― 「奨学ナプキン(R)2023」1年間の集大成となる最終アンケートを実施 ―奨学生の98.1%が「奨学ナプキンをまわりの人に勧めたい」と回答 支援の輪をさらに広げるため、2024年度奨学生の募集を決定!

2024年3月1日(金)11時17分 PR TIMES

「生理教育を充実させてほしい」「学校でも生理休暇を」…生理に関する課題は多数

「エリエール」ブランドの生理用品「エリス」を展開する大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区)は、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うプロジェクト「meet my elis」を2022年に始動。プロジェクトの一環として、さまざまな理由から生理用品の入手に困っている学生を対象に、生理用ナプキンを1年間無償で配布する「奨学ナプキン」を実施しており、2023年度も2,000名の学生への支援を行いました。2024年3月現在、20を超える企業・団体に賛同表明をいただいています。

今回は、1年を通じて行ってきた「奨学ナプキン」の効果や生理に関する課題を明らかにし、今後、より適切なサポートを行うことを目的に、「奨学ナプキン」や生理に関する最終アンケート調査を実施しました。調査では、1年間の奨学生期間を経て、98.1%が「奨学ナプキンをまわりの人に勧めたい」と回答。「奨学ナプキン」を受け取るようになって、「生理期間中も前向きになれた」「ナプキンを気軽に取り換えられるようになって衣類が汚れることが減った」「同じナプキンを長時間使い続けることがなくなり、かぶれることが減った」などの前向きな声が多数届きました。公立高校入試において、生理による体調不良も追試験対象になるなど、徐々に生理に関する課題は解決されつつあるものの、生理についての社会の理解については「まだ足りない」という声が多いのが現状です。アンケートでは「生理教育を充実させてほしい」「学校でも生理休暇を取得できるようにしてほしい」「生理用品を購入する際のサポートを強化してほしい」といった意見が多数見られました。
「エリス」は、2022年、2023年と活動を行い、生理に関する課題の多さを実感する中で、さらに支援の輪を広げる必要があると考え、2024年4月9日(火)から2024年度の奨学生を募集します。
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■「奨学ナプキン2023」最終アンケート調査
奨学生に選ばれた学生を対象に、1年間実施してきた「奨学ナプキン」プロジェクトや生理に関するアンケートを実施。小学生から大学生まで計1,170名の方に回答いただきました。

<調査結果トピックス>
1.1年間の奨学生期間を経て、98.1%が「奨学ナプキンをまわりの人に勧めたい」と回答
「生理期間中も前向きになれた」「衣類が汚れることが減った」「かぶれることが減った」など喜びの声が多数
2.生理に関する社会の理解は「どちらともいえない」が最多
「生理についてのニュースを目にする機会は増えたがまだ足りない」との声も
3.「痛みを先生や友達に理解してもらえず辛い」「金銭的に苦しい」…生理に関する切実な声が続々

ー2023年度「奨学ナプキン」最終アンケート調査結果ー
1.1年間の奨学生期間を経て、98.1%が「奨学ナプキンをまわりの人に勧めたい」と回答
奨学生を対象に、1年間の奨学生期間を終え、奨学ナプキンをまわりの人に勧めたいか尋ねたところ、98.1%と多くの方が「勧めたい」と回答。生理用品を受け取るようになってからの生活の変化を伺うと、「ナプキンがなくなるかもという不安や焦りがなくなり、生理期間中も前向きになれた」「ナプキンを気軽に取り換えられるようになって衣類が汚れることが減った」「同じナプキンを長時間使い続けることがなくなり、かゆみが出たりかぶれることが減った」「金銭的に助かった」などのさまざまな前向きな声が挙げられました。
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2.生理に関する社会の理解は「どちらともいえない」が最多
「奨学ナプキン」プロジェクト期間の1年間を経て、生理に関する社会の理解について変化の有無を尋ねたところ、「変化があったと感じる」もしくは「やや変化があったと感じる」と答えた方が51.8%という結果になりました。全体で見ると「どちらともいえない」と回答した方が32.1%と最多となっており、「無償のナプキン配布は増えたと感じるが、理解が深まっているとは言い難い」「生理についてのコンテンツは増えたが興味のない人まで情報が届いていない」などのコメントから、生理に関する社会の理解は“進みつつあるものの不十分だ”と考える人が多いことがうかがえました。
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3.「痛みを先生や友達に理解してもらえず辛い」、「金銭的に苦しい」…生理に関する切実な声が続々
最後に、“生理について今後社会に変わってほしいこと”を尋ねたところ、「生理の症状には個人差があることを知ってほしい」「生理による体調不良は甘えだ、ズル休みだ、といった考えをやめてほしい」といった生理に対する理解を求める意見が多く見られました。中には「生理でもプールに入れという先生がいる」といった声もあり、学生だけでなく教員に対しても生理教育が必要な実態がうかがえました。
その他、「トイレットペーパーと同じように、どのトイレにもナプキンが置いてある社会になってほしい」「生理用品は生活必需品なので購入費用を軽減してほしい」「被災時にも十分な量を配布できるようになってほしい」といった社会保障を求める声も多く見られ、生理による金銭面の負担が大きく、社会によるサポートが不十分だと感じている人が多いことがわかりました。また、「生理休暇がもっと使いやすくなってほしい」「生理で休む場合には欠席日数にカウントしないで欲しい」といった生理での休みに関する要望も見られました。2023年12月には、文部科学省から、公立高校入試において生理による体調不良も追試験対象とするよう全国に通知されるなど、徐々に生理による休みが認められるようになってきましたが、まだ不十分だと感じる方は多いようです。
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これらの調査結果を踏まえ、1年間の「奨学ナプキン」プロジェクトを通して奨学生の生活に前向きな変化を与えていることが明らかになった一方、生理の有無を問わず社会が生理について理解し、助け合える環境を実現するには、今後とも継続的にアクションを起こし続ける必要があります。
そこで「エリス」は、多くの前向きな意見をいただいた「奨学ナプキン」を通してより多くの方を支援すべく、2024年4月9日(火)から2024年度の奨学生を募集することを決定しました。今回のプロジェクトで明らかになった課題と向き合い、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うきっかけ作りをさらに進めてまいります。

<調査概要>
【対象者】 2023年度の「奨学ナプキン」奨学生
https://www.elleair.jp/elis/meetmyelis-shogaku/
【調査期間】 2023年12月1日(金)〜12月14日(木)
【調査手法】 アンケート調査
【サンプル数】 1,170名

ー2024年度「奨学ナプキン」概要ー
昨今、経済面や環境面などさまざまな理由で生理用品を手にすることが難しい「生理の貧困」が注目されています。そこで、ひとりひとりに寄り添うブランドの「エリス」は、生理用品の入手にお困りの学生を対象に、1年分の生理用ナプキンを3回に分けて無償提供する「奨学ナプキン」の取り組みを2022年4月から実施しています。多くの方からのご要望を受け、2024年4月9日(火)から特設サイトにて2024年度の奨学生を募集します。
【特設サイト】 https://www.elleair.jp/elis/meetmyelis-shogaku/
※募集要項などの詳細は、2024年4月9日(火)に特設サイトで発表予定です。

■賛同企業・団体 
「奨学ナプキン」は現在、20を超える企業・団体さまに賛同表明をいただいております。今後も多くの企業・団体さまからのご理解と共感をいただけるよう、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うきっかけ作りを続けてまいります。
【賛同企業・団体一覧】 ※以下は一例 ※順不同
ツルハドラッグ/くすりの福太郎/杏林堂薬局/アルカドラッグストア/大賀薬局/有限会社ひまわり/NPO法人Mama's Cafe/特定非営利活動法人ぎふ多胎ネット/.Style(ドットスタイル)/学校法人駒澤大学/4MOON/結企画工房株式会社/株式会社ポーラ/スギ薬局/株式会社スギヤマ薬品/LOHACO(ロハコ)(運営:アスクル株式会社)/ (株)マツキヨココカラ&カンパニー/(株)マツモトキヨシグループ/(株)ココカラファイングループ/イオン九州株式会社/株式会社ビー・アンド・ディー/ウエルシア薬局株式会社/印西市市民公益活動団体 Shake Hands

—本件に関する一般の方のお問い合わせ—
「エリス奨学ナプキン2024事務局」
MAIL:info@elis-shogaku.jp
受付時間:10:00〜17:00(土日祝日・年末年始を除く)
受付期間:2024年4月9日(火)〜2025年3月31日(月)
※お問い合わせはメールでの受付のみ。内容によっては回答に日数を要する場合もございます。

【参考】
ー「meet my elis」プロジェクトとはー
[画像6: https://prtimes.jp/i/1310/589/resize/d1310-589-281f741874b766012b50-5.jpg ]

「meet my elis」とは、「だれかではなく、あなたのそばに。」をブランドメッセージに掲げるエリスが、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うために発足したプロジェクトです。
「個人を大切にするブランドの志を知ってもらい、自分に合う生理用品を見つけてもらう」ことを生理のある方たちに理解・実感してもらいたいという想いから、「meet my elis」と名付けました。「meet」にはエリスの志/自分に合う商品との”出会い”、「my」には女性向けではなく”わたし向け”の意味を込めています。ブランドまたは商品との「新鮮な出会い」を生み出すことを大切にし、「奨学ナプキン」を始めさまざまな活動を行っていきます。

ーエリスについてー
■だれかではなく、あなたのそばに。
エリスは、「だれかではなく、あなたのそばに。」というブランドメッセージを掲げ、多くの生理のある方により自分らしい毎日を過ごしていただきたいという願いのもと、常識にとらわれず、ひとりひとりの価値観やライフスタイルに寄り添っています。

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