世界最高クラスの日本語性能をもつ国産大規模言語モデルPLaMo PrimeをコモンズAIに標準搭載、約150自治体に提供開始

2025年5月14日(水)13時17分 PR TIMES

コモンズAIの日本語理解力と生成精度が向上

Polimill株式会社(本社:東京都、代表取締役:伊藤 あやめ、谷口 野乃花)と株式会社Preferred Networks(本社:東京都、代表取締役 最高経営責任者:西川 徹、以下、PFN)は、Polimillの高機能生成AI【Qommons(R)AI(コモンズAI)(https://info.qommons.ai/)】に、PFNグループがフルスクラッチ開発した国産の大規模言語モデル(LLM)PLaMo(TM) Prime(https://plamo.preferredai.jp/)を標準搭載します。これにより、コモンズAIを導入する約150の自治体は、2025年4月30日から日本語性能の高いPLaMo Primeを利用することが可能になりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88829/510/88829-510-eb9a7f80c50cf758f032d8af76ae1616-1304x953.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
コモンズAIとは
コモンズAIは、Polimillが提供する、専門機能を持つ数々の高機能生成AI群の総称で、生成AIの導入に伴う自治体間や職員間のデジタル格差を防ぐため、小規模自治体を含む全自治体で予算措置を気にせずに100アカウント(人)までトークン数無制限で永続的に無償利用できます。また、導入研修体制とカリキュラムを充実させ、無償で全国どこでも何回でも現地導入研修を行っており、提供開始から8か月で約150の自治体に導入されました。現在もほぼ毎日自治体からの申し込みがあり、2025年内に800自治体への導入を見込んでいます。
PLaMo Primeとは
PLaMo PrimeはPFNグループがフルスクラッチで開発した国産LLMであるPLaMoの商用フラッグシップモデルです。日本語を豊富に含む高品質な独自のデータセットで学習することで世界最高クラスの日本語性能を実現しています。また追加学習により、金融関連のベンチマークや医師国家試験などの専門知識に関する質疑においても高い応答性能を持つことが確認できています。
コモンズAIで日本語性能の高いPLaMo Primeを選択可能に
今回、コモンズAIにPLaMo Primeを標準搭載することで、日本語の理解力と生成精度が向上し、法令や条例などの専門性が高い文書作成や、行政特有の複雑な問い合わせへの対応精度が高まり、行政課題の迅速な解決や政策立案の質の向上に大きく貢献することが期待されます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88829/510/88829-510-f6657d2ac81509482c496119f20780d0-495x510.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]コモンズAIのLLMモデル選択画面
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88829/510/88829-510-05b321cf4ced01c64461941d0764a72a-910x510.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]コモンズAIでPlaMo Prime利用時の画面例
PLaMo Primeを搭載したコモンズAIをご利用中の自治体ユーザー様の声
●群馬県館林市
PLaMo Primeは、日本語特化で自然な文章生成、国内運用で安心なデータ管理、日本の法・倫理に適合、高精度かつ使いやすい点が業務に有用です。複雑な問い合わせにも的確に対応し、業務効率化に貢献しています。特別な訓練なしに操作可能で、住民サービス向上に今後も活用していきたいと考えます。
●鳥取県鳥取市
PLaMo Primeは、庁内チャットと同感覚の文面(口語的表現)でもある程度求めている情報が得られると感じます。たとえば、
・国内の情報(地理や観光情報等)について尋ねた際、関連情報を多く提示してくれる
・日本語の使い方について、その表現が適切かどうかを返してくれる。ChatGPTも返答してくれるが、より適切な表現や例文等を詳細に示してくれる
・行政で使用する用語についてもレスポンス早く回答がある など。
展示会でコモンズAIを体験可能
PLaMo Primeを搭載したコモンズAIは、以下の展示会などに出展予定です。実画面で操作いただくことでPLaMo Primeの日本語性能を体感していただけます。
■デジタル化・DX推進展(東京)【2025年6月4日(水)〜6日(金)/東京ビッグサイト】
■自治体・公共Week2025【2025年7月2日(水)〜4日(金)/東京ビッグサイト】
■自治体総合フェア2025(第29回)【2025年 7月16日(水)〜18日(金)/東京ビッグサイト】
行政向けに特化したLLMの共同開発も検討
両社は今後、公的セクター特有のデータを活用した追加学習やファインチューニングを行うなど、行政向けに特化したLLMの共同開発も検討しています。また機密情報の厳格な取り扱い、安全なデータ管理やアクセス制御、バイアス除去や回答根拠の透明性向上など、自治体が安心して生成AIを利用できる環境構築をさらに推進する予定です。
Polimillコメント(代表取締役 伊藤あやめ)
PolimillはPLaMo PrimeをコモンズAIに搭載することで、自治体職員の負担を軽減し、住民一人ひとりに寄り添った高度なサービスの提供を実現したいと考えています。さらに、自治体間の協力を促進し、全国規模での課題解決に向けて積極的に取り組んでいきます。Polimillは、行政DXコストを単なるP/L上の短期的支出ではなく、将来的に公共財として評価される長期的な投資へとシフトすることを目指しています。
Preferred Networksコメント(代表取締役 最高技術責任者・最高研究責任者 岡野原大輔)
PFNはPLaMo PrimeをコモンズAIを通じて多くの自治体に提供できることをうれしく思います。高い日本語性能を備えた、透明性の高い国産生成AIの活用により、行政相談や文書作成の支援など、自治体の住民向けサービスの効率化や円滑な情報提供に貢献できるものと考えています。PFNは、引き続き高性能で信頼性の高い生成AIの開発と社会実装を推進していきます。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は、省庁・自治体で多数導入されている生成AI【QommonsAI】と、意見表明プラットフォーム【Surfvote】を提供するICTスタートアップです。AIとSNSの力で、誰もが社会のルール作りに参加し、社会を前に進めることができる、持続可能な社会の実現を目指します。
株式会社Preferred Networks 
https://www.preferred.jp/ja/
Preferred Networks(PFN)は、生成AI・基盤モデルからスーパーコンピュータ、チップ(半導体)まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することで、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発し、様々な産業領域で事業化しています。現在、電力効率の高いAIプロセッサーMN-Core(TM)シリーズ、AI向けクラウドサービスPFCP(TM)、国産大規模言語モデルPLaMo(TM)などを開発・提供しています。2014年創業。

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