-10.png ]

石井先生コメント
間違いの多かった設問「床掃除は乾拭きより水拭き」、「加湿器で花粉の飛散を防ぐ」は、どちらも悪影響を及ぼす可能性があるという危惧を感じました。クイズの解説の通り、花粉に水は禁物です。
正解の多い設問「手洗い・うがい+鼻うがい」は、ぜひ始めてほしい対策です。「年中室内干しか、乾燥機」が正しいと分かっていても天日干しを続ける方が多いことから、この習慣を変えることは相当難しいようです。

吸わない・触らない・近寄らない
石井先生に聞く 花粉対策3つのポイント
今回の「花粉対策○×クイズ」(11ページ)では、7問以上正解の花粉対策優等生が2割に留まりました。耳鼻咽喉科専門医の石井先生に、正しい花粉対策を解説していただきました。

1. 花粉に水は禁物 入室前後は乾拭きで
まず、入室前後の花粉除去が重要です。部屋に入る前に、服や髪についた花粉を取り除きましょう。目や鼻に花粉が入らないよう、掃除機や粘着テープを使うのが理想です。そして、決して水を使わないこと。入室後の床掃除でも同じことが言えます。これは、花粉が水分に触れると膨らんで弾け散るからです。加湿器も加湿し過ぎると同じことがおきます。

2. 外出時の衣服に注意 革製品は避けて
革製品の表面には見えない凹凸があり、付着した花粉が取り除きにくいです。革製品以外にも、毛皮、ウールやフリース、ボアなども避けましょう。短時間の散歩でも、予想以上に花粉を家に持ち込むことになります。

3. 花粉時期の洗濯 室内干し+乾燥機の使用がおすすめ
花粉の飛散時期は天日干しを避けましょう。花粉対策は、「吸わない」「触らない」「近づかない」が原則。気持ちが良いことから天日干しを選ばれる方が多いようですが、可能な限り室内干しでの乾燥がおすすめです。

石井先生監修 目の疲れ・鼻づまりに効く 考える人のねじり
[画像13: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-f1ce8f4b587c49122864-12.png ]

上半身にある筋膜刺激エリア・頭と首の境目に頭の重みで圧をかけることで、上半身の交感神経が優位になり、目の疲れはもちろん、鼻詰まりもすっきりします。耳を包むように親指を首の後ろの生え際に、その他の指をこめかみの位置に置き、頭の重さを使って刺激するのがポイントです。

調査概要
調査名:熱と暮らし通信 花粉に関する意識調査
調査時期:2023年12月27日〜2024年1月5日
調査方法:インターネット調査
対象者:全国の20〜60代男女 計1,000名
    洗濯から乾燥までの家事をしている会社員、専業主婦・主夫、アルバイト・パート、学生
[画像14: https://prtimes.jp/i/15237/79/resize/d15237-79-d707d71889addcb65918-18.jpg ]

調査結果を利用する際は「リンナイ調べ」と明記するか、こちらの画像を掲載してください。

PR TIMES

「花粉」をもっと詳しく

「花粉」のニュース

「花粉」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ