超大手企業に「結婚式の挨拶専門役員」がいる意味深な理由
2024年3月30日（土）6時0分 ダイヤモンドオンライン
超大手企業に「結婚式の挨拶専門役員」がいる意味深な理由
年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA（フィディア）の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。
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超大手企業に結婚式の挨拶専門の役員がいる！
CROをつくろうと思ったきっかけは、超大手企業のエピソードにある。
なんとその企業には、結婚式の挨拶専門の役員がいるというのだ。
その担当者は一年中、超大手企業に勤める社員の結婚式の挨拶だけを行っている。
結婚する社員のデータを調べ、具体的に本人の仕事ぶりをほめながらスピーチしてくれる。
結婚式の参列者はその会社の役員がスピーチしてくれたことに感激し、その会社の商品購入につながるという。
取引先同士を仲間にする仕事
「それしかやらない役員って確かにありだな」と思い、僕らの会社ではCROが生まれた。
CROの橋本は気持ちのいい人間で絶対にウソをつかない。 役員会後の飲み会でも、飲みすぎて失敗した話や、先に酔っ払ってしまい超大物を怒らせた話などを包み隠さず報告してくる。
それが逆にカッコいい。
しかも一度大ゲンカした相手でも、何回も謝りに行って関係を修復してくる。
この男の人間力にはなかなかかなわない。
橋本は取引先同士を仲間にする仕事もしている。
「イキのいい若手経営者がいるんですけど、紹介していいですか」 と、大企業の社長とスタートアップの社長との食事会を開催した。
スタートアップの社長からは大企業の社長と飲みに行けたことに感謝されるし、大企業の社長からは勢いのあるスタートアップの話を聞けたのは面白かったし投資対象になったと大いに感謝されている。
（本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです）
