スキーポン散布の露地メロン 収量・糖度が向上

2024年3月2日(土)15時16分 PR TIMES

米カリフォルニア実証実験結果

アクプランタ株式会社(CEO代表取締役社長:金鍾明、本社:東京都文京区)は、米カリフォルニア州の露地栽培メロンの圃場での実証実験で、弊社が開発販売するバイオスティミュラント製剤「スキーポン」の散布区画のメロンの収量および糖度が向上した結果をお知らせいたします。

本試験は、2023年6月下旬、米カリフォルニア州のWoolf Farmingで開始。メロンの苗の根元に500倍に希釈したスキーポンを1回散布した区画と、散布しない区画との収量や糖度を比較しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34827/14/resize/d34827-14-f28ed69880e211f7c9f4-0.png ]

左:スキーポン施用区、右:対象区

その結果、両圃場の収穫個数はほぼ同じでしたが、スキーポンを散布した区画のメロンは、散布していない区画のメロンと比べて、1玉当たりの重量が平均15%増加、糖度(Brix値)も高いことが確認されました。スキーポンの散布により、植物の高温ストレスが軽減されたことで樹勢が伸び、果実の肥大につながったことが示唆されました。メロンの露地栽培は、日本ではあまり例がありませんが、海外では珍しくありません。本試験の成果を受け、他国での路地栽培メロンへの活用を広げてまいります。


バイオスティミュラント製剤「スキーポン」
[画像2: https://prtimes.jp/i/34827/14/resize/d34827-14-6f5f0ff42f8b9da2664e-0.jpg ]

バイオスティミュラントは、「生物」(バイオ)と「stimulant」(刺激剤)を組み合わせた呼称で、農薬、肥料、土壌改良資材など、従来の農業対策に次ぐ技術です。植物が本来持つ作用を刺激することで、気候や土壌からのストレスやダメージへの耐性を高めます。「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用したバイオスティミュラントです。酢酸の作用で、植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持、節水に繋げます。


アクプランタ株式会社について
[画像3: https://prtimes.jp/i/34827/14/resize/d34827-14-f60ffb24da76433456e3-0.png ]

創業者・CEO代表取締役社長の金鍾明が、理化学研究所の研究員だった2017年、学術誌「Nature Plants」に発表した、植物の乾燥耐性を高める酢酸の作用を活用したバイオスティミュラント資材「スキーポン」を開発したアグリバイオスタートアップです。気候変動や減農薬・減化学肥料の需要の高まりを背景に、国外では米国やウガンダなど14カ国で、スキーポンによる高温・乾燥対策の実証実験に取り組んでいます。国内ではJAふじ伊豆(静岡県)、群馬、愛知、和歌山の各県農業試験場、全国各地の農家、農業グループ、企業などと取り組んでいます。第6回 アグリテックグランプリ最優秀賞/第1回JAアクセラレーター優秀賞/AgriFood SBIRピッチ2023ビジネス構想最優秀賞、日本経済新聞社主催「超DXサミット インパクトピッチ」日経賞など、受賞多数。


お問い合わせ
アクプランタ株式会社 鈴木
e-mail: h.suzuki@ac-planta.com

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