ビートルズのレコードが120万円で落札。アナログレコード専門店が語る”2025年問題”とは

2024年5月22日(水)12時46分 PR TIMES

大量のレコードが、価値に気付かれることなく一斉廃棄されるリスク。

アナログレコード専門店 Face Recordsを展開するFTF(エフティエフ)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:武井 進一)は、「Face Records NAGOYA CHUNICHI BLDG.(以下、名古屋 中日ビル店)」にてThe Beatles(以下ビートルズ)のレコード『ビートルズ ‘65(Beatles For Sale)』の稀少な茶帯盤の入札販売会を実施しました。落札金額は120万円となり、来場者のみならずマスメディアを通して多くの方よりレコードの価値に関する反響をいただきました。一方で、大量のレコードが価値に気付かれないまま廃棄される可能性があると分析しています。

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「The Beatles(ビートルズ)」に沸く、名古屋中日ビル店


2024年5月6日(月)、フェイスレコード 名古屋 中日ビル店において、『「ビートルズ’65 (Beatles For Sale)」茶帯盤 入札販売会』が開催され、120万円で落札されました。入札販売会はビートルズ鑑定士・本多康宏氏のトークショーを含む1時間の内容で開催され、当日は100名以上のお客様で店内が賑わいました。ビートルズは大きく多様化した今日の音楽シーンにおいても依然として影響力を持つことが明らかになりました。

老若男女を問わず魅力が浸透するアーティスト
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ビートルズの作品は、10〜70代まで世代を超えて売れています。ここまで幅広く支持を集めるアーティストは他にいないのでは、と感じるほどです。以前ラシックで実施していたPOP UPショップと比較しても、中日ビル店は来店されるお客様の年齢層が本当に広く、それも影響してかビートルズがかなり売れます。2024年5月6日の入札販売会以降、更にその勢いを増しています。茶帯盤のみならず、今後もビートルズのレコードをラインナップしていきたいです。
(フェイスレコード 名古屋 中日ビル店 吉田一俊店長より)


ビートルズ世代、喜寿を迎える


 特にビートルズの魅力に衝撃を受けた原体験世代である「団塊の世代」は、1947年〜1949年、日本の第一次ベビーブームに生まれた世代とすると、2024年現在の年齢は75歳〜77歳です。高度経済成長期を支えた団塊の世代は、日本の総人口に占める割合は約7.6%(※1)と、人口構造上でも大規模な集団ですが、2025年には完全に後期高齢者セグメントにシフトします。
 人口の年齢別比率が劇的に変化して「超高齢化社会」となることで、雇用、医療、福祉など、さまざまな分野に影響を与えることが予想される「2025年問題」への対応は大きな課題です。(※2)
 そのような中、「団塊の世代」が育んできた音楽カルチャーを新しい世代に継承していく「2025年問題」も中古レコード業界としては大きなテーマとなっています。

※1 マイナビニュース2024年2月29日「団塊の世代とは? 現在の年齢や人口と特徴、75歳の2025年問題に他の世代も解説」より
※2 厚生労働省「人口の推移」資料参照

アナログレコードの「2025年問題」


日本の作品への再評価や、ビートルズのような海外アーティストの作品であっても日本製のクオリティに海外からの注目が集まり、わざわざ日本に来て中古レコード店を”ハシゴ”する外国人の方も年々増えています。
その一方で「価値に気付かず、売り先もわからずに捨ててしまった」という話をお客様からお伺いすることがあります。音楽カルチャーを継承していく上では非常に残念なことです。特に「団塊の世代」を中心にコレクションしてきたであろうビートルズのアナログレコードには貴重なレコードもあり、時には”茶帯盤”の様に現存する数も少なく、高額な金額がつくものが混じっている可能性もあります。また団塊の世代が保有する大量のレコードが廃棄されてしまうとしたら、可燃ごみとしてCO2を排出することにも繋がります。(※分別方法は自治体による)

価値を見逃さず発見する能力


最終的には120万円で落札されることになった『「ビートルズ’65 (Beatles For Sale)」茶帯盤』ですが、もともとは買取依頼品として、他のレコード同様にフェイスレコードへやってきました。そして買取をするうえで通過する「査定」の行程で”幻の1枚”であることが明らかになりました。今回は非常に稀な「茶色い帯」が価格の一番の決め手といっても過言ではありませんが、レコードの価値は作品のタイトルだけでは決めることができず、生産年代や生産国の違い、付属品の有無、キズ・汚れ・保存状態など、価値を見定めるうえでの評価ポイントが多数存在しているのが特徴です。

デジタルとアナログの両刀使い
フェイスレコードでは創業30年の知識や変動する相場などはデジタルで管理しつつも、人の手で1点1点を丁寧に査定しており、レコードの価値を見極める作業はアナログそのものです。1枚のレコードが査定を通過するのには時間もコストもかかりますが、正しく価値を判定するためには必要な行程です。査定士の知識があったからこそ、普通の人なら見過ごしてしまう”茶帯盤”の価値を見つけ出すことができたのです。

■査定担当者に聞く、ビートルズ査定の特殊性
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レコードの価値を決定するもののひとつに、作品の生産枚数があります。流通量が少ないものは「レア盤」などと表現され、高値がつけられることもしばしば。一方で、数が多く出回っているものには価値がつきにくい傾向があります。では世界中から人気を博したビートルズは、生産枚数も多く価値がつきにくいのでは?
実はここにビートルズならではの特殊性があります。どこの国のどの工場で生産されたか、日本盤なら帯のデザインはどのパターンか、更には消費税が印刷されているか否かまで…。世界中で同時多発的に生産されたからこそ発生するローカルな魅力が無限にあるといいます。だからこそビートルズの査定はより複雑で、奥が深いのです。

原体験世代からZ世代へつなぐ「ビートルズの襷(たすき)」


以上の理由から、ビートルズのレコードコレクションを整理する際には、作品の価値を正確に鑑定できる査定スタッフがいるレコード専門店に相談されることを強くおすすめします。レコード専門店の買取りサービスは大切にしてきたレコードを次の人へバトンタッチして、魅力や感動を伝播させ、カルチャーを繋ぐための一つの手段です。
大切にしてきたレコードが次の人の感動や笑顔につながるよう、フェイスレコードは責任もってそのバトンタッチをお手伝いさせていただきます。

■20代だってビートルズが好き
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「親の書斎で見つけたビートルズの作品に魅了され」と語るのは現在FTFで勤務する山岡さん。小学生の頃からビートルズを聴きはじめ、音楽が好きになったといいます。プライベートでは各国盤を集めたり、取材中も「このタイトルはロシア盤だとこんな特徴があり、ヨーロッパでは…」とビートルズ愛が止まりません。ビートルズは文化的側面も含めて唯一無二のアーティスト、ビートルズ全盛期を現役で過ごした人の話を是非聞いてみたい、と目を輝かせる姿が印象的でした。(FTF株式会社 山岡瑛太郎さん)
ビートルズ作品、積極買取!


フェイスレコード各店舗およびエコストアレコードにて、現在ビートルズ作品の買取を積極的に受け付けております。店頭への持ち込みのほか、宅配買取、出張買取などそれぞれのご要望や内容に合わせてご案内が可能です。手元のレコードを撮影してアップロードする「仮査定」も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

■フェイスレコード買取ページ
https://www.facerecords.com/shop/selllist/
■エコストアレコード買取ページ
https://ecostorecom.jp/

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