「物流の2024年問題」に備えネッツトヨタ熊本と車両配送効率化システムの開発を本格スタート

2024年3月26日(火)10時46分 PR TIMES

他社系列のディーラーも利用する自動車配送のプラットフォーム化を目指して

テクノロジーの力で物流の効率化を実現する株式会社シマント(本社:東京都中央区、代表取締役:和田 怜、以下「当社」)はネッツトヨタ熊本株式会社(本社:熊本市東区、代表取締役:井上雄一朗、以下「ネッツトヨタ熊本」)と共同で自動車の配送を大幅に効率化するためのシステム開発を本格スタートします。すでに実証実験を開始しており、大幅な効率化を実現しています。今後、ネッツトヨタ熊本で実証実験を重ねた後、熊本県内の他社系列の自動車ディーラー、さらには系列問わず全国の自動車ディーラーにも利用を呼びかけていきます。まさに系列・地域の垣根を超えた「車両配送のプラットフォーム」を目指します。
「物流の2024年問題」とは
「物流の2024年問題」とは、働き方改革関連法によりドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで生じる問題のことです。時間外労働が制限されることで、ドライバー1人当たりの走行距離が短くなり、物流に支障が生じることが懸念されています。物流業界以外では働き方改革関連法にすでに施行されているのですが、物流業界では業務の特性などから適用が猶予されてきました。ですが、2024年4月から物流業界でもついに実施されることになります。
自動車配送の現状と課題
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28636/11/28636-11-697938b84c5c316d4dbfc0d39bb26bb5-3133x1366.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自動車配送の現状は決して効率化されたものとは言えません。配車計画は電話やFAX 、紙の帳票などを基に手書きで作成されています。また配車計画自体も「行きの便」のみを考えたものであるため、「帰りの便」は空車状態が目立つなど非効率なものとなっています。そして配車を終えた後の実績処理も紙・手作業で行われています。ですが、こうした非効率な配車の改善は「物流の2024年問題」、さらにドライバーの人手不足などもあり、自動車業界として喫緊の課題となっています。

そこで当社はネッツトヨタ熊本と共同で、自動車配車計画作成のDX化と大幅な効率化に取り組むこととなりました。
開発を目指す自動車配送システムの概要
今回、開発するシステムは大きく4つの配送プロセスの改善を行います。具体的には「1. 積載車の情報連携」「2. 配車計画の作成」「3. 配送」「4. 配送実績管理」です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28636/11/28636-11-925141cf34030c9ba2beb7723f6e937e-2968x928.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実証実験の途中経過
これまではネッツトヨタ熊本では1日に約 40 台の車を約 13 往復かけて配送していました。また、配車計画の作成には約 60 分かかっていました。今回、開発を目指しているシステムの一部機能を用い、実証実験を行いました。途中経過としては、配送便数はほぼ同数ながら、配車計画の作成時間を「手書きの約 60 分」から「アルゴリズムによる自動作成で約 10 秒」と大幅な短縮を実現できました。配送便数に関しても、現状の手書きの配車計画にはアルゴリズムで想定外だった配車条件が含まれていたことから、これらをアルゴリズムに組み込むことで改善可能とみています。
今後の展望
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28636/11/28636-11-c502fb058e6c7c4170efacfa7ed8ba84-3312x1423.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ネッツトヨタ熊本と共同で、実証実験を重ねながらアルゴリズムの精度向上を計り、システムの改善に取り組んでいきます。その次の段階としては、この開発したシステムをネッツトヨタ熊本と共同で熊本県内の他社ディーラー、さらには全国のディーラーに利用を働きかけていきます。他社ディーラーも共同で利用することで、系列を超えた車両の共同配送が可能となります。これにより、日本全体の車両配送を大幅に効率化し、温室効果ガスの削減も期待できます。当社、そしてネッツトヨタ熊本が共同で開発し展開していく今回の車両配送システムによって、自動車メーカーの系列、そして地域を超えた「車両配送のプラットフォーム」構築を目指していきます。
ネッツトヨタ熊本について
本社: 熊本市東区新南部6丁目3番125号
代表取締役社長: 井上 雄一朗
社員数: 326名(2023年1月現在)
電話番号 : 096-382-1234
URL: https://www.netz-k.com/
株式会社シマントについて
略歴:代表取締役・和田 怜(わだ さとし)
早稲田大学卒業後、みずほ銀行に1期生として入行。本部の企画業務担当時代に、部門間で異なる仕様の書式、膨大な量の紙の書類など、巨大組織でのシステム導入を阻む壁を身をもって経験する。同時に、日本の大企業は生産性を高めるために、データ活用とDX化を強力に推進すべきことを痛感。このときの経験をきっかけに、データ活用とDX化で物流の効率化を目指すシマントを起業。本社: 東京都中央区日本橋3-3-2 Bizflex東京八重洲 7階
代表取締役: 和田 怜(わだ さとし)
事業内容: SImount DWH、物流系ワンストップソリューション(配車業務プラットフォーム、TMS、物流DXコンサルティング、アジャイル型システム開発など)
URL: https://simount.com/

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