サウジ・ロシアなど「OPECプラス」の8か国、自主減産の縮小を加速…6月から日量41万バレル増産

2025年5月3日(土)23時3分 読売新聞

オーストリアのウィーンにある石油輸出国機構(OPEC)本部(2023年6月)=中西梓撮影

 【ロンドン=中西梓】石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のうち、自主減産を実施しているサウジアラビアやロシアなど8か国は3日、オンラインで会合を開き、減産規模の縮小を加速させる方針を決めた。6月からは日量約41万バレル縮小する。

 8か国は今年3月まで、日量約220万バレルの自主減産を実施していた。自主減産の解消に向けて、4月から日量約14万バレル弱を毎月増産する方針だったが、5月からは予定を前倒しし、すでに合計日量約55万バレルの増産を実施している。

 産油国の増産方針を受け、原油の先物価格は1バレル=60ドルを割り込み、4年ぶりの価格水準まで下がっている。

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