障がいのある子どもたちへ、就労体験を通した“子どもたちの可能性を見出す場づくり”10年の足跡

2024年3月6日(水)13時0分 PR TIMES STORY

障がいのある子どもたちに“食”を通した就労体験の場を提供して10年の節目に、過去にこの活動にご参加いただいた子どもとご家族を招き座談会を開催。活動を振り返りました。

飲食事業や公園再生事業を経営する株式会社ゼットン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鈴木伸典、以下、当社)は、知的障がい児・発達障がい児を対象としたサーフィンスクールを行なっている認定NPO法人Ocean’s Love(所在地:神奈川県茅ヶ崎市、理事長:鈴木薫、以下、Ocean’s Love)の法人サポーターとして、2012年から支援活動を行なっています。

2013年からは、障がいのある子どもたちの明るい未来に向けたきっかけ作りとして、サーフィンスクールでの昼食作りを子どもたちと一緒に行なってきました。その後、同取り組みは当社の運営する店舗での就労体験「Aloha Table sharing ALOHA Spirt!」へと繋がり、過去6回実施し、2024年3月20日(水)にも日本橋髙島屋S.C.本館屋上のカフェ「FEEL GREEN CAFE」で7回目を実施予定です。

ノーマライゼーションな社会実現に向けて、障がいのある子どもたちに「就労体験を通して、仕事をする楽しさや大変さ、その先にある達成感や充実感を感じてほしい」との思いで活動を継続して10年目となった2023年12月に、これまでに参加した子どもたちとそのご家族を招いてBBQ座談会を開催しました。10年にわたる活動を振り返り、当社の掲げる「サステナビリティ ストラテジー」とともに俯瞰します。

株式会社ゼットンのサステナビリティへの取り組み

当社は2019年に「サステナビリティ ストラテジー」を発表しました。また、2023年度からは、中期経営計画「zetton VISION 23to26」を進めています。その経営戦略骨子として、サステナビリティへの取り組みを掲げており、その柱の1つに「人権・労働に配慮した社会実現への貢献」があり、Ocean’s Loveと協同の就労体験は、その中核となる活動です。

子どもたちの成長のきっかけと「今」の様子

2023年12月23日、東京都江戸川区の都立葛西臨海公園バーベキュー広場で、これまでに当社とOcean’s Loveの就労体験にご参加いただいた8名の方々とそのご家族とともに、BBQをしながらプロジェクトへ参加いただいたことによるご自身の変化や、現在の状況などについて座談会を開催し、意見交換を行いました。

10歳で参加された子どもが二十歳になるという時間軸のなかで、みなさんそれぞれに成長されていました。以下にご本人、ご家族の方からいただいた声をご紹介します。

***

●Nさん ベーカリー勤務

BBQ座談会の当日、大きな荷物を持ってご参加いただいたNさん。荷物の中身について、笑顔で説明してくださいました。

「僕が作ったパンで、『天使のパン』という名前です。みんなで食べてください!」

おいしそうなパンの入った袋には天使の絵が描かれたラベルが貼られていました。その絵もNさんご自身が描かれたそうです。Nさんのご家族によれば、「一度は就職したものの、就労体験のカフェで実際にお店で働いた経験が本人の中で強く印象に残っており、『食べ物を作る仕事がしたい』とパン屋さんへ転職しました」と、「食」を通じた体験がNさんの就職へ少なからぬ影響をもたらしたとお話くださいました。Nさんは、座談会BBQでも率先して、調理をご担当いただきました。

●Sさん 幼稚園勤務

Sさんはもともと人とのコミュニケーションが苦手だったそうです。そんなSさんですが、就労体験を経て、変化があったとご家族はお話くださいました。

「引っ込み思案なところがありますが、ゼットンの就労体験で参加されたゼットンのスタッフの方々と一緒に取り組んだことで、コミュニケーションの大切さを感じてくれました。それから、サーフィンスクールで小さな子どもたちと関わるなかで、子どもをお世話するのが好きになり、そのことがきっかけで今は幼稚園で働いています」

現在は、幼稚園の清掃や園児が遊ぶおもちゃをきれいに除菌するといった仕事に就かれているそうです。

●Tさん 就職活動中

特別支援学校では、高校2年、3年になると就職へ向けた職業訓練がはじまります。学校の先生方も生徒たちのやりたいこと、できることを懸命に模索して就職先を探します。Tさんはアロハテーブルの就労体験で接客を担当したことから、「人と接することが好き」になったそうです。そんなTさんについて、ご家族がこう話されていました。

「就労体験をするまでは、『うちの子に接客は難しいのでは』と思っていました。本人もカフェに興味はあったものの、仕事となると流れ作業的なことしかできないと自分でも考えていたようですし、家族としてもそういう考えの枠に囚われていたように思います。ところが、就労体験で接客を経験し、人と接することの楽しさを知ったことで、将来の道が広がりました。いまは本人も家族も、前向きに考えられるようになりました」

***

障がいのある子どもたちの可能性は、周りにいる大人や社会が思う以上に大きいのではないかということに、今回のBBQ座談会を通して、あらためて感じました。また、これからも引き続き就労体験を「子どもたちの可能性を見出す場」にしていなかなけ

ればならないと思いを新たにする機会となりました。

今後も障がいを持つ子どもたちの健やかな成長をサポートし、また障がいを持つ人たちやご家族への差別のない住みやすい社会実現に取り組むOcean’s Loveの法人サポーターとして、さまざまな活動に取り組んでまいります。

第7回 zetton×Ocean’ love 就労体験「ミライヅクリカフェ」開催概要

2024年3月20日に7回目となるzetton×Ocean’ love 就労体験プロジェクトとして、障がい児が運営するカフェ「ミライヅクリカフェ」を開催します。難しいであろう飲食店の営業をできる限り子どもたちだけの力で行います。準備から調理、盛り付け、注文、提供、会計、すべてを経験してもらい、子どもたちやご家族の方にとって新たな可能性を感じていただく場を作ります。

・開催日:2024年3月20日(水)祝日

・開催場所:東京都中央区日本橋2丁目-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館屋上

      フィールグリーンカフェ内

・参加費用:1,500〜1,700円(税込)

      ※当日ご来店時にランチ3種類からお選びいただきます。

・参加方法:要予約

■ご予約

下記サイトよりご予約のうえ、当日ご来店ください。

https://forms.gle/oTLZrpcv8Lex63d78

・12時/12時半/13時/13時半/14時のお時間で予約をおねがいいたします。

・ご来店時に販売メニュー3種より選んでいただき、ご注文メニューを飲食後にお会計をしてください。

■注意事項

・お時間ごとに定員を設けますのでご了承ください。

・当店舗の趣旨をご理解の上ご参加いただきますようお願いいたします。


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