Triple Bottom Line、佐賀県嬉野の伝統工芸『肥前吉田焼』次の100年プロジェクト内の高橋鴻介氏作品に技術協力

2024年5月23日(木)14時46分 PR TIMES

AIを活用したジェネレーティブデザインを中心にプロダクト設計を手掛けるデザインスタジオ・合同会社Triple Bottom Line(本社:東京都杉並区、代表:柳澤 郷司、以下:Triple Bottom Line)は、肥前吉田焼産地再生チャレンジ推進協議会が進める伝統工芸・肥前吉田焼の次の100年に向けたプロジェクト「よしださんち。」において、クリエイター・高橋鴻介氏の作品「Co-rcelain」制作に技術協力を行いました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-5a9e470b709fe5a3522265aa7f1c41f4-1350x1350.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]作品タイトル「Co-rcelain」

●伝統工芸・肥前吉田焼の次の100年に向けたプロジェクト「よしださんち。」とは
約400年の歴史を持ち、磁器産地である佐賀県嬉野市『吉田地区』。しかし高齢化が進み、技の伝承や分業体制を保つのが難しくなることが課題となるなかで、肥前吉田焼の窯元を中心に、佐賀県、また県外のまた多ジャンルの方々と協力し、若手の育成/増加に取り組み、次の100年に向けて新しいチャレンジに取り組んでいます。

今回、プロジェクトの一環として実施された若手クリエイターとのコラボレーションチャレンジの1人にプロダクトデザイナーの高橋鴻介氏が選出され、肥前吉田焼を取り入れた作品作りが行われました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-33930b6a5513b7b48fd6d328a3fcc861-1200x360.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

●作品「Co-rcelain」について
吉田焼の先端技術を活用した超精密な加工精度にインスピレーションを受けて、開発しているプロダクトが、ネジ穴のついた器「Co-rcelain」です。3Dプリンターなどで追加パーツを出力し、組み合わせることで、器を自分好みにハックすることができます。パーツの組み合わせによって、カップ、植木鉢、おもちゃなど、多様な形に変化するユニークさを備えています。使い手の想像力次第で表情が変化し、無限に用途が広がっていくコラボレーティブな器です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-cea54aa7cc110723bd935516c427bb4f-1999x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-f73585812fd7c7bfd12ba7643556e3d6-744x496.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-660e29804c757442e9626c922462a359-1950x1300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Triple Bottom Lineは、作品の3Dプリントパーツ造形において技術協力を行いました。一般的な3Dプリントノズルは0.4mmですが、今回は1.8mmサイズの“太ノズル”と呼ばれる3Dプリントを用いることで、作品の多様性を損なうことなく低解像度な積層痕をアクセントに造形時間の短縮や造形物の強度向上を可能としました。太ノズルでの造形は通常の3Dプリントと比べ機器や設定の細かい制御が必要となるため、機器や部材の選定から造形用のデータ作成、出力時の設定等を担当しています。

●“太ノズル”とフィラメント溶解製法の探求
「Co-rcelain」に用いた“太ノズル”とフィラメント溶解製法(FFF)と呼ばれる造形方式を組み合わせた出力は、3Dプリントから生み出されるプロダクトの幅を広げることが可能です。

Triple Bottom Lineでは本出力研究により、先端をすぼめるような形状に加えて編み物のようなテクスチャーを用いたhttp://triplebottomline.cc/portfolio_page/potit/を、ミラノデザインウィーク2024(MDW2024)にて発表し、現地来場者から高い評価を得ました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-b6340e2d6c48b7a7ad563cd44599a928-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]吊り下げ照明「Potit」
太ノズルの活用は、競争が激しい市場においてプロダクトデザインを一歩前進させるための有効な戦略です。製品の速度、コスト、外観の三つの面でのバランスを取ることは、市場のニーズを満たすだけでなく、彼らの期待を超えることを可能にします。

今後も私たちは、技術の進化に合わせて、デザインと製造の可能性を常に追求し続けます。Triple Bottom Lineでは太ノズルを活用したプロダクト開発に関するご相談を承っています。

デザインスタジオ「Triple Bottom Line」について
英国デザインスタジオ「Therefore Design Consultancy」「Ross Lovegrove Studio」でのキャリアを持つインダストリアルデザイナー・柳澤郷司が、2014年より「Triple Bottom Line」名義にて活動を開始。2020年に合同会社を設立。AIを活用したジェネレーティブデザインを用いて企業・研究所とプロダクト製作や研究開発を行っている。また近年はオートデスク株式会社と共にジェネレーティブデザインの普及にも力を入れている。株式会社デンソーとの共同開発においてジェネレーティブデザインを用いたプロダクトでグッドデザイン賞を受賞した他、 CES Innovation Award, iF Design Award, Good Design Award等、国内外のデザイン賞多数受賞。
http://triplebottomline.cc/

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91491/4/91491-4-c6f02789559bfd200f9b99b0623f1dd6-1147x277.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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