オリンパス、AIを搭載した内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-X」を発売

2024年2月19日(月)12時46分 PR TIMES

大腸内視鏡による診断の質の均てん化を目指した機能を搭載

オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、NBI(狭帯域光観察)※1モードで撮影された大腸の内視鏡画像をAIで解析し、検査中に医師の診断を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-X(エンドブレインエックス)」を2024年2月19日から国内で発売します。

▪発売の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/49310/table/180_1_5a6c95e4c72ba7f8cbe18eb773b30ab4.jpg ]
▪主な特長
1. 大腸病変に対して腫瘍・非腫瘍の診断支援を行い、治療要否判断をサポート
2. 幅広いラインアップ(290系/1200系/1500系等)のオリンパス製大腸汎用スコープに対応
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49310/180/49310-180-baecea03bf91f65790bdaec6cb55c53e-329x263.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-X」 診断画像イメージ
製造販売元はサイバネットシステム(株)です。

▪開発の背景
国立がん研究センターの調査によると、大腸がんは、国内がん罹患数第1位で男女ともに50代前半から増加傾向が報告されています。また、内視鏡による大腸病変に対する腫瘍・非腫瘍の鑑別の正診率は75-88%という報告※2もあり、大腸がんが増え続けているなか、早期発見、並びに、適切な診断に向けてAIによる診断支援のニーズも高くなっています。

オリンパスは 2019年に、内視鏡分野において国内で初めて薬事承認を取得したAI製品である「EndoBRAIN」※3を発売し、その後「EndoBRAIN-EYE」※4、「EndoBRAIN-Plus」※5、「EndoBRAIN-UC」※6を発売してきました。今回発売する 「EndoBRAIN-X」は、超拡大内視鏡の併用が必要な「EndoBRAIN」とは異なり、汎用スコープで診断支援ができることで、より幅広いユーザーに提供することができます。「EndoBRAIN」シリーズにより、大腸内視鏡検査における病変の検出から鑑別までの一連の工程を AI が支援し、内視鏡検査に携わる医療従事者の負担軽減を目指します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49310/180/49310-180-8f908e71a663373ab4d71594294338c6-1384x388.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▪主な特長の詳細
1. 大腸病変に対して腫瘍・非腫瘍の診断支援を行い、治療要否判断をサポート
粘膜表層の毛細血管やそのパターンなどを強調して映し出すNBI(狭帯域光観察)モードで撮影された大腸内視鏡画像をAIが検査中にリアルタイムで解析することで、腫瘍・非腫瘍の可能性を表示します。大腸病変の診断において、病理診断が腫瘍性である病変に対する感度97.9%※7の診断支援精度を実現しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49310/180/49310-180-91e806c6980e64676e3614ba9bf9a745-764x238.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2. 幅広いラインアップ(290系/1200系/1500系等)のオリンパス製大腸汎用スコープに対応
既に販売している「EndoBRAIN」は、超拡大内視鏡「Endocyto」のみに対応していましたが、「EndoBRAIN-X」は汎用スコープでも使用が可能であり、より幅広い施設にて使用することが可能です。

「EndoBRAIN-X」は、昭和大学横浜市北部病院、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学、サイバネットシステム株式会社により、AMED※8支援のもと研究開発された「EndoBRAIN-EYE」の技術を元に、開発されました。臨床性能試験を経て、サイバネットシステム株式会社が2023年1月17日に医薬品医療機器等法の製造販売承認を取得し、当社は同社から国内における独占販売権を取得しました。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

※1 狭帯域光観察(Narrow Band Imaging=NBI)。血液中のヘモグロビンに吸収されやすい 2 つの狭帯域の光を照 射することで、粘膜表面の微細な血管やその模様が強調表示される観察方法。
※2 参考文献:鶴田 修、辻 雄一郎、河野 弘志、他. 通常内視鏡下pit観察による大腸腫瘍・非腫瘍鑑別能の検討—5mm以下の病変を対象として. 胃と腸 1999;34: 1613-1622(横断)
Saitoh Y, Wama I, Watari J, et al. Can assessment of the surface structure of diminutive polyps by conventional colonoscopy and chromoendoscopy predict histological faindings? A prospective study. Gastrointest Endosc 1999; 49:68(コホート)
※3 腫瘍・非腫瘍の可能性を数値で示すことで、医師によるポリープの判別を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア
※4 大腸内視鏡検査中に病変が映っているかを解析することで、医師による病変の検出を補助する内視鏡画像診断支援プログラム
※5 非腫瘍・腺腫・浸潤がんの可能性を数値で示すことで、医師による浸潤がんの判別を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア
※6 潰瘍性大腸炎(UC:Ulcerative Colitis)の炎症状態を高精度に評価することで医師の診断を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア
※7 後ろ向き非臨床性能評価試験結果より
※8 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊さの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発見、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療水準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49310/180/49310-180-30087200ab4f1d85ba7b98d924ba1c0c-600x190.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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