北商物流、フィリピンへの支援事業である橋梁施設建設の完了を発表

2024年3月27日(水)12時46分 PR TIMES

軽貨物事業者が行う『支援が届かない地域への脆弱な物流インフラ整備』支援現地住民の生活の質を向上させ、貧困からの脱却を図る一助に

北商物流株式会社(本社:東京都北区代表取締役 瀬戸口敦)は、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン様を通じ、フィリピン共和国北サンボアンガ州における橋梁建設プロジェクトが竣工と地元への引き渡しによって完了したことをお知らせします。
これまでも弊社は、ワールド・ビジョン・ジャパン様の趣旨に賛同し、未来ある子供たちの学習機会創出などへの支援を行って参りました。今回のプロジェクトは、持続可能な社会の実現を目的に、誰もが安全かつ快適に使用できる橋を設置したもので、譲渡式は2022年12月8日(木)現地において開催されました。2022年1月から始まった本プロジェクトは、橋の竣工をもって地元自治体へ今後の橋の維持管理を引き継ぐことになります。

なお、本プロジェクト並びに地元の方々の声を短くまとめた動画は下記よりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=KFCUOm3kjqE

今回支援を行ったフィリピンのミンダナオ島では、1960年代から長く続いた国内における武装闘争により、多くの人々が命を落としました。その後の和平プロセスが難航する中で、同島はフィリピン国内で最も開発の遅れた地域となり、現在も住民の生活に必要なインフラが不足している状況です。
橋の建設を行った地域の貧困率は、70.5%*1と極めて深刻な状況とされており、北サンボアンガ州内で最も貧困率の高い地域の一つとなります。この要因として、劣悪なインフラ環境が挙げられます。整備対象となる地域の道路は、晴天時でも川が道路を横断する形で流れており、ひとたび雨などにより川が増水した際には、歩行での通行や地域住民の主な交通手段であるバイクでの通行はたちまち困難になります。また、地域の主たる産業である農業も、町の主要な市場から約18キロも離れており、インフラが整わないことにより充分な経済活動が行えず、経済機会の損失にともなう収入低下の原因にもなっています。同時に、川が増水し流れが速くなった水によって子どもたちが流され、溺死してしまう危険があることなどから、学校への通学をあきらめざるを得ない子どもたちもいます。

譲渡式当日は、現地が今なお渡航制限のかかる地域であることから、ビデオメッセージという形で北商物流株式会社代表取締役 瀬戸口敦も登壇、本プロジェクトに至った経緯と目的及び想いを地元住民の皆さまへお届けしました。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123693/4/123693-4-227626972705dc060d8a3f3665351a1b-1334x601.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]譲渡式の様子(スクリーン:瀬戸口敦 北商物流 代表取締役)[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123693/4/123693-4-b6194701c5723c12e5146d539db7d631-909x473.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]完成した橋梁と地元住民たち
※掲載するすべての写真提供:ワールド・ビジョン・ジャパン

北商物流の代表取締役瀬戸口敦は次のように述べています。
「この度ワールド・ビジョン・ジャパン様を始めとした多くの皆様のご協力もあり、フィリピンという異国の地に橋と道路という社会インフラを建設出来た事を大変嬉しく思います。
 当初はSDGsの一環として何か出来ることはないかと思い、スタートした支援事業でした。弊社としては、ただ募金の様な形で支援をすることは望んでおらず、弊社事業と通じる何かをと模索しているなかで、今回の『フィリピン共和国北サンボアンガ州における橋梁建設プロジェクト』のお話をいただきました。
  今回のプロジェクトにより、現地地元住民の皆さまの生活が良くなる事で、親御さんにも心の余裕が生まれ、お子さんの就学率が上がる事を期待するとともに、河川氾濫による危険な事故が一件でも減ってくれる事を切に願っております。
 今の日本では軽貨物運送事業の社会的地位はまだまだ低く、適正な料金をいただけていないなどの問題もあり、SDGsにまで目を向ける事が出来ない企業が多く存在します。
値上げではなく適正な料金をいただき、その利益の一部でこのような支援事業に踏み出す同業他社がもっと増えていけば、結果として業界全体の社会的地位向上の一翼を担えるのではないかと考えております。
 弊社の様な中小企業かつ収益性の低い軽貨物運送業者が、一社単体でも『異国の地でのインフラ建設という支援活動』にチャレンジ出来るという事。そして、健全な経営を続ける事で大きな事も成し遂げられるという事。この2点を達成出来た事に大きな意味があると感じております。
弊社はこれからも『人に寄り添う物流企業』として、さまざまな形で社会や困っている方へ、国境を越えた支援を実現できる企業を目指して参ります。」

ワールド・ビジョン・フィリピンのプログラム・オフィサー、ローズヴィラPカバサグ氏は次のように述べています。
「サンボアンガ州バランガイのコミュニティとワールド・ビジョンを代表して、橋梁建設支援事業の多大なご支援をいただいた北商物流株式会社様、特に瀬戸口敦社長と社員の皆さまに心から感謝を申し上げます。
バランガイの住民は、この支援事業から多くの恩恵を受け大変感謝しています。道路整備のおかげで、農家の人々は地元の農産物や商品を近くの市場に容易に輸送できるようになりました。また、アクセスが良くなったことで、この地域に住む家族の経済状況も改善されました。何よりもバランガイの子どもたちが、雨期の洪水を心配することなく、安心して道路を渡って通学し帰宅できるようになりました。
私たちは、次世代がこの支援の恩恵を受け続けられるように、コミュニティの人々とともに、橋梁建設支援にて設置いただいたボックスカルバートを適切に維持管理していくことを約束します。
改めまして、北商物流株式会社様、温かいご支援を本当にありがとうございました。ワールド・ビジョンが支援を提供するコミュニティにおいて、子どもたちの健やかな成長を促進するために、今後も日本とフィリピンの間に実りあるパートナーシップが結ばれることを楽しみにしています。」

*1:出典:フィリピン統計局 2012 Municipal and City Level Poverty Estimates

■ワールド・ビジョン・ジャパンについて
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
※詳細は、 https://www.worldvision.jp をご覧ください。

■北商物流について
北商物流は、クライアント企業とともにさまざまな課題を解決するため、プラスαの「付加価値」を提案し、目に見える結果を出すことを実践する「物言う運送屋」です。また、クライアント企業と同時に従業員を守り育てることを第一に掲げ、業界では初となる試みとして応用行動分析学の権威である明星大学心理学部心理学科教授竹内康二氏とトップパートナーシップ契約を締結するなど、人に寄り添う物流企業を目指しています。
詳細は、 https://hokushow.com/ をご覧ください。

PR TIMES

「物流」をもっと詳しく

「物流」のニュース

「物流」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ