「ベランダではじめる、捨てないくらし」ROOFの誕生ストーリー。ゴミでも、リサイクルでもない、新しい分野の拡大を目指して。

2024年2月14日(水)9時0分 PR TIMES STORY

株式会社SOYMIL(ソイミル)は、2024年2月15日(木)正午より応援購入サイトのMakuakeにおいて、ROOF(ルーフ)コンポストの先行予約販売を実施します。

ROOFコンポストは、「杉チップと発酵微生物」を独自の配合によって組み合わせることで、微生物の発酵力により生ごみを発酵・分解して有機堆肥に変化させるアイテムです。使い方はシンプル、生ごみを「入れる」「まぜる」「ふたをする」だけ。約1か月半でベランダで使えるプランターに活用できる栄養満点の堆肥になります。

創業者の佐藤がROOFが誕生した経緯を振り返りながら、ブランドに込めた思いと「捨てないくらし」の未来をお伝えします。


秋田の大豆畑で始まり、鹿児島の祖父との対話で決意

きっかけは2023年3月。秋田県大仙市にあるSOYMIL KITで用いる大豆の生産者さんから、茎や根を堆肥化した循環型農業の話を伺う機会がありました。その際に、植物が土に還って養分となり、次の生命に紡がれていくプロセスに興味を持ちました。サーキュラーエコノミーやサステナビリティという表現に触れる機会が多かったのですが、朽ちた茎や根が次の生命に紡がれる営みに畏敬の念を抱きました。

それから一か月後、鹿児島県鹿屋市にいる当時92歳の祖父に会う機会がありました。日の出から日没まで、祖父に代わって家に隣接する畑の草取りや枝打ちを手伝うことになりました。近隣住人の方が家の畑で獲れた野菜を届けたり、祖父が縁側にプランターを集めて育てようとしている光景を見たりする中で、植物は人を癒すだけでなく、人と人をつなげる媒介になる可能性を秘めていることを実感しました

私が畑の土に触れる中で祖父が植物を育てる理由が分かったような気がしました。数十年にわたって作り上げた肥沃な土壌は、祖父の思い出や多くの人間関係を包み込む偉大な存在であり、これからも何らかの形で紡いでいこうと決意しました。

「コンポスト」は人間が農作を始めたときから存在していた概念であり、決して新しいものではありません。ただ、この時の経験があったからこそ、ROOFには単なる生ごみ処理機や堆肥作り容器以上に「土を通して人、文化や自然が繋がるハブとなる」という意味をサービスに込めることができると確信し、SOYMILから派生したサービスのテーマが自然と「土と植物」に決まりました。


島本微生物工業さんとの偶然で劇的な出会いで実現

このプロジェクトが実現できるのは、島本微生物工業株式会社さんとの出会いとご支援があったからに他なりません。Youtubeに掲載している堆肥化のプロセスを紹介する動画を見た直後に、島本微生物工業さんの研究所へ訪問することを決めました。

研究員の黒木さんから、堆肥を使って肥沃になった畑や堆肥化のプロセスについて説明を頂きました。最も印象的なのは、房から落ちて形が崩れてしまった野菜(食品残渣)を堆肥化する様子です。食卓に運ばれることのなかった作物でさえも資源として活用して、食のインフラを支えていることを理解できました。

土を舞台にした自然循環の営みからの「受け取り」に気付くことによって、私たちは生かされているという生の本質を知ることができるのです。家庭で使えるコンポストは、その循環を体験できる可能性を秘めていると感じ、「食」を事業のテーマにしている私にとっては何らかの形で事業化する使命感を持つようになりました。

これを自然から距離の遠い都市部でも体験できるような商品・サービスにして広めていくために、半年近くの実証実験を経て、家庭用サイズのコンポストとして世に出すことを決めました。


ROOFコンポストが届ける三つの価値

1.生ごみが減っていく喜び

ROOFを使用して真っ先に感じることは、生ごみの量が減るということです。気温が暑くなると臭いやコバエで困り、気温が下がっても水分が多いためゴミ袋の中がベタベタになってしまうのが生ごみの厄介なところですね。ROOFコンポストがあれば、微生物に力で生ごみを臭いまで分解していくので、気になる臭いも無くすことができます!

2.家族や周囲と一緒に楽しめる

ベランダ菜園に使える堆肥作りを通して、家族や周囲の人とも楽しむことができるのも醍醐味の一つです!Youtubeやスマートフォンに夢中になるお子さんが、植物の生育に関心を持ってくれると、とても嬉しいですよね。

3.食への更なるこだわりへ繋がる

また、植物を育てるうえで気になるのが、肥料や農薬の使用状況。栄養価満点の土づくりを通して、食へのこだわりを一層深めることができます。


原料へのこだわり

ROOFでは原料情報を公開しています。その理由は、原料の産地やトレーサビリティ(流通過程)を透明化することで「食」の現状をより身近なものにしたいと考えているからです。

微生物の発酵を促進するために必要な米ぬかは、福島県会津美里町で自然農法を営む無の会さんが生産したものを使用しています。無の会さんは、お米、野菜、なたね、エゴマ、会津みしらず柿、イチゴ、大豆、そばなど、全ての作物を有機オーガニック基準で栽培しており、2023年現在では、約18haの農地で農業を営む県内最大の有機米農家です。

ROOFでは、「自然循環を再生することで生態系保全に寄与しているかどうか」を原料の選定基準としています。

ROOFを使うこと、ROOFの輪が広がることが様々な土地の商品や文化と繋がれるだけでなく、人間の経済活動が地球環境の保全に繋がるような仕組みにしています。


ROOFを起点に「食」の現状を楽しみながら変えていきたい

ROOFはコンポストだけを商材とした物販を目的としていません。「土を通して人、文化や自然が繋がるハブとなる」ことで、「食」の現状を楽しみながら変えるキッカケを届けていきます。

ROOFでは、makuakeの先行予約販売では滋賀県の島本微生物工業さんと福島県の自然農法 無の会さんとコラボして収穫体験会と堆肥相談会を実施する予定です。

独自の堆肥製造技術を確立している両者での体験を通して土づくりの意義を楽しみながら体験できるようなイベントとなっております。

また、このようなイベントを今後日本中に増やしていくことで、様々な地域と繋がり、魅力を感じられるようなキッカケをお届けしていきたいです。

島本微生物工業さんの「ブドウ収穫体験」

自然農法 無の会さんの「新嘗祭(収穫フェスティバル)」の餅つき

サステナブルは「このままだと地球がマズイ」という危機感だけでやると我慢になってしまいって疲れてしまう。また、馴染みが無い人に対して啓蒙しようとすると逆に抵抗が生まれる。問題意識を持つことは重要なことですが、日常生活とどのように繋がっているのかを分かりやすい形でお届けすることが大切だと思っています。

ROOFコンポストを単なる物売りに留める気はありません。新しいライフスタイルを提供する「ROOF事業」は「SOYMIL事業」と共に歩み、多くの人や企業が繋がるような流れを作ります。そして、文明や豊かさをもたらした大河のように、人や文化が行き交いながら新しい時代を作っていくような存在になっていきたいと考えています。

ROOFコンポストの先行予約販売は、こちらから

https://www.makuake.com/project/roof-compost/

【概要】

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ROOF(ルーフ)

▽ROOF Instagram公式ページ

https://www.instagram.com/roofofficial.jp/

▽ROOF 公式LINE

https://lin.ee/lPfr0GI

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