バイオスティミュラント農業資材「スキーポン」韓国のハクサイ実証実験で収穫歩留まり率が20%増

2024年2月29日(木)16時46分 PR TIMES

アクプランタ株式会社(CEO代表取締役社長:金鍾明、本社・東京都文京区)は、自社開発のバイオスティミュラント製剤「スキーポン」を、韓国のハクサイ栽培に用いた実証実験で、収穫量の歩留まり率が20%向上したことをお知らせいたします。

弊社は2023年5月より、韓国江原道の高原地域の協力農家の圃場で実証実験を開始いたしました。ハクサイは、韓国でのキムチ作りに欠かせない野菜ですが、気候変動による気温上昇により、冷涼な高原でも従来よりハクサイの生育が難しくなっています。こうした現状から、「スキーポン」の散布で、どの程度生育や収穫量によい影響が出るかを検証いたしました。

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スキーポン処理したハクサイの生育の様子(左)と無処理区(右)の様子


実験では、定植前のハクサイ苗に500倍に希釈したスキーポンを2回灌注処理。慣行栽培の圃場のハクサイと、生育状況や収穫量を比較しました。すると、スキーポンで灌注処理したハクサイは、収穫まで育つハクサイの割合が約20%高いという結果になり、スキーポンがハクサイの高温へのストレス耐性を高めたことが示唆される結果となりました。

この成果を基に、韓国の高原地帯でのハクサイ栽培の安定化を目指すとともに、国内外でのスキーポンを活用した持続可能な農業の普及に努めてまいります。

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韓国江原道の高原地域の協力農家の圃場




バイオスティミュラント製剤「スキーポン」

[画像3: https://prtimes.jp/i/34827/11/resize/d34827-11-3fca0fcef2b8d795bba1-0.jpg ]


バイオスティミュラントは、「生物」(バイオ)と「stimulant」(刺激剤)を組み合わせた呼称で、農薬、肥料、土壌改良資材など、従来の農業対策に次ぐ技術です。植物が本来持つ作用を刺激することで、気候や土壌からのストレスやダメージへの耐性を高めます。「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用したバイオスティミュラントです。酢酸の作用で、植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持、節水に繋げます。


アクプランタ株式会社について

[画像4: https://prtimes.jp/i/34827/11/resize/d34827-11-af224c8a8f3081359cd0-0.png ]

創業者・CEO代表取締役社長の金鍾明が、理化学研究所の研究員だった2017年、学術誌「Nature Plants」に発表した、植物の乾燥耐性を高める酢酸の作用を活用したバイオスティミュラント資材「スキーポン」を開発したアグリバイオスタートアップです。気候変動や減農薬・減化学肥料の需要の高まりを背景に、国外では米国やウガンダなど14カ国で、スキーポンによる高温・乾燥対策の実証実験に取り組んでいます。国内ではJAふじ伊豆(静岡県)、群馬、愛知、和歌山の各県農業試験場、全国各地の農家、農業グループ、企業などと取り組んでいます。第6回 アグリテックグランプリ最優秀賞/第1回JAアクセラレーター優秀賞/AgriFood SBIRピッチ2023ビジネス構想最優秀賞、日本経済新聞社主催「超DXサミット インパクトピッチ」日経賞など、受賞多数。


お問い合わせ
アクプランタ株式会社 鈴木
e-mail: h.suzuki@ac-planta.com

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