なぜドン・キホーテは1兆円企業に成長できたのか…普通の商品開発とは根本的に違う「WHATとHOW」鬼の6カ条

2024年6月20日(木)16時15分 プレジデント社

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/TkKurikawa

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成長している企業はどこがちがうのか。とあるマーケティング部門の若手女性社員、黒鳥ひながその秘密を探る鈴木みそさんのマンガ『黒鳥ひなのマーケティングファイル』(日経BP)より、第1話「ドン・キホーテはいかにして1兆円企業に成長したのか」をお届けする——。
写真=iStock.com/TkKurikawa
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■ドン・キホーテが「ヒット商品」を連発できるワケ


「驚安の殿堂」で知られるディスカウントストア最大手の「ドン・キホーテ」。うずたかく積み上げる圧縮陳列された商品群に、最近「ド」という大きなロゴを冠したものが目立って増えてきた。それがプライベートブランド(PB)「情熱価格」だ。



鈴木みそ『黒鳥ひなのマーケティングファイル』(日経BP)

運営元のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が連続で成長している背景には、このプライベートブランド(PB)の存在が欠かせない。ラインアップは、乾電池といった小さいものから、電動自転車のような大型なものまで実に200近いジャンルに及ぶ。1年間で店頭に投下する商品数は、食品だけで300アイテム以上ある。


単にコストパフォーマンスの高さを売りにするのではなく、手に取った瞬間にワクワクしたりドキドキしたり、驚きを感じるブランドとしての位置づけを強めた。なぜ、同社は思わず消費者が買ってしまうPBを連発できるのか。


その秘密は、同社の商品をつくる過程での「What3カ条」、「How3カ条」にあった。


「What3カ条」は、(1)しっかりターゲットを見定められているか、(2)顧客のメリットに還元されているか、(3)世の中の当たり前ではなく独自性があるかどうか。そして「How3カ条」は(1)顧客のメリットを表現できているか、(2)アイキャッチ力があるか、(3)ストーリーに納得感があるか──だ。


この6カ条こそが、PBヒットを生み出す源泉になっている。マンガではその背景や具体的な商品コピーをつくる同社のプロセスも含めて、ヒットの秘密を解説する。


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■ドン・キホーテの「強み」とは


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■チャットGPTに聞いてみると…


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■課長が求めているのは「心が震える」レポート


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■ドンキが徹底するPB商品開発の「6カ条」


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■他部署の担当者を交えて、タイトルを磨き上げる


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■「万人受け」はしなくていい


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

■ドンキ成功の秘訣「5つのポイント」


出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル
出所=『黒鳥ひなのマーケティングファイル

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鈴木 みそ(すずき・みそ)
漫画家
1963年静岡県下田市出身。東京芸大油絵科除籍。ゲーム雑誌のライターからマンガ家にジョブチェンジしたのでゲームやコンピューター機器に強い。業界の裏側を描くマンガに定評がある。ストーリー、ルポ、中学理科の教科書の中の漫画など、幅広いジャンルで執筆。主な作品に『あんたっちゃぶる』『ナナのリテラシー』『』『限界集落(ギリギリ)温泉』『マンガ化学式に強くなる』など。漫画家協会常任理事。
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(漫画家 鈴木 みそ)

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