MQue、国内最大規模を誇る複数大学共催の起業支援プログラム、第10回「1stRound」支援先に採択

2024年4月9日(火)16時46分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140645/2/140645-2-98403399d54908ad81517174b5e21bc4-2718x1784.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社MQue(本社:東京都中央区、代表取締役:津田拓也、以下「MQue」)は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下、「東大IPC」)が運営する国内最大規模を誇る複数大学共催の起業支援プログラム「1stRound」の第10回支援先として採択されました。

MQue 事業概要
MQueは「先端技術で人とモノのまだ見ぬ価値を現実に」をミッションとし、2023年に創業した スタートアップです。航空宇宙発の熱流体や気液二相流を中心とした高精度な数値流体シミュレーション(CFD)、物理シミュレーション高速化、3Dデザイン生成など、複数の世界トップレベルの技術を独自の強みとしています。

製造業においては、熱や流体に関する性能が優れていることは、製品の品質と競争力を大きく左右する重要な要素です。例えば、製品自体が発熱する場合、効率的な放熱設計が不可欠です。こうした優れた製品を設計するためには、製品内部の複雑な熱流体現象を詳細かつ正確に解明できるCFDが鍵となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140645/2/140645-2-ab3de630ca637d93d089fc9ab8f01568-3900x1507.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]著作者:upklyak/出典:Freepik
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140645/2/140645-2-e4268969409e51f8c58c97259c88faa7-1347x778.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

しかし、CFDは強力なツールであるものの、流体力学や熱力学等の高度な専門知識が不可欠な上、アプローチする現象によってはスーパーコンピュータに代表される高性能な計算機性能が必要となります。さらには、CFDを実際の設計開発で効果的に活用するには、CFDと実験結果と整合を取ることが不可欠であるものの、それには多大な時間とコストがかかります。そのため、多くの企業の限られた設計開発期間ではCFDの活用が非常に限定的になっているのが現状です。

そこで、当社が強みとするCFD・物理シミュレーション高速化・3Dデザイン生成を融合させた革新的なソリューションを提供することで、設計開発プロセスにパラダイムシフトをもたらします。まず、高精度のCFD解析(相変化を伴う二相流解析を含む) を代替するサロゲートモデルを構築し、シミュレーションを大幅に高速化します。さらに、3Dデザイン生成技術を活用することで膨大な数のデザイン案を自動生成し、それに対して高速かつ効率的にシミュレーションを実行します。これにより、コンピュータ上でアジャイルに有望なデザインを見出す数値実験が可能となります。そのため、当社のソリューションは、限られた設計期間内で、これまでにない数のデザインを試行し、熱や流体に関する性能が優れた製品案の当たり付を高速に行うことができるので、顧客の設計開発プロセスのスピードと質を飛躍的に向上させることができます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140645/2/140645-2-d8560c0e14a3348e954f1b92d628768d-1600x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

「1stRound」では、資金支援、事業連携、各専門家によるサポート等の多面的な厚いご支援を賜り、多くの企業様との協奏に繋がっております。
今後、さらに多くの企業の皆様と、共に価値を作り上げていきたいと考えております。

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 1stRound 長坂英樹氏の総評
今まで、流体解析は複雑で高コストであることと、そして解析結果を設計・製造等の現場に反映し、活用することは難しいということが一般常識でした。MQueは、航空宇宙由来の高精度な流体シミュレーション(単相流・二相流)や物理シミュレーションの高速化、3Dデザイン生成など、複数の分野において世界トップクラスの技術と世界トップレベルのビジネスメンバーにより、流体解析自体の民主化のみならず、流体解析を基軸にしたあらゆる業界の製造・設計の抜本的な変革を興していくチームとなります。単純な解析サービスを提供するのではなく、生成系AI等を活用し、個別最適化された設計・評価まで自動化することで製造・設計等に紐づく顧客課題のソリューションを一気通貫型で提供できるところは今までの解析サービスと一線を画するものだと確信しており、期待しております。

技術シーズの社会実装を支援、国内初、大学横断・Non-Equity型最大規模の起業支援プログラム
「1stRound」は、大学に関連する優れた技術や着想の事業化、社会実装を支援する国内最大の大学横断型インキュベーションプラットフォームです。初動を加速させるためのNon-Equity資金支援をはじめ、その事業価値が算定可能な事業体・スタートアップとなるためのハンズオン支援を行うべく、2017年より東京大学を母体に「起業支援プログラム」としてスタートしました。2019年より名称を「1stRound」とし、コーポレートパートナーの参画も得たコンソーシアム形式で展開、その後国立・私立大学が参画し、国内最大規模を誇る共催プログラムへと進化しています

過去採択企業の資金調達成功率は約90%以上、大手企業との協業も拡大
「1stRound」では、過去8年、累計85チームを採択し、会社設立・資金調達を支援してまいりました。支援後1年以内の資金調達成功率は約90%以上、大型助成金の採択率50%以上を達成しております。また、コーポレートパートナーを中心とする大手企業との協業関係の創出にも注力しており、各回半数を超えるチームが協業に至っております。採択企業とコーポレートパートナーをはじめとする様々なステークホルダーを繋げ、双方の知見を活かしたより良いスタートアップ創出のためのコミュニティの醸成とともに、技術シーズを活用したスタートアップビジネス促進の加速を目指します。
また、関連大学の起業家教育プログラムとの連携により、全採択数のうち再応募からの採択は20~25%を占めており、アカデミアからの起業をより後押しする、エコシステム構築を目指しています。
「1stRound」:https://www.1stround.jp

株式会社MQueについて
MQueは、航空宇宙発の熱流体や気液二相流を中心とした高精度な数値流体シミュレーション(CFD)、物理シミュレーション高速化、3Dデザイン生成など、複数の世界トップレベルの技術を独自の強みとして、主に流体のシミュレーション開発を行っています。世界トップレベルのエンジニア(ドイツ・マックスプランク研究所、東大航空宇宙、NVIDIA等の出身)とビジネスメンバー(マッキンゼー等の出身)がチームとなり、製造業をはじめとするお客様の製品開発の品質・コストの課題を解決していきます。
名称:株式会社MQue
所在地:東京都中央区
代表者:津田拓也
設立:2023年11月
URL:https://mque.co.jp/

PR TIMES

「起業支援」をもっと詳しく

タグ

「起業支援」のニュース

「起業支援」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ