創業11周年を迎えたアンティークコイン専門店「コインパレス」、事業への挑戦と現在に至るまでを振り返る創業ストーリー

2024年4月6日(土)9時1分 PR TIMES STORY

日常ではなかなか耳にすることのない「アンティークコイン」。古代から20世紀前半までに世界で発行された古銭の総称を指しますが、そのアンティークコインが今、株や仮想通貨、FXと同じように投資の対象として世界中で熱い視線を浴びているのをご存知でしょうか。

数が減ることはありますが、新規で増産されることは基本的にはないという希少性によって、アンティークコインの価格は極端な変動を見せず、過去25年間安定した上昇を着実に続けてきました。一点一点の表情の違いや出来栄えの違いが価格差に反映し、そのデリケートな違いによって市場が形成されています。

株やビットコインのような激しい上がり下がりは見られないものの、アンティークコインによる安定感のある投資は、まさに日本人向きのリスクの少ない投資だと言えます。

株式会社コインパレスは、格調高いアンティークコインの最高峰イギリスコインを専門に取り扱い、国内有数のコインショールームを持つコイン商です。

1100年以上もの歴史を誇る英国王立造幣局(ザ・ロイヤルミント)公式代理店でもあるコインパレスは、2023年12月に創業11周年を迎えました。

今回は、株式会社コインパレス代表取締役社長の安井将弘が創業の挑戦と事業への想いをお話しします。


職場で孤立し退職。失意の中でのコインとの運命的な出会いと起業への道

私がコインに興味を持ったのは小学生の頃のことでした。当時、インドネシアに在住していた伯父が帰国の際に現地の硬貨をお土産として渡してくれていたのです。外国の古びたコインの持つ、神秘的な発囲気に心惹かれたことを今でもよく覚えています。

月日が流れ、私は新神戸の商社に10年間勤めた後に、実父の経営する調剤薬局チェーンへと入社しますが、そこには大きな試練が待ち受けていました。人の心を理解できない小さい器の私は、煙たがられることを恐れず意見を述べたその言動が疎まれ周囲から孤立してしまいます。私が社長の息子であることも災いしたのでしょう、結果として職場を去ることとなってしまいました。

職を失い、社会から必要とされない失意の中、近くの図書館で日々を過ごしていたある日、私はとある人物と再会します。大学卒業後に勤めていた商社のY社長です。私の人生の師であり、第二の人生の扉を開いていただいた恩人でもあります。

Y社長は自身の身から出た錆で窮状を吐露する私にも温かいまなざしで包んでくださり「お嬢さんに、お守りとしてお渡しください」と1枚の記念コインを差し出されました。当時毎晩のように悪夢にうなされ寝つきの悪かった小学生の娘は、不思議なことにコインを手にしたその日から悪夢を見ることが無くなり、肌身離せないお守りとなりました。

それからの私は幸運に満ちた人生の激変しました。それまでは理不尽な運命に辛酸をなめる日々だったのが、一転、明るい光の差す登り坂を駆け上がることとなりました。

コインにはこのような不思議な力もあるのだと、自らの経験をもって知らされた次第です。

コイン販売という新しい道と起業に向けての猛勉強

娘の変化と打って変わって相変わらず図書館通いの日々の私は、偶然にも吸い込まれるように1冊の本を手に取ります。それこそが、記念コインの描かれた本でした。

失業してからというもの、自分に何ができるのかと模索し続けてきましたが、コインの本を手にした瞬間に一点の光明を見出したのです。

思えば、Y社長がお渡しくださったコインが大きな布石となりました。Y社長の手を介したものは『石でも宝石になる』と先輩から聞き及んでいましたが、正に神力とも思える程の摩訶不思議な直感力には感服するばかりです。在職中にも帝王学をはじめ数多の生きる術をお教え頂き、またも助けていただいた、そんな思いでした。運命に導かれるがごとく、私の前にコイン販売という新しい可能性の扉が開いたのです。

それからというもの、起業に向けて猛勉強をはじめた私は、各地のコインショーを巡り、展示されている品を見たり、どのような価格設定がされているのか、展示方法はどうなのかなどをきめ細かくチェックしました。そうしてコインに詳しくなった段階でネットショップを立ち上げ、コインの売買を始めます。

偽物を掴まされた過去から学んだ、信頼の重要性

しかし、ショップを初めてすぐの頃、私はネットオークションで未鑑定のコインばかりを買い集め、偽物をつかまされてしまいます。あまりの悔しさに体が震える思いでした。

そのことがきっかけで、真贋が何より大切だということを思い知った私は、自分の店では絶対に「本物しか扱わない」と心に誓いました。

実際に私は、世界最高のコイン鑑定機関であるPCGS(Professional Coin Grading Service)とNGC(Numismatic Guaranty Corporation)の認定ディーラーであり、日本におけるアンティークコイン投資の第一人者として知られています。

過去に他店で偽物をつかまされ、打ちひしがれるお客様に自身の経験をお伝えしたところ、「自分がだまされたにも関わらず、自分の店では本物しか扱わない心意気に打たれた」と取引に発展することもありました。

そうした経験を通じて、コインとお客様の出会いのサポートこそが自分の天職だと自信を深めていきました。

そんな姿勢が認められ、コインパレスは瞬く間にネット通販のアンティーク部門の月間売上1位に輝きます。当時はまだアンティークコインを扱うライバル店が少なかったことから、海外のアンティークコインを手に入れることも難しくありませんでした。

また、不思議なことに普通では手に入れられないような珍しいコインがまるで導かれるかのように私の手元にやってくるという幸運も重なりました。Y社長の教えの1つである「偶然ではなく、すべては必然」という法則が働いていたのかもしれないと感じています。

神戸に根付いた、国内最大級の念願のコインショールームと他社からの信頼性

創業3年目には数千名を超える顧客を抱え、そして5年目には神戸に念願だったショールームを開きます。新幹線の新神戸駅から徒歩4分と絶好のロケーション、リーズナブルな賃料、万全のセキュリティ、窓から見える爽快な景色と。私にとってこれ以上を望めない好立地でした。

そしてそれから2年後、同じビルのさらに上階に国内最大級のショールームをオープン。今では、日々多くのお客様との取引の場となっています。

国内ではここ10年ほどでコインを扱う店が急激に増えていますが、中には競争に敗れ、店を畳んだところも。そんなお店の経営者の中には、「コインパレスで、うちの事業を引き継いでほしい」と後を記す方もおられるほど、専門家たちの間でも、「イギリスのアンティークコインなら、コインパレスの安井」との評判が広まっています。

地道に真面目にお客様のために奔走してきたことが、こうした評価をいただくまでになったことに深い感慨を覚えます。

人との縁を大事にしつつ、コイン売買を行えるアプリや王室展など革新を続けるコインパレスの進化

コインパレスは、2018年8月26日に「賃貸経営EXPO & 投資EXPO in OSAKA」に出展、さらに2021年「BEST STORE AWARD」にて「急上昇ストア賞」を受賞。2022年7月、楽天・月間優良ショップ受賞。2023年には楽天ショップ・オブ・ザイヤ—初受賞と、創業以来その躍進は留まるところを知りません。

右肩上がりに事業を拡大し、1100年以上もの歴史を誇る英国王立造幣局(ザ・ロイヤルミント)の公式代理店となり、近年地金型コインを扱う比率も高まっているコインパレスですが、その業績はコインの販売のみには留まりません。

ユーザー自身が手持ちのコインを出品、購入するWebサービスアプリ「コインプラザ」を2020年にリリース、2023年にはコインによる日本初の英国王室展「英国アンティークコイン展」を英国アンティーク博物館BAM鎌倉で開催するなど、多岐にわたって事業を展開しています。

もちろん私は、ここがゴールだとは思っておりません。

これまでたくさんのお客様からいただいたご縁のおかげでこうして今があるのですから、そのご恩にお報いするためにも、さらなる前進を心に期しております。人と人の縁が必然であることを肝に銘じて、これからも1人でも多くのお客様のお役に立てるよう誠実に全力で取り組んでまいりたいと思っております。

挑戦と進化を続けるコインパレスを筆頭に、これから日本のコイン業界は益々盛り上がっていくことが期待されます。


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