香港前場:ハンセン0.3%安で反落、上海総合は0.4%下落
2025年5月15日(木)13時30分 サーチナ
15日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比59.36ポイント(0.25%)安の23581.29ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が22.70ポイント(0.26%)安の8570.37ポイントと反落した。売買代金は1101億4880万香港ドルとなっている(14日前場は1073億7870万香港ドル)。
米長期金利の上昇が嫌気される流れ。14日の米債券市場では、米10年債利回りの上昇が続き(債券価格は下落)、4月11日以来の高水準を付けている。米中が一部関税の90日間一時停止で合意し、米景気懸念が薄らぐ中、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方が広がった。内部環境もやや不透明。14日発表の4月金融統計では、人民元建て新規融資が市場予想を下回った。また、週明け19日には、4月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。トランプ関税の影響が気がかりだ。もっとも、下値は限定的。複数の証券会社が中国の経済成長見通しを上方修正するなど、景気懸念が後退していることなどは引き続き支えとなっている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が3.6%安、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が2.6%安、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が2.5%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の証券が安い。中信証券(6030/HK)が2.4%、招商証券(6099/HK)が1.9%、第一上海投資(227/HK))が1.8%、国泰君安証券(2611/HK)が1.1%ずつ下落した。
半導体セクターもさえない。上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.4%安、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が1.8%安、華虹半導体(1347/HK)が1.6%安、晶門半導体(2878/HK)が1.3%安で引けた。
半面、消費関連の一角は物色される。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が6.5%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.7%高、スポーツ用品の361度国際(1361/HK)が2.1%高、米菓・飲料の中国旺旺HD(151/HK)が1.5%高、茶飲料チェーンの四川百茶百道実業(2555/HK)が1.2%高で前場取引を終えた。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3389.75ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが安い。素材、不動産、軍需産業、運輸、証券、自動車なども売られた。半面、公益は高い。銀行、エネルギー、医薬、消費関連も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
米長期金利の上昇が嫌気される流れ。14日の米債券市場では、米10年債利回りの上昇が続き(債券価格は下落)、4月11日以来の高水準を付けている。米中が一部関税の90日間一時停止で合意し、米景気懸念が薄らぐ中、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方が広がった。内部環境もやや不透明。14日発表の4月金融統計では、人民元建て新規融資が市場予想を下回った。また、週明け19日には、4月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。トランプ関税の影響が気がかりだ。もっとも、下値は限定的。複数の証券会社が中国の経済成長見通しを上方修正するなど、景気懸念が後退していることなどは引き続き支えとなっている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が3.6%安、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が2.6%安、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が2.5%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の証券が安い。中信証券(6030/HK)が2.4%、招商証券(6099/HK)が1.9%、第一上海投資(227/HK))が1.8%、国泰君安証券(2611/HK)が1.1%ずつ下落した。
半導体セクターもさえない。上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.4%安、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が1.8%安、華虹半導体(1347/HK)が1.6%安、晶門半導体(2878/HK)が1.3%安で引けた。
半面、消費関連の一角は物色される。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が6.5%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.7%高、スポーツ用品の361度国際(1361/HK)が2.1%高、米菓・飲料の中国旺旺HD(151/HK)が1.5%高、茶飲料チェーンの四川百茶百道実業(2555/HK)が1.2%高で前場取引を終えた。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の3389.75ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが安い。素材、不動産、軍需産業、運輸、証券、自動車なども売られた。半面、公益は高い。銀行、エネルギー、医薬、消費関連も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)