人と人とのつながりを大切にする新しいコミュニケーションの場『地球カフェ』。人材確保の裏側に秘められた思いとは

2024年5月27日(月)11時0分 PR TIMES STORY

一般財団法人日本品質保証機構(JQA、本部:東京都千代田区、理事長:石井 裕晶)は、1957年の設立から一貫して日本のものづくりとサービス産業の発展を支援する公正・中立な第三者適合性評価機関です。全国に19の拠点およびグルーブ会社等があり、1,000名を超える役職員が働いています。(2024年4月1日現在)

2020年10月の日本政府による「2050年カーボンニュートラル」宣言を受け、現在、多くの企業がSDGsやカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを喫緊の課題として進め、サステナビリティ情報を積極的に開示する動きが加速しています。

この流れを受けて、JQAが行っている「企業の環境・社会情報の信頼性向上に役立つ第三者検証」にも注目が集まり、検証実績は3年で約3倍に増加。多くの検証ニーズに応えるため、業務拡大と人材確保が急務となりました。

しかし、通常の求人方法では、JQAの第三者検証関連サービスにかかわる業務(審査員・営業職、コンサルタント職)のやりがいや魅力は伝わりにくく、人材確保が難しい状況に。そこで、通常とは一味違う求人方法として、実際に働いている人とその仕事に興味を抱く方々が、カジュアルな雰囲気のなかで気軽に交流する『地球カフェ』を立ち上げました。

新しいコミュニケーションの場を提供しながら、人から人への思いを通じて人材を確保するまでのストーリーを、長年、地球環境にかかわる業務に携わってきた、JQA 地球環境事業部 平山 亮子に聞きました。

誰もがくつろげる空間で、潜在的な転職希望者とJQA職員が交流する『地球カフェ』を立ち上げ

平山「事業拡大に伴い、共に挑戦する人材が必要でしたが、通常の募集ではなかなか人が集まらないのが実情でした。そこで、“仕事内容だけではなく、職場の雰囲気や魅力を直接伝えることができれば”と考え、潜在的な転職希望者とJQAの職員が気軽に交流する場として『地球カフェ』を企画しました。このようなイベントの開催はJQAとしても初めての試みで、発案から第1回開催までの準備期間は約4ヵ月というタイトなスケジュールのなか、一番の課題は“いつもの会議室をカフェというくつろげる空間に変身させること”でした」

■『カフェ』を感じられる雰囲気づくり

・木目調のカフェカウンターを設置

・入口に職員が手書きしたカフェ風の黒板式看板を配置

・リラックスできるBGM

・淹れ立てのコーヒーの香り

・制服姿のカフェのマスターとアルバイト

仕事をイメージさせるホワイトボードなどの備品はできる限り隠し、カフェメニューやコーヒー器具、観葉植物を取り入れることで、徐々にくつろげる空間をつくり上げていったといいます。

初めてのイベント開催に立ちはだかる『集客の壁』

平山「カフェの雰囲気は段々とでき上ってきたのですが、もう一つの課題である集客に苦労しました。気軽に参加しやすいよう会場とWEBのハイブリット開催とし、告知もJQAのWEBサイトやプレスリリースをはじめ、環境関連の新聞や情報サイトなどを幅広く活用しましたが、1回目、2回目は、残念ながら目標人数には達しませんでした。そこで、3回目からは集客に焦点をあてた企画を全員で考え始めました」

■人が集まる理由とイベントに必要な要素

①「楽しそう」→「有名人を呼ぶ」

②「自分が得をしそう」→「異文化交流ができる」

③「自分が好きなものがある」→「好きな食べ物を食べられる」

④「助けたい・力になりたい」→「環境問題について考えたい」

さまざまな観点から検討した結果、「誰もが働きやすいと感じる多様性のある職場づくり」という『地球カフェ』のコンセプトのもと、日本在住20年のイラン出身の方をゲストにお迎えして、働き方や職場に対する日本と海外の意識の違いなどについてのパネルトークを実施。また、チョコレートのカーボンフットプリント体験コーナーをはじめ、新米審査員の実体験を本人が描く4コママンガ“ともちゃんは新米審査員”も用意し、少し想像しにくい審査・検証業務への理解を深められる工夫を施しました。その甲斐もあり、当日は過去の開催時を上回る賑わいを見せ、カフェならではの、楽しく話しやすい雰囲気づくりにつながっていったようです。

カフェの参加者が、JQAで働く姿を想像できる。それが、常にステップアップしながら『地球カフェ』を続ける理由

平山「『地球カフェ』という形式は、3〜4名ほどの常連客(JQA職員)とお客さま(参加者)が同じテーブルを囲み、ざっくばらんに話をすることで、どんな職場環境でどんなメンバーと働くのかを直接伝え、将来自分が働く姿を想像していただける点がメリットだと感じています。それは、一般的な求人方法ではなかなか難しいことではないでしょうか。実際に参加者の多くは、話をしているうちに興味を抱き、最終的には一対一のカジュアル面談を希望する方がほとんどです。また、この4月には『地球カフェ』の参加をきっかけに採用試験に応募し、JQAの一員になった方もいるんですよ」

採用者の声「定年をきっかけに、気候変動問題などの社会課題にライフワーク的にかかわれる仕事を考えていたところ、『地球カフェ』の存在を知り、参加しました。新卒以来の就職活動ということもあり緊張していましたが、カフェ形式というカジュアルな空間のなか、お茶やお菓子をいただきながら、実際に働いている方に業務や環境ついて伺える場は職場の雰囲気や仕事の醍醐味をフランクに感じ取ることができ、とても貴重なセレンディピティだと思いました。今後は、ユーティリティーが高いメンバーの一員に早く加わり、グローカルな活動や課題に取り組むお客さまとJQAの架け橋的存在として貢献できるよう努めていきたいです」

少しずつ実を結び始めた『地球カフェ』という新しいコミュニケーションの場。

平山「まだまだ集客面や趣向を凝らした企画の立案など課題はありますが、人と人とが直接話せるこの空間を大切にしていきたいと思っています。そして、採用の場という役割だけではなく、今、働いているメンバーが、自分自身の職場環境を考えるきっかけになることを望んでいます。そのためにも、業務プロセスの環境整備やキャリアアップ支援、部門内コミュニケーションの向上などを積極的に進め、『地球カフェ』のトークの場で自慢できる点を増やしていきたいです。そのことが将来的に人材確保につながると思っています」

2024年6月15日(土)第4回『地球カフェ』オープン情報

https://www.jqa.jp/service_list/environment/action/cafe/index.html

【一般財団法人日本品質保証機構(JQA)】 https://www.jqa.jp

1957 年の設立から一貫して日本のものづくりとサービス産業の発展を支援する公正・中立な第三者適合性評価機関。現在、ISO 9001 や ISO 14001 をはじめとするマネジメントシステム規格の総審査件数において国内最多(※)の実績を誇る認証機関であり、また、国家計量標準を産業界へ供給する機関として、計測器の校正を国内最大級の分野で提供する校正機関である。さらに、国内外の法規制や認証制度の指定機関として、電気製品・医療機器・車載機器に関する電気安全の認証・試験、JIS マーク認証を実施するほか、建設材料の試験・検査、カーボンニュートラル等の目標達成を目指す企業活動の審査・評価など、多彩なサービスを提供している。

※JQA 調べ/2022年3月末時点。


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