マイクロソフト、全世界で従業員6000人削減へ…コスト抑制しAIに注力

2025年5月14日(水)5時56分 読売新聞

マイクロソフトのロゴ=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】CNBCなど欧米主要メディアは13日、米IT大手マイクロソフト(MS)が全世界で従業員の3%に当たる約6000人を削減する方針だと報じた。コストを抑制し、成長分野であるAI(人工知能)関連事業に注力する狙いがあるとみられる。

 MSの従業員数は2024年6月末時点で約22万8000人に上る。MSは13日、読売新聞の取材に対し「変化の激しい市場環境において、成功のために必要な組織変更を引き続き実施していく」との声明を公表した。主に管理職の人員を減らし、社内組織を簡素化することで、意思決定の迅速化が期待できるという。

 MSは23年1月にも1万人の人員削減を発表した。今回の削減はそれ以来の規模になるとみられる。

 MSの25年1〜3月期決算は、生成AI(人工知能)サービスの需要が好調で売上高・最終利益とも四半期として過去最高だった。一方、データセンターなどの設備投資に巨額の資金を投じる方針を掲げており、コストを抑制する必要性も指摘されていた。

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