株式会社可児自動車学校 不登校児やその家庭を支援する団体「一般社団法人居場所を考える会」を設立

2024年3月31日(日)15時46分 PR TIMES

〜 多様性の時代、地域における不登校児童やその親への支援作り等を地域企業として考える 〜

 株式会社可児自動車学校(本社:岐阜県可児市、代表取締役社長:坂崎雄介)は、長年地域の子ども達へ安全教育を行ってきた経験から、近年社会課題となっている「不登校児童の居場所」や「不登校児童を持つ親を支援する場所」について調査・研究・支援する団体を設立することをお知らせいたします。安心安全なまちを創るため、より公益性の高い立ち位置で行政や地域団体と連携して社会問題・地域課題を解決していこうと考えております。地域に根付く企業として、豊かで住みやすいまちに繋げてまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/133630/2/133630-2-e71e826f0715ad6d022b17df4396b7e8-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]全国的に不登校児童数が増えており、その家族を含めた総合的な支援について議論がされております。
◆新団体設立の背景
 弊社は40年以上可児市を中心に地域の安全教育に関わらせていただいております。教育指導を行う対象は高校生を中心にした子ども達ですが、お客様が自動車学校に入校する際にはその親御様と交流させていただきますし、近年では高齢者の皆様に免許証の更新に必要な講習をさせていただいております。また、業務の関係から警察署や消防署、市役所、学校など多くの行政機関の方々とも長くお付き合いをさせていただいております。このような立場から、今地域に起きている問題や課題に触れる機会も多く、ご相談を受けることもありました。
 可児市が令和5年1月より「公民連携ワンストップ対話窓口」を設置されたこともあり、弊社は昨年の春から社会問題や地域課題について何度か意見交換をさせていただきました。その際、可児市でも近年「不登校児童の居場所作り」や「不登校児童を持つ親の支援」について、かなり危機感を持って動こうとしていることが分かりました。そこで弊社は全国各地の自治体が検討している支援動向や内容の調査を行い、また、東海地域を中心にフリースクールをはじめとした子ども達を支援する団体を訪問し、現場の様々な声を直接聞いてまいりました。その中で理解したことは、非常に多くの自治体が喫緊の課題であるにもかかわらず、行政支援の内容や線引きに苦慮していることです。可児市においても同様で、既に地域のボランティア団体や親の会などが動いていることや市の教育大綱との両立など、様々な課題を”今”解決しなければいけない状況であることも理解できました。
 可児市との対話や調査の中で、弊社がこれまでお客様と触れ合う中で見てきた「子どもと親の関係」や「表に見えない家庭状況」が、不登校児童や不登校児童を持つ家庭への対策という話題に繋がるものがあるとも感じ、弊社にとっても重要な課題であることを気づかされました。こういった観点から、市が考える「多様性の時代に合わせた子どもや親の居場所が必要」という課題について、弊社でも課題意識を持っていくべきだと至りました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/133630/2/133630-2-da75d8a47fc982090c6e70cc276200de-3578x2455.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]子ども達の居場所だけでなく、親世代の居場所にも目を向ける必要がでてきています。
◆新団体の名称と由来について
 上記の背景から今回の動きに至りますが、弊社では他にも地域課題に取り組んでおります。例えば、「外国籍の方々に対する交通安全教育」や「多文化が共生できるまちの創出」です。弊社のある可児市は、全国でも有数の外国籍の方々が多く住むまちです。30年以上前から外国籍の方々がまちに住み、学校に通い、地域経済に関わるなど、今では地域に深く溶け込んでいます。弊社は20年前から外国籍の子ども達に安全指導をしたり、外国籍の親御さんの自動車免許取得を支援したりしてきました。その結果、弊社は今、可児市国際交流協会の会員企業であり、多文化共生を進める協会の理事も務めさせていただいております。
 その中で「外国籍の方々の居場所支援」が重要な地域課題の一つになっていることも承知しておりますし、不登校児童支援の課題同様、外国籍の子ども達及びその家庭への支援も行政としては難しい判断が求められることも深く理解しております。今回の可児市との対話の中で、地域に住む人への支援がこれほどまでに悩ましいものなのか、と改めて気づかされました。
 地域の小さな自動車学校が、地域に住む方々の課題や問題を直接的に解決することは簡単ではないと思っています。しかし、人口が減少する未来が分かっている中、地域社会を維持継続していくために今動かなくてはなりません。不登校児童や不登校児童を持つ親の支援、外国籍の方々の支援により関わることで、弊社が理想としている「安全なまちを創る」に繋がっていく可能性があります。こうした背景から、この度「一般社団法人居場所を考える会」を設立することとなりました。株式会社可児自動車学校とは別団体として、不登校児童及び不登校児童を持つ親の支援や家庭の調査支援、フリースクールを含む居場所の企画支援など、既に活動されている方々との連携やその支援を中心に活動してまいります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/133630/2/133630-2-c7ef9b96ac12ae565bb57624589ee8a4-3900x3118.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]人々の居場所を考えることで地域社会をより安全なまちにしていきたいと考えています。
◆安心安全なまちを創る
 元々、自動車学校の役割は「自動車免許を取得した方に適切な指導を行い、交通社会に適した人材を育成する」ことです。モータリゼーションの影響から全国各地で自動車による不幸な事故が多発しておりました。その事故で亡くなる方を少しでも減らすべく、全国に自動車学校を建てて日本中に”安全”を広めてきました。つまり、自動車学校の設立理由は「事故の無い、安全なまち創り、維持する」ことで、この精神は今までも、これからも変わること無いものだと考えております。一方、時代が進むにつれ科学技術も進化し、人の生活も都市の様相も変わりました。また、少子高齢社会や人手不足社会が進むにつれ、人の価値観も大きく変化しました。毎年のお客様や親御様を見ていると、徐々に自動車学校の役割や求められるものも少しずつ変化してきたと感じます。
 私たちが日々取り組んでいる”交通安全の指導”は、いわば「まちに潜む不幸や恐怖を取り除く仕事」です。しかし、今の人々にとって、まちに潜む不幸や恐怖は車だけではありません。現代では様々な要素が人々にとって思わぬ不幸や恐怖になる可能性があり、他人が思ってもみない要素が他人を傷つけてしまう場合も想定されます。多様性が認められ、様々な生活様式が理解される豊かな時代になるからこそ顕在化する問題や課題にも、私たちは目を向けていかなければなりません。どんな子ども達にとっても可児市には居場所があり、安心できるまちである必要があります。また、彼らがずっと住み続けられる安全なまちであると感じられる取り組みを進めていかなければなりません。これは私たちが未来への責任として向き合わなければならないことであり、少しずつでも多くの不幸や恐怖の要素を取り除き、安心で安全なまちにしていくべきだと考えています。安心安全なまちには人が集います。弊社は目の前にいるお客様への安全指導だけではなく、私たちが住むまち自体を安全に創り変えていくことチャレンジしてまいります。

◆新団体概要
団体名 :一般社団法人居場所を考える会
住所  :岐阜県可児市久々利2100の2(可児自動車学校内)
代表者 :代表理事 坂崎雄介
事業内容:不登校児童及び不登校児童を持つ親の支援、フリースクールの運営及び企画支援 他

PR TIMES

「不登校」をもっと詳しく

「不登校」のニュース

「不登校」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ