札幌市の救急医療、一新!救急医療情報がリアルタイムに「見える化」2024年2月19日から

2024年2月19日(月)13時16分 PR TIMES

救急隊アプリ「NSER mobile」と保健所の救急搬送支援システム「SIRIUS」による、札幌市救急医療「見える化」システムで、札幌市の救急医療DXが新たに始まります。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/76/31630-76-a4d97ae5cfbb0c8a942879b2eb531253-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
TXP Medical株式会社(代表取締役CEO:園生 智弘、以下TXP Medical)の救急隊アプリ「NSER mobile」と保健所の救急搬送支援システム「SIRIUS」による、札幌市救急医療「見える化」システムで、札幌市の救急医療DXが新たに始まります。
かねてより市全域で試行運用を行っていた、救急医療「見える化」システムが、2024年2月19日より市内全35救急隊と51の医療機関で、本格運用がスタートします。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/76/31630-76-dbf0f49b5db8a54b42fc2e608450c9ae-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]救急医療「見える化」システムイメージ

【背景】
札幌市では、高齢化の進展等による救急出動件数の増加、救急隊の現場滞在時間が延伸していることを受け、札幌市の救急業務の在り方について医学的見地から検討を行う「札幌市救急業務検討委員会」から、2022 年 5 月に、救急サービスの質の維持向上を図るため、 新たな ICT 技術の導入について提言がありました。
また、全体の救急搬送患者の増加と、救急搬送患者に占める高齢者の割合が年々増加していることを受け、市民を適切な救急医療につなげるため、札幌市医師会や救急医などからなる「札幌市救急医療体制検討委員会」を 2022 年 6 月に立ち上げ、検討を行ってきました。同委員会における提言の中で、患者情報や当番医療機関の受入可否状況などが可視化出来るシステムの導入がありました。
これら二つの委員会からの提言を受け、札幌市医師会、市内医療機関、札幌市保健福祉局及び札幌市消防局が連携して導入に向けて準備を進め、このたび運用を開始するに至りました。

【内容】
上記の課題解決のため、札幌市消防局による事業として2022年より数社のメーカーと救急隊アプリの実証実験を行った結果、TXP MedicalのNSER mobileの導入が決定しました。また、救急隊アプリと密に連携が必要とされる札幌市救急搬送支援・情報収集・統計分析システムのSIRIUSの開発も同時にTXP Medicalが受託し、札幌市の課題解決にフィットする包括的な救急搬送支援システムを目指した開発を行ってきました。
この救急隊アプリと、SIRIUSの同時運用によって、救急搬送現場から病院内予後まで、救急医療情報の可視化がリアルタイムで可能となる日本初のシステムが完成しました。(2024年2月自社調べ:救急医療情報のリアルタイム可視化システムとして)

これまで救急隊、医療機関、自治体がそれぞれの関係機関で取扱っていた救急医療に関わる各種情報を、同一プラットフォーム上で一元管理することが可能となります。さらに、個別の救急患者の「受入要請に関する情報」から「予後情報」までの一貫した情報集積によって救急医療に関わる情報の可視化が可能になり、救急医療の質向上のためのデータ分析、政策検討が可能となります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/76/31630-76-3115c3e6991f6e33014d929f43fd4533-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]救急医療「見える化」システムフロー

救急隊アプリ「NSER mobile」の特徴
これまで紙と電話で行われていた救急現場と救急搬送主要医療機関とのコミュケーションのための情報をアプリに入力し、医療機関とリアルタイムに共有します。
救急車にタブレットやスマートフォンを配備し、救急現場にて救急隊員が収集した患者情報を搬送先の病院に送信することができます。リアルタイムの素早い情報入力を可能とするため、音声入力やOCRなどの入力支援AI技術が複数用いられています。受入要請先の病院では、早期の受入準備や、患者病態に応じた適切な受入可否判断が可能となります。また、患者情報はQRコードを用いて、電子カルテにそのまま転記可能であり、救急活動記録表の電子化も実現します。

「NSER mobile」の特徴的な機能
1.OCR 音声入力などの患者情報の入力支援AI技術の搭載
2.医療機関へのテキストや写真などの傷病者情報のリアルタイム送信
3.電子カルテへの転記が可能で、活動記録用紙などの印刷機能も搭載
札幌市救急搬送支援・情報収集・統計分析システム「SIRIUS」の特徴
医療機関の受入体制の情報や救急患者の予後情報を電子化するシステムです。

「SIRIUS」の特徴的な機能
1.医療機関の受入可否情報・応需状況の共有
NSER mobile上で医療機関の受入可否情報などを閲覧し、医療機関選定の参考情報とすることが可能です。
2.医療機関からの救急患者の予後情報入力
搬送先の医療機関では救急患者の予後情報を入力可能です。TXP Medical独自の病名データの表記ゆれを吸収する医療辞書を組み込むことで、救急患者の傷病名の標準化が実現されています。
3.救急車の動態管理
市内全域の活動中の救急車の位置と活動状況が地図上で可視化されています。
4.救急医療関連データの集約
NSER mobileの救急搬送情報はSIRIUSに連携されてくるため、救急搬送発生時から予後までの救急患者情報が全て一元管理されることになります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31630/76/31630-76-d76c8ed8dcec8d194eea22a87ccbdff7-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]救急車の動態管理イメージ

【参考】
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240208/7000064751.html
https://txpmedical.jp/news/2In10P9hOcWNHmClynjzuR/
https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2024/documents/mierukasystem20240208.pdf
TXP Medical株式会社
代表取締役:園生智弘(救急科専門医・集中治療専門医)設立: 2017年8月28日
HP:https://txpmedical.jp/
・医療データシステム (NEXT Stage ERシリーズ)の開発と提供
・医療AI技術の開発と提供・医療データプラットフォームの構築、リアルワールドデータの解析
・臨床研究支援事業・医療機関に対する経営支援及びコンサルティング事業

PR TIMES

「医療」をもっと詳しく

「医療」のニュース

「医療」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ