劇的に落ち込みそうな人材事業がコロナ禍でも好調だった深いワケ

2024年4月3日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

劇的に落ち込みそうな人材事業がコロナ禍でも好調だった深いワケ

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年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

Photo: Adobe Stock

早く動いた会社、関係性の強い会社ほど強い

 コロナ禍になった頃、人材事業の売上の3割を占めるクライアント企業が「派遣をやめたがっている」という情報が入った。

 僕らの人材派遣事業は「人の辞めない派遣会社」を標榜していて、正社員派遣を基本としている。この情報は大ピンチだった。

 そこですぐに役員の人に会いに行った。 その人とも定期的な食事会をしていた。

「僕らは正社員派遣なので、全員の雇用を止められてしまうとしんどいです。コロナが明けた後には、人が足りない状態になるでしょう。ですから雇用を止めるのをやめてください」

 と熱弁した。

 結果、大手一社に関しては、ほぼ全員の雇用を続けてくれた

 もう一社は仕事がないから雇用はストップするけれど、その代わり給料は満額払うという。

 どの派遣会社も同様のお願いに行ったと思うが、早く動いたところ、関係性の強いところほど対応してくれたのではないだろうか。

 後から僕らに満額の給料で対応してくれた会社が、他社には6割対応だったと聞いた。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)

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