2024年度 ACY アーティスト・フェローシップ助成 募集開始!

2024年3月7日(木)15時47分 PR TIMES

アートと地域をつなぐ助成プログラム

アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、運営:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)では、アーティストを育成し、キャリア形成を支援するための助成プログラムを2016年度より実施しています。この度、日々新しい表現を追求し、構想を磨き、創作活動に励むアーティストを対象とする「2024年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成」の募集を開始します。

採択されるアーティストは、活動の一環として、横浜各地での短期滞在を行います。市民に身近なコミュニティ拠点で、地域住民とアーティストが交わり、コミュニティの活性化や地域の魅力の顕在化、人を惹きつける新たな価値創造につながることを期待しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-dbd9bd716d39c1f5ba76-0.jpg ]

ACYは、アーティストにとって、横浜の風土、歴史、文化を調べることや、滞在を通じて人々と会話を交わし、触れ合うことが、作品の成熟や創作アイデアの発見などにおいて良い影響をもたらすと考えています。都市・横浜の環境を応用し、卓越性ならびに文化的多様性を有する芸術的価値を追求するアーティストの行動が、芸術に関心のない方が地域の身近な場所で芸術に関わるきっかけとなり、ささやかでも何かしらの変化を起こすよう期待しています。
このプログラムを通じて、アーティストは、必要な資金やネットワーク、新しい表現や活動の場所の獲得し、自身のキャリアアップを目指します。また、ACYは横浜各地において人を惹きつける新たな価値創造を目指し、地域の文化の多層化と複合化に取り組みます。
日々新しい表現を追求し、構想を磨き、創作活動にはげむアーティストを対象とし、地域に開いたユニークな活動をするコミュニティ拠点に、自らの表現を追求するアーティストが入りこむことで起きる予測不可能な化学反応を一緒に楽しみましょう。

申請方法など、ご不明な点についてはお気軽にご相談ください。

(注意事項)本制度は、3月に開催される横浜市会による承認をもって正式に予算が確定するものです。

概要


〇 対象となる方
趣旨にある活動を行い、かつ、以下の条件をすべて満たすアーティスト個人
・美術、舞台芸術の分野において活動するアーティスト
・過去のACYによる助成プログラムにおいて、申請者として採択されたことがないこと

○ご提案いただく内容
下記すべてを含むキャリアアップにつながるリサーチや滞在制作、作品発表など、対象期間における創作活動。申請書(様式1)にてご提案ください。
1 対象となる期間を通じた創作活動
2 ACYが指定する横浜市内の拠点での滞在(最短6泊7日)
 滞在拠点は、申請内容に応じて、ACYがマッチングを行います。
3 地域住民と交流する活動(公演、展覧会、試演会、ワークショップ、トークイベントなど)
 滞在拠点の近隣にて実施してください。
 実施にあたっては、ACYおよび滞在拠点と調整のうえ、会場を選定し、ACYが運営をサポートします

○対象となる活動期間
2024年6月1日から2025年2月末日まで

○助成額
1,000,000円(定額)
・助成金支出計画書にて、使用用途を明記してください。
・助成額には、滞在拠点の施設利用料、レジデンス料、地域住民と交流する活動の費用を含みます。
・助成金支出計画書では、施設利用料およびレジデンス料は8,000円/1日で計上してください。
 ※実際の施設利用料およびレジデンス料は拠点によって変動します。
・助成期間終了後に請求根拠書類(領収書や請求書等)を提出していただきます。
 ※請求書および使途を明記した前払金申請書を提出することで、最大80%の前払いが可能。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/1082_1_2ac46fe6528b968feb74e61e04e1265c.jpg ]


○サポート内容
採択者へは、ACYが下記のサポートを行います。
・相談、情報提供
・ACYの持つ人的ネットワークの活用
・滞在拠点における活動の支援
・ACY HP等、財団が持つ広報ツールを活用した広報協力
・滞在の様子や展示・公演風景、レビュー等を掲載した記録冊子の作成・謹呈

滞在について


○滞在日程
・2024年6月上旬〜2025年2月下旬の期間内でACYが指定する拠点に、連続する6泊7日以上滞在してください。
・6泊7日を超えての滞在を希望する場合は、連続した期間でなく、分割しての滞在も可能です。
 分割する場合でも、一度は連続する6泊7日以上を満たす必要があります。
・通える範囲にお住まいでも、上記の条件は変わりません。
・申請書(様式1)「3-1対象期間中の活動計画」に滞在希望日程を記載してください。
・実際の滞在日程は採択決定後、ACY・滞在拠点と調整のうえ決定いたします。
 申請時のご希望に添えない可能性もあります。

○滞在生活
・ACYスタッフおよび滞在拠点スタッフが滞在をサポートします。
・原則、滞在拠点もしくは付近の施設にてレジデンスしていただきます。
・レジデンス手配はACYが行い、施設利用料およびレジデンス料は採択者が支払います。
・滞在期間中の保険は採択者の責任において負担・加入していただきます。

○滞在拠点
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左近山アトリエ131110
https://131110.art/
大規模団地、左近山団地内ショッピングセンターの店舗を活用したアート拠点。ギャラリー・ワークショップ・カフェなど、屋外の広場とも連携し様々な活動を展開している。




[画像3: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-59d75c01d1ad59635073-2.jpg ]


アートスタジオ アイムヒア
https://www.iamhere-project.org/artstudio/
アイムヒア プロジェクトと株式会社泰有社の共同運営によるオルタナティヴスペース。さまざまな展覧会/イベント/レジデンスプログラム等を実施している。




[画像4: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-6df783e9843f7315f693-3.jpg ]


ARUNŌ -Yokohama Shinohara-
https://u-aruno.com/
新横浜駅近くの旧横浜篠原郵便局を活用した文化複合拠点。「未知への窓口」をコンセプトにしたシェアスペースやカフェ、ポップアップテナント等からなる施設。




[画像5: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-eb0601257268639f7580-4.jpg ]


Murasaki Penguin Project Totsuka
https://www.mpptotsuka.com/
2022年9月にオープンしたパフォーミングアーツとマルチメディアアートの新しい拠点。ダンスや演劇、音楽、映画など、さまざまな形態の作品発表が可能。




[画像6: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-b6b6c761c4adbd304af3-5.jpg ]


Co-coya
https://linktr.ee/cocoya_nakayama
空き家をリノベーションした職住一体型の地域ステーション。土壁や漆喰、草屋根など自然を感じさせる改装手法が活かされ、多種多様な活動が繰り広げられている。




選考について


○選考方法
専門家による助成審査会を設置し、書類および面談選考を行います。
一次選考通過者のみ、二次選考を実施します。
一次選考の結果は、一次選考通過者にのみ2024年5月9日までに電子メールにて連絡します。

一次選考:書類選考
二次選考:面談選考(開催日:2024年5月18日 午後)※オンライン会議システムでの実施を予定
※面談選考は、展覧会や公演の本番などのやむを得ない場合を除き、原則ご参加ください。

選考結果は、採択・不採択に関わらず、2024年5月下旬ごろ、すべての申請者に電子メールにてご連絡します。

○審査員(五十音順)
天野 太郎(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)
岡本 純子(公益財団法人セゾン文化財団 シニア・プログラム・オフィサー)
野上 絹代(振付家・演出家、多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科専任講師)
長谷川 新(インディペンデントキュレーター)
藤原 徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ代表、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)

○選考のポイント
1 助成趣旨を理解した提案になっているか。
2 芸術としての手法や形態、また思想や題材等、優れた発想や独自性を有しているか。
3 横浜で滞在をしながら創作または発表することの意義を有しているか。
4 計画および資金使途が明確であり、活動規模やスケジュールが適切か。

申請について


○申請締切
2024年4月9日(火)23時59分必着

○申請方法
以下の提出書類を、電子メールにて、申請アドレス(acy_grants@yaf.or.jp)までお送りください。
申請書(様式1)はウェブサイト(https://acy.yafjp.org/grants/2024/93029/)からダウンロードいただけます。
※メールの件名を「ACY アーティスト・フェローシップ助成 申請」としてください。
※メール本文に1.申請者名 2.電話番号を明記してください。
※メール送信後、一週間以内に事務局から返信がない場合は、必ずご連絡ください。
 事務局からの返信メールがない申請は、審査いたしません。
※データサイズが大きい場合(目安として5MB以上)は、ファイル添付でなく、安全性が確保でき
るオンラインストレージ等をご活用ください。

○提出書類
1申請書(様式1)
 ※エクセル形式でご提出ください。(ロック等かけないでください)
 ※「助成報告書」以外のシートをすべてご記入ください。
2 ポートフォリオ(活動内容がわかる画像を含む)
 ※舞台芸術分野での応募は、最近の主要な作品の映像資料1つを含む
 ※映像は、データではなく動画共有サイト(youtube、vimeo等)のリンクにて提出
 ※15P以内、20MB以内に収めること
3 申請者の顔写真1点
 ※採択時、広報資料としても使用します。クレジットがある場合は合わせてお知らせください。(和/英併記)
4 自作について新聞、雑誌、ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの(任意提出) 
 ※15P以内、20MB以内に収めること

○説明会
本プログラムについての説明会を下記日程にて開催します。募集要項の説明や、特徴・仕組み、滞在拠点についてお話いたします
・開催日時
 第1回:2024年3月13日18時30分〜19時30分
 第2回:2024年3月27日18時30分〜19時30分
・開催方法
 Zoomミーティングによるオンライン開催を予定しています。
・申込方法
 申込フォーム( https://forms.gle/8j2MY5s5nVh6Qqkh8 )よりお申込みください。
 ※各回とも、開催の1時間前までにお申し込みください。

(参考)2023年度 ACYアーティスト・フェローシップ助成 採択者の活動の様子



[画像7: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-d979701eb8acbf6c07bb-6.jpg ]


加藤 立(アーティスト)
築60年の民家を改修したコミュニティスペースCo-coyaに、9月と11月の2回に分けて滞在しました。滞在中、人類の顔面に抽象絵画が取り憑いた『Abstract Face』シリーズをオープンな空間で展示し、作品のコンセプトやストーリーを伝えながら、来場者と密な関係性を築き、9月の滞在時に出会った地元住民をモデルにして制作した作品を11月に展示しました。


[画像8: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-012480dba194c1b6c48e-7.jpg ]

坂本 夏海(アーティスト)
パフォーミングアーツとマルチメディアアートの新しい拠点Murasaki Penguin Project Totsukaを活動の中心とし、アートプロジェクト『Dismantling Motherhood』を展開。「母」という言葉を解体し、母親業がもつ「他者をケアする能力」をひらくことを目指したこのプロジェクトでは、公募で集まった6名の横浜在住の母親たちと、ワークショップや座談会など、クリエイティブな複数の実践を行い、映像作品を制作しました。

[画像9: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-3000622a882fce4e72ce-8.jpg ]

私道 かぴ(作家、演出家)
左近山団地内ショッピングセンターの店舗を活用した左近山アトリエ13110に滞在中、 約100名の住民から聞き取りをし、その土地に住む人々の過去・現在・未来と左近山の歴史を重ね合わせた24編のテキストを執筆。
テキストやコラムを掲載したリーフレットの配布、俳優が朗読した音声の再生、抜粋したテキストを用いた展示と、3通りの方法で体験できる『団地のこえ』は約1か月展示し、多くの来場者が思い思いの方法で楽しむことができました。

[画像10: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-c4cd6fbd654254b19259-9.jpg ]

山岡 瑞子(映画作家/ア-ティスト)
9月に旧横浜篠原郵便局を活用した文化複合拠点ARUNŌ -Yokohama Shinohara-にて、ニューヨークを拠点にしていた際に撮影した写真を初めて展示しました。
また、12月には『Maelstromマエルストロム』の劇場公開にあわせて、黄金町高架下スタジオSite-Aギャラリーにて個展を開催。映画にも登場する、現在までに制作した作品群を俯瞰できる展示となり、アーティストとしてのキャリアを提示することができました。

[画像11: https://prtimes.jp/i/14302/1082/resize/d14302-1082-6c0d0f775ed3c2cd13c2-10.jpg ]

ユニ・ホン・シャープ(アーティスト)
アートスタジオ アイムヒアを拠点に、パフォーマンス作品『Violet』へ新しい視点を得るためのリサーチを中心に活動を展開。多様なコラボレーターをむかえたオープン・リサーチ「横浜をグラグラ歩く会(グラ会)」では、リサーチから得た情報をもとに横浜のまちなかを歩いて巡りました。また、歴史と現代を交差させながら植民地主義的暴力とそのトラウマからの回復について再考する『Violet』についてYPAM Exchange内にてプレゼンテーションを行いました。

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