DATAFLUCT、国分グループの物流拠点200倉庫強で需要予測AIサービス「Perswell」を導入。予測精度を約10%改善し、商品の需要予測と自動発注を実現

2024年5月16日(木)14時16分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46062/237/46062-237-166e54b7395058ff39cf239086b34c00-1440x960.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]3温度帯対応の大型汎用物流拠点「西東京総合センター」
データサイエンスで企業と社会の課題を解決する株式会社DATAFLUCT(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:久米村 隼人、以下DATAFLUCT)は、国分グループ本社株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役会長兼CEO:國分 勘兵衛)と連携し、国分グループの物流拠点に当社の需要予測AIサービス「Perswell(パースウェル)」を導入し、酒類・食品の自動発注システムを実現しています。2022年1月から本番導入を開始し、導入拠点数が200倉庫を突破しました。導入前と比べて予測精度を約10%改善し、自動発注率の増加、欠品率の減少、余剰在庫の減少に貢献しています。今後は、2024年中に導入可能な全倉庫への拡大・導入完結を目指します。

■導入の背景と目的
酒類食品卸売業の大手企業である国分グループは、国内外の約10,000の仕入先から約60万アイテムの商品を仕入れ、約35,000軒のお得意先に商品をお届けするため、全国約300拠点の物流センターによって食のインフラを支え続けています。

発注・在庫管理の現場では、多様なニーズに安定的に、低コストで応える必要があります。具体的には、人手不足によるメーカーリードタイム延長・入荷頻度減などの状況の中でも、欠品を防ぎ、サプライチェーン全体を意識し適正在庫をキープし続けていく必要があります。また、新商品、特売、定番商品など、色々な商品の発注・在庫管理対応も必要です。

同グループでは、以前は過去の実績や経験値による需要予測をもとにこれらの業務を行なっており、予測精度の問題で在庫過多や欠品による販売機会の損失やイレギュラーな調達業務が発生するという課題がありました。

この課題解決のために、同グループは「定番商品の発注」における自動発注システムの実現を目指してきました。本システムでは、お得意先からの未来の受注を「Perswell」で予測し、国分グループの基幹システムに情報を連携、予測結果に現在の在庫数や欠品防止などの調整を加えることで、高精度の予測に基づく自動予測システムが実現しました。

■導入効果
(1)新しい情報を最大限取り込んだ予測で、需要予測精度を約10%向上
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46062/237/46062-237-bceff67487034cbe08a66afe4bf16be5-2876x1514.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一般的なAI活用では、学習済みのモデルでしばらく予測を続け、一定期間が経過したら再学習する形がとられていますが、酒類食品卸売業ではさまざまな要因で一日ごとに状況が大きく変わります。今回の「Perswell」活用では、下記の工夫で新しい情報をデイリーで最大限取り込み、需要予測精度を導入前よりも約10%向上しました。
- 需要動向に影響を与える適切な外部データを活用
- 汎用的な1つのモデルで全商品を予測するのではなく、より細かい粒度でモデルを構築
- 変動を適宜取り入れて予測を行うために、高頻度で自動再学習を実施

また、国分グループ本社の社内データだけでなく、様々な種類のデータを収集・統合し外部システムへ簡単に連携するために、当社のデータプラットフォーム「AirLake」も活用しました。

(2)予測精度の向上による業務変革
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46062/237/46062-237-a56fc9e80ffac1782aa6c332370eda0d-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
精度の高い需要予測結果が得られるようになったことで、自動発注できる商品の増加、欠品率の減少、余剰在庫の減少が進んでいます。
発注現場からは「確認などの作業時間が大幅に減り、より重要な業務にかける時間を増やせた」「自動発注が中心になると、経験の少ない若手担当者でも業務品質が高いレベルで安定している」との声が得られました。

(3)成果を受けて導入拠点数・対応商品を拡大
導入拠点は200倉庫を突破し、チルド、冷凍、アイス、加工食品、酒類と多岐に渡るカテゴリーの商品に対応しています。

■今後の展開
今後は、2024年中に導入可能な全倉庫への拡大・導入完結を目指します。また、定番商品の需要予測で得られた知見を活用し、季節商品や新商品への応用も目指します。

■予測高度化・業務最適化AI「Perswell」について
「AIを活用した需要予測」「制約条件を考慮した発注数の算出」「既存の発注システムとの連携」により、予測業務・発注業務をはじめとするサプライチェーンの課題を解決します。在庫状況、発注条件、生産条件などを考慮し、推奨発注数や生産数まで算出。DATAFLUCTのデータサイエンティストがモデル構築を行うため、自社にデータサイエンティストがいなくても機械学習による需要予測モデルを利用できます。従来の手法では困難だった様々な外部データを活用できる最新の機械学習アルゴリズムを活用した手法により、高い予測精度を実現します。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46062/237/46062-237-dc45c25e814f918c7a21356cbf50571e-3498x1697.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
お問合せ先 Perswell サービスページ https://service.datafluct.com/perswell

■国分グループ本社株式会社について
国分グループ本社株式会社は1712(正徳 2 )年創業の酒類食品卸売業。全国の小売業、フードサービス業態への酒類食品の供給に加え、海外への日本食の輸出も手掛ける。またオリジナル商品のK&K、tabeteなどのブランド食品や海外からウイスキー、ワインなどの輸入洋酒や食品などの開発輸入を行うメーカー機能も展開する。

本社所在地:東京都中央区日本橋1-1-1
代表者:代表取締役会長 兼 CEO 國分勘兵衛
設立:1947年11月21日 (創業:1712年)
電話番号:03-3276-4000(代表)
資本金:35億円
事業内容:酒類・食品・関連消費財にわたる卸売業及び流通加工、配送業務、貿易業、不動産賃貸借業 ほか
Webサイト https://kokubu.co.jp

■株式会社DATAFLUCTについて
株式会社DATAFLUCTは「データを商いに」をビジョンに掲げ、埋もれていたデータから新たな価値を生み出し、社会課題を解決するデータビジネスパートナーです。非構造化データをはじめ、データの形式にとらわれない「マルチモーダルデータ活用」に強みを持ち、データの収集・蓄積・加工・分析を一気通貫で実現します。
需要予測によるロスの削減、持続可能な都市計画、脱炭素に向けた行動変容など世界基準の課題に着目した自社サービスも展開し、誰もがデータを有効活用することで持続可能な意思決定をすることができる世界の実現を目指しています。2019年JAXAベンチャー※認定企業。
※宇宙航空研究開発機構(JAXA)の知的財産・業務での知見を利用して事業を行う、JAXA職員が出資・設立したベンチャー企業。

本社所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目19番9号 第一暁ビル6階
代表者:代表取締役CEO 久米村 隼人
設立:2019年1月29日
電話番号:03-6822-5590(代表)
資本金:14億9,712万円(資本準備金含む)
事業内容 :データプラットフォーム構築・運用支援事業、DX推進支援・運用支援事業、サステナブルデータビジネス事業
Webサイト https://datafluct.com/
公式X https://twitter.com/datafluct
Facebook https://www.facebook.com/datafluct/

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