【インフレ時代でも変わらない本質】「ペアローンが危険な夫婦」と「ペアローンを使いこなせる夫婦」の決定的な差とは

2024年5月27日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【インフレ時代でも変わらない本質】「ペアローンが危険な夫婦」と「ペアローンを使いこなせる夫婦」の決定的な差とは

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近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、「家を買おうと思っていたけど、今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決するために『住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では、著者の江口亮介氏による住宅購入に関するオリジナルコンテンツを配信する。

Photo: Adobe Stock

「ペアローンが危険な夫婦」と「ペアローンを使いこなせる夫婦」の決定的な差とは

 夫婦で家を買う際、ペアローンは有力な選択肢です。ペアローンを利用することによって理想の家を購入できたケースを私も何件も見てきました。

 しかし、一方でペアローンは危険な側面もあります。そのことを知らずにペアローンを組んでしまうとあとになって後悔してしまうこともありますので、今回はペアローンの場合、どのように組んでいくのがいいのか一緒に考えていきましょう。

 まず、ペアローンの最大の魅力は借入金額を増やせることです。1人分の収入だと届かない物件も夫婦でローンを組むことによって購入することができます。たとえば、1人だと5000万円の物件が限界でも、2人だったら8000万円、パワーカップルであれば、1億円以上を借り入れることも可能でしょう。

 近年、物件価格は上昇傾向ですから、ペアローンをうまく活用して自分たちの選択肢を広げていくことは非常にいいことです。私もペアローン自体は積極的に活用していくべきものだと考えています。

 ただ、そんなおすすめのペアローンも活用しないほうがいい夫婦もいます。それは人生計画を立てない夫婦です。

「当たり前のことじゃないか」と思うかもしれませんが、意外とやってしまう人が多いのが現状です。

 なぜそんなことが起きてしまうのかと言うと、一部の不動産営業は、皆さんに「買える上限の物件」を紹介してきます。そのときに「おふたりのような収入の高い夫婦しか買えない物件なんです」と言われたらどうでしょうか。

 冷静になれる人ならば問題ありませんが、多くの場合、自分のステータスをこのように褒められる経験がないため、浮き足だってしまうのです。どこかで踏みとどまれればいいですが、銀行も止めてくれるわけではないですから、思いの外スムーズに進んでしまい、買ってから後悔となるわけです。

 しかも、このことに気がつくのはしばらく経ってからなので大変です。


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