日本製鉄グループ 塗装周期延長鋼「CORSPACE」が海外ODA橋梁工事に初採用

2024年5月15日(水)13時17分 Digital PR Platform


日本製鉄株式会社、日鉄溶接工業株式会社、日鉄ボルテン株式会社(以下、日本製鉄グループ)は、日本政府によるバヌアツ共和国への無償資金協力事業(ODA)「テオウマ橋災害復興計画」において、大日本土木株式会社/株式会社横河ブリッジに塗装周期延長鋼CORSPACE®(以下、コルスペース)の鋼板(SM490YB-CORSPACE 他)、溶接材料(SF-1・PX 他)、高力TC ボルト(S10TCR)を納入しました。コルスペースが海外橋梁工事に採用されるのは初めてです。

コルスペースは、鋼中に微量のスズ(Sn)を添加したもので、同じ塗装条件・使用環境下で塗膜欠陥部における鋼材腐食量や塗膜剥離面積が、従来鋼に比べ大幅に抑制されます。また、塗装の塗り替え周期を延長することが可能なライフサイクルコスト低減を実現する鋼材です。
今後も、日本製鉄グループは、ODA 道路(橋梁)整備事業に対してコルスペースを積極展開し、日本政府の重要施策である日本の高度な技術を生かして援助国の発展に資する「質の高いインフラ」の輸出に貢献して参ります。

【案件概要】
● 案件名  : テオウマ橋災害復興計画
● 工事場所 : バヌアツ共和国 ポートビラ市
● 工事概要 : 橋梁架け替え(橋長58m、2車線、鋼桁部分に塗装周期延長鋼CORSPACE が適用)
       河川改修(護岸工502.5m)、アプローチ道路改修(2車線562m)
● 発注者  : バヌアツ政府 インフラ公共事業省
● 設計会社 : 株式会社建設技研インターナショナル・国際航業株式会社
● 元請会社 : 大日本土木株式会社
● 一次下請 : 株式会社横河ブリッジ(鋼桁の製作・架設を実施)
● 事業予算 : 23.62 億円(無償資金協力 供与額22.87 億円)
● 竣工予定 : 2025 年9 月30 日

<完成予想図>

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/84/88250/700_525_202405151305176644347db1a95.jpg


出典:JICA「ODA 見える化サイト」より

(参考)
◆開発技術に関する技術レポート https://www.nipponsteel.com/tech/report/nssmc/no400.html
◆製品紹介ページ        https://www.nipponsteel.com/product/plate/list/06.html
以 上

【お問合せ先】日本製鉄株式会社 総務部広報センター:03-6867-3419
       日鉄溶接工業株式会社 海外営業部:03-6388-9086
       日鉄ボルテン株式会社 営業部:06-6682-3261

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