新世代 エコ素材「 RECEBIO(リセビオ)」:全光線透過率89%の海洋分解可能バイオ板材

2024年5月14日(火)17時46分 PR TIMES

合成樹脂プレートを製造する東宝化成工業株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:玉川智弘)と、生分解性バイオマスプラスチック原料を製造する株式会社ネクアス(本社:福井県あわら市、代表取締役:船谷和宏)は、持続可能な素材活用と高い機能性を追求する共同開発プロジェクトを通じて、非可食バイオマス由来で海洋生分解性を有する酢酸セルロース板材「 RECEBIO(リセビオ)」を発表しました。

「 RECEBIO(リセビオ)」は次の特長を兼ね備えています。

・高い透明性
・抗菌・抗ウイルス効果
・帯電防止効果
・リサイクル性
・海洋生分解性 
※JBPA(日本バイオマスプラスチック協会)にて海洋生分解性バイオマスプラマーク取得済み
[画像1: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-f95c9b39557392d32f59-0.jpg ]

これらの特性により、「 RECEBIO(リセビオ)」は従来の多種多様な汎用プラスチックの代替品となることを目指しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-f8952267b6147b66e13f-0.jpg ]

厚み0.5mm〜 サイズ910mm×1820mm

二つの資源循環サイクル


原材料には、土壌生分解性はもちろん海洋生分解性を有する「NEQAS OCEAN(NEQAS OCEAN|ネクアス)」を使用。非可食性植物である木材から得られるセルロース由来の素材であり、石油資源の節約に寄与しています。
意図しない自然環境への流出があった場合は最終的に二酸化炭素と水にまで分解されるため、1.自然環境への流出が想定されやすい用途への展開を目指すとともに、リサイクル性が高いという特徴を活かし、屋内で耐久財として使用した後は製品として再生させるなど、2.廃棄する事を前提としない用途への展開も目指します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-93ed8b9087254cb4c68b-3.jpg ]


プレコンシューマ(工場内端材)100%の再生板の試作品
[画像4: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-3dc94e00fe81520a5742-4.jpg ]


優れた機能性


汎用プラスチックと遜色ない物性を有しながら、海洋生分解性プラスチックでは難しかった全光線透過率89%という高い透明性を実現しました。帯電防止効果も見込め、静電気の発生や蓄積を抑えて埃や塵を寄せ付けにくい性質もあります。
また、裁断・曲げ・印刷等の二次加工においては、通常の汎用プラスチックと同等の加工ができ、溶剤接着も可能です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-2e0315132b5921edf9b0-6.png ]


抗菌・抗ウイルス効果


酢酸由来の抗菌・抗ウイルス効果が素材そのものにあります。菌やウイルスの繁殖を抑制し、製品の衛生面を向上させることができます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/70568/12/resize/d70568-12-664420ea66b9c23bb133-6.png ]


今後の展開


板材に限らず、射出成型、異形押出といった様々な成形が可能な「NEQAS-OCEAN」、多種多様な汎用プラスチックから置き換え、マテリアルリサイクルと生分解という双方向からのアプローチで循環型社会の実現を目指します。


【お問い合わせ先】
[会社名]東宝化成工業株式会社
[担当者名] 康本
[電話番号] 06-6729-0251
[メールアドレス]yuji-y@t-pvc.jp
公式サイトはこちら:https://www.t-pvc.jp/
物性表や製品詳細はこちら:https://www.t-pvc.jp/product/recebio/

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