東京学芸大学と共同で実証成果報告。生成AI活用で、教員による「児童・生徒の文章」評価を支援するシステムを構築・検証

2024年4月12日(金)10時46分 PR TIMES

令和5年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)の成果報告

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112864/4/112864-4-e48a8cf5b6cff389de1edfc9aed605d9-3456x1940.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
25年以上のAI経験+Web3を軸に、社会実装型DXコンサルティング・開発ソリューションを提供する株式会社カナメプロジェクト(住所:愛知県名古屋市中区丸の内1丁目4-29 愛協ビル7階、取締役CEO:遠藤 太一郎)は、「令和5年度次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択された国立大学法人 東京学芸大学と共同で、生成AIを活用した児童・生徒の記述の評価を支援するシステムの構築と検証を実施し、2024年2月8日(木)に成果報告会を共催しました。

本事業について
こちらは文部科学省による事業であり、「児童生徒1人1台端末環境と高速大容量の通信ネットワーク環境を最大限に生かし、初等中等教育が抱えている重要課題に対し、先端技術や教育データを効果的に利活用することによって解決・改善を図る取組について、教育現場と企業・研究機関等との協働による実証等を行う」ことが実施の趣旨となっています。実証における留意点については以下をご覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416148_00002.htm

実証研究の概要と目的
- 実証研究課題名:児童・生徒の記述に対する教員の総合的な評価を、生成系AI技術を活用した分析・数値化によって支援するシステムの構築と検証
- 実施期間:令和5年7月3日〜令和6年3月31日
- 実証校:東京学芸大学 附属竹早中学校 (1クラス35人×4=約140名(2年生))
- 目的:生成系AIを現場の教員が活用することによって、教育へのAI活用に対する示唆を得ること

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112864/4/112864-4-dacde64be0ca424bac8368b5fe4d646c-1999x911.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像:https://www.mext.go.jp/content/20240304-mxt_shuukyo02-000027064_06.pdf
OpenAI社が提供するGPT-4のAPIを利用して、現場の教員が実際に用いた記述問題の回答を生成系AIが処理し、参考値としての分析結果を算出するような支援のシステムを構築しました。その上で、以下の3点について検証を進めました。

1.児童生徒の記述を教員が決定した評価の観点に従って点数評価し、総評を提示するAIの仕組みの開発とその妥当性の検証

2.AIによる記述問題の点数付けと、教員評価、テスト等の評価を分析することにより、どのようにAI分析の結果を提示すれば教員の支援となるのかの検証

3.記述の評価システムを応用し、発表や話し合いなど授業中のグループ対話の音声データをテキスト化したデータについても、AI分析の対象とした仕組みの開発とその妥当性(対話内容から非認知能力を見取ることの可能性)の検証

具体的な検証内容
以下の報告資料の7〜18ページをご参照ください。
https://www.mext.go.jp/content/20240304-mxt_shuukyo02-000027064_06.pdf
検証結果
児童生徒の記述と教員の評価基準(ルーブリック等)を入力することで、生成AIにより記述の観点毎の点数、記述に対しての観点毎のフィードバックを生成できること、それが教員が評価・評定をする際の参考とできるレベルにあることを今回の実践検証で導き出せました。
ただし、AIの活用が即教員の負担の軽減となったり、教員の代わりになるということはなく、今後、下記のような観点で、その成果の実装、応用化を目指しつつ、子どもたちの学びの深化のために、どう活用するのがよいか熟議が必要だと考えられます。
教員による活用
- 教員の記述の評価・評定を行うときの支援
- 教員の記述の評価力向上のための支援
- 教科横断の記述、対話の分析による児童生徒の非認知能力等の傾向の評価支援
- 教員自身の評価に対する考え方(評価の質の向上、評価のブレの抑止、評価観の変化、等)

児童生徒による活用
- 学習のリフレクション支援
- 個性化した学び支援

カナメプロジェクト 取締役CEO:遠藤太一郎
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112864/4/112864-4-865b394e060c9f6a5c50810322d987c5-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AI歴25年。数百のAI/データ活用/DXプロジェクト。
1996年、18歳からAIプログラミングを始める。米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービスを開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。数人のチームからスタートし、組織開発しながら40-50のAI案件を並行して行う組織にスケール。上場後、独立。カナメプロジェクトにて、生成系AI活用DXコンサル&実証実験サービス「OMOCha」をはじめ、各種AI関連ソリューションを主管しつつ、複数社の技術顧問やエンジニア採用/組織開発の支援を行っている。また、働き方や組織開発の視点からDAOの可能性に惹かれて「DAO総研」を立ち上げ、DAO(分散型自律組織)の立ち上げ/運営伴走支援コンサルティングや、スマートコントラクト開発、プライベートブロックチェーンの立ち上げ、トークンエコノミー設計支援等にも従事している。

国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授
DAO総研 Founder
国際コーチング連盟ACC 等
株式会社カナメプロジェクト 概要
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112864/4/112864-4-0bff1132f9c44dd6a44ea8dca920ff55-3840x1376.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【事業内容】
・生成系AI活用DXコンサル&実証実験サービス「OMOCha」
・DAOの伴走型コンサルティング/開発/教育支援サービス「DAODAODAO」
・AI/DX人材育成(リスキリング)支援
・その他Web3関連システム/AIシステム開発
・Web3/DAO/AI/DX関連セミナー/研修
・メディア運営(サイト:the-wave.xyz、YouTube:youtube.com/@thewave_tv)
・DAOのサンドボックス「DAO Research DAO」の運営(※検証運用中)

【オフィス住所】
愛知県名古屋市中区丸の内1丁目4-29 愛協ビル7階

【各種URL】
・企業サイト:https://kaname-prj.co.jp/
・運営メディア:https://the-wave.xyz/
・YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@dao8594
・TikTokチャンネル:https://www.tiktok.com/@dao_research_institute

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