東証の市場再編「経過措置」順次終了…1年後に基準外の企業、さらに半年後に上場廃止
2025年3月31日(月)18時34分 読売新聞
東京証券取引所
東京証券取引所は、市場再編時に基準を満たさないままプライム市場などに上場した企業に適用していた「経過措置」を順次終了する。適用から外れた企業は、1年後までに基準を満たさなければ、原則としてその半年後に上場廃止となる。
東証は2022年4月に旧東証1部などからプライム市場などに再編し、経過措置を設けていた。3月期決算の企業の場合、3月31日で適用対象外となった。
東証によると、経過措置の適用企業は24年11月末時点で259社に上る。内訳はプライム69社、スタンダード143社、グロース47社。25年3月末時点で3市場に上場する企業の約7%にあたる。流通株式の時価総額(プライムは100億円以上)の基準を満たせていないケースが多い。