環境に配慮した泡消火薬剤を開発

2024年2月14日(水)16時46分 PR TIMES

有機フッ素化合物を含まない泡消火薬剤〜火災環境下でも高い発泡性能と消火性能を維持〜

能美防災株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡村武士、資本金:133億2百万円、東証プライム市場)は、PFAS※1非含有の環境配慮型泡消火薬剤を新たに開発しました。
本開発品は高発泡消火設備「インサイドエア Hi-Exシステム Perf-Ex※2(以下パーフェックス)」用として開発したもので、従来はPFAS含有の水成膜泡消火薬剤を用いなければ、高温・高煙濃度である火災環境下において十分な発泡性能や消火性能を確保できませんでした。
このたび、長年蓄積した泡消火技術を駆使し、成分の全面的見直しを行うことでPFAS非含有でありながら高い発泡性能と消火性能を持たせる事に成功しました。

※1:有機フッ素化合物(ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物)の総称。自然界では分解しないため、人体などへの悪影響が懸念されている物質です。

※2:従来の高発泡消火設備は泡発生機が火災の煙や熱気流を吸い込むと泡の生成を阻害され、発泡倍率が著しく低下する特徴がありましたが、パーフェックスは泡発生機が火災時の空気を直接吸い込んでも高い発泡倍率を維持します。

能美防災株式会社はサステナビリティ経営を推進しており、具体的な課題の一つとして掲げている脱フッ素への取り組みの一環として本泡消火薬剤を開発しました。今後も自然環境や社会システムを維持すべく、サステナブルな社会を創ることに挑戦していきます。
 
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85174/37/85174-37-a650bd9648a91a09f4f4a20630325b1d-751x580.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] 有煙時の発泡状態:従来の合成界面活性剤泡消火薬剤 (高温・高煙濃度下では十分な発泡性能が得られない)[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85174/37/85174-37-f064e6f0ebea4dd0a50ddc27ddc8b552-749x580.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] 有煙時の発泡状態:開発品
■概要
 種  別:泡消火薬剤
 型  式:合成界面活性剤泡 6% (-5℃〜30℃)
 型式番号:泡第2023〜2号
型式承認年月日:令和5年12月1日

■特長
高温・高煙濃度の火災環境下における高い発泡性能と消火性能の確保は従来の合成界面活性剤泡消火薬剤では実現不可能なため、これまではPFAS含有の水成膜泡消火薬剤を用いていましたが、このたび「PFAS非含有」の合成界面活性剤泡消火薬剤にて火災環境下における高い発泡性能と消火性能を実現しました。

■会社概要
名 称 :能美防災株式会社
代 表 者 :代表取締役社長 岡村武士
所 在 地 :東京都千代田区九段南4-7-3
設 立 :1944年5月5日
 資 本 金 :133億2百万円(東証プライム市場)
 主な事業:各種防災設備・システムの企画、開発、設計、施工、保守と各種防災機器の
      設計、製造、販売
 U R L:https://www.nohmi.co.jp

■本件に関する問い合わせ先
 能美防災株式会社 第2技術部 第2応用技術課 担当:植田/藤田
 TEL:03-3265-0235 FAX:03-3265-9228 E‐mail: mailto:kouhou@nohmi.co.jp

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