2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』5月27日発売――予約受付中

2024年4月18日(木)11時46分 PR TIMES

上白石萌音さんからのメッセージも

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-2a9010022cc04819219318400d16734c-650x450.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]南米アマゾンで発生した森林火災に心を痛めた作者が、動物の視点で描く
森林火災とその再生を描いた、2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』が、NHK出版より5月27日発売になります。現在、好評予約受付中です。本書を読んだ上白石萌音さんから、メッセージをお寄せいただきました。
 世界最大の熱帯雨林をもち、「地球の肺」と呼ばれるアマゾンで、2019年に大規模な森林火災が発生。広大な森が焼失し、多くの生きものが命を落としたことに心を痛めた作者が、動物の視点で描いた「ナラティブ・ノンフィクション絵本(事実に基づいた語り形式の作品)」です。
 本書は、2022年スペインにおいて権威ある「コンポステーラ国際絵本賞」を受賞、スポーツ・文化庁が選ぶその年の最優秀編集図書(児童書部門)としても高く評価されました。現在、スペイン国内の諸言語を含め9言語に訳されています。巻末には、著者が絵本を創作するにいたった経緯に触れつつ、世界各国で発生、頻度を増している森林火災について実情を伝え、森林保護に取り組む人々に敬意が表されます。動物たちの祈りにあふれた一冊です。
あらすじ
 長いあいだ雨が降らないジャングルに火災が発生し、煙によって太陽の姿が動物たちから見えません。動物たちは太陽が一向に昇ってこないことを不思議に思い、太陽を探しながら森のなかを歩き続けます。やがて激しい熱さを感じ、太陽が戻ってきたと思いきや、それは彼らが「待ち望んでいた夜明け」ではありませんでした。
 動物たちは必死で逃げ惑いますが、火は燃え広がり、あたりは無情にも焼き尽くされていきます。その後、ぽつりぽつりと雨が降り、森には静けさが訪れます。そして、新たな姿に生まれかわった森が現れるのです。
 動物たちは祈ります──。「黄色い太陽がもう二度と姿をけしませんように。赤いインコも、青いチョウも、この緑の森も、どうかなくなることがありませんように。いつまでもずっと」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-6af9d2a789255a26c9794e8adb4e923d-3900x1419.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]動物たちの前から太陽が姿を消した
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-5f69660ea089d74cb82a729e1c3cab8b-3900x1419.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]探し求めてやっと見つけたと思った太陽とは——
上白石萌音さんよりメッセージ
この作品には「黒い余白」があります。動物たちのこと、木々や花々のこと、わたしたちも暮らす地球のことを、自分の目で捉えるための余白だと感じます。豊かな色彩の尊さに気づかされ、遠いアマゾンの森に心が引き寄せられました。あなたもぜひ、絵本とともに思いを馳せてみてください。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-d6c0062fe44631d65d5732c0245970c3-2024x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]上白石萌音さん(俳優・歌手)
編集部より
 世界各国で頻度を増している森林火災は、気候変動がおよぼす影響が大きいと考えられていますが、人間によって引き起こされる場合も少なくありません。火災の一因となる大規模な農場や牧場では、大豆やトウモロコシ、牛肉などを生産しており、そこで収穫されたものをわたしたち日本人も食べていることを考えると、決して無関係とはいえません。この絵本のきっかけとなった2019年の火災では、森林の11%が消失されたともいわれ、多種多様な動植物が失われました。この作品をとおして、ひとつしかない地球を守るために、いま何ができるのかを読者の皆さまとともに考えてみたいと思います。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-b45b5245f567f78eb0c0866dfb25d6f9-3900x1419.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]少しずつよみがえっていく、新しい森
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著者情報
作:ファビオラ・アンチョレナ
1983年、ペルーのリマで生まれ、ペルーとアメリカ合衆国で育つ。大学で建築を学んだあと、イラストレーターとして自然をテーマにした作品づくりに取り組む。2020年からはメキシコやチリの大学で絵本製作に関するディプロマを取得。スペインの出版社から刊行された本書『ESPERANDO EL AMANECER』は、2022年スペインにおいて権威ある「コンポステーラ国際絵本賞」を受賞、スポーツ・文化庁が選ぶその年の最優秀編集図書(児童書部門)としても高く評価され、スペイン国内の諸言語を含め、現在9言語に訳されている。作品に『MI PATINETA SE ATASCO(動かなくなったスケートボード)』(2020年)『ME QUEDE ENCERRADA EN EL MUSEO(博物館にとじこめられて)』(2022年)。いずれも共著で未邦訳。

訳:あみのまきこ
1958年生まれ。上智大学、東京外国語大学大学院にてスペイン語・スペイン語文学を学ぶ。大学でスペイン語の教鞭をとりながら、スペイン語圏の児童書や昔話の研究、紹介に取り組む。縁あってペルーをたびたび訪れるうちに、その人々と文化に魅せられる。趣味はペルー料理をつくって食べること。翻訳絵本に『カピバラがやってきた』(岩崎書店、第14回ようちえん絵本大賞)、訳書に『ブニュエル、ロルカ、ダリ——果てしなき謎』(白水社、共訳)など。
商品情報
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18219/904/18219-904-08c5f75122f18baa6ea1b101da36a005-3900x2841.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]夜明けをまつどうぶつたち作者:ファビオラ・アンチョレナ/訳者:あみのまきこ
出版社:NHK出版
発売日:2024年5月27日
定価:2,090円(税込)
判型:A4変型判上製
ページ数:34ページ
ISBN:978-4-14-036155-9
▼ご予約はこちら
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000361552024.html※5月26日までの予約で送料無料
https://www.amazon.co.jp/dp/4140361557
https://books.rakuten.co.jp/rb/17834519/

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