高解像度画像を用いたAI製品検査の処理能力が最大4.5倍(*1)に 立体部品の検査に強い「gLupe」が設定の煩雑さとタクトの問題を一度に解決

2023年6月23日(金)9時0分 @Press

株式会社システム計画研究所(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:門脇 均)は、AI知識不要・1枚の画像で始められるAI製品検査ソフトウェア gLupe(ジールーペ)の検査処理能力を、従来の最大4.5倍(*1)にすることに成功しました。微細な不良を検出するために高解像度画像を必要とし、かつ、生産スピードとの兼ね合いで一定時間内に検査を終わらせる必要のある場面での活用が期待できます。
*1 当社比

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_1.jpg
図1 1枚の画像で始められるAI 製品検査ソフトウェア gLupe

■高解像度画像を用いた精密AI検査処理が最大で従来の4.5倍速に
gLupeは「AIの技術的な知見を持たない方でも簡単に使用することができる」「学習済みAIモデルの汎用性が高く使いまわし可能」という利点を活かし、製造現場の検査工程における様々なシーンでの活用が進んでいます。しかし、gLupeの処理は、処理対象である画像サイズに比例して増大するため、数千万画素の高解像度画像を用いた精密検査においては課題がありました。
そこで当社は、独自に開発しているgLupeのAI検査処理ロジックを根底から見直すことで、検査処理の高速化を実現しました。さらに、これまで対応していなかった複数GPUを最大限利用するための仕組みを開発し、複数検査の並列処理を実現しました。それらの対応の結果、従来のシステムで68.14秒必要だった検査が最大で15.01秒まで短縮し、約4.5倍の高速化に成功しました(約3,500万画素の画像を10枚連続処理した場合の処理時間)。
なお、検査用の筐体として株式会社 日本HP製の最新ワークステーション「HP Z4 G5 Workstation」を採用することで、今回の高速化版gLupeを動作させるために必要なマルチGPU環境を実現した検査装置(gLupe Inspector)の提供を可能にしています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_2.jpg
図2 検査速度の比較
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_3.jpg
図3 マルチGPU環境を実現するHP Z4 G5 Workstation

■gLupeの特長
gLupeは、製造業の検査自動化に特化したAI製品検査ソフトウェアです。

[主な特長]
1. 1枚の画像からでもAI学習ができる当社独自開発のDeep Learningエンジンを搭載
2. 技術的なノウハウがない方でも簡単に高性能AIが構築できる直感的な操作画面
3. 自動検査のためのシステム構築も簡単。カメラやPLCにすぐに繋げることが可能。
4. 立体部品など様々な角度から撮影する必要のある場合も、共通のAIモデルで検査可能

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_4.jpg
図4 gLupeによる検査例
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_5.jpg
図5 異なる複数画像を共通のAIモデルで検査可能

70社以上の導入実績があり、様々な分野でご活用いただいています。

[導入例]
自動車部品各種(照明部品、鋳造・ダイカスト製品、ベアリング、塗装)、溶接、重包装製品、半導体ウェハー、樹脂製品、フィルム、衣料品、焼き菓子、食品パッケージ、メッキ製品・・・など

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_6.jpg
図6 70社以上の導入実績

[gLupe 関連情報]
・gLupe 製品ページ https://glupe.jp/ja/
・gLupe 検出例 https://glupe.jp/ja/example.html
・gLupe:5分でわかるAI学習から自動検査まで https://youtu.be/T1bKKm0HaPI
・「異常検知:不良個所学習」機能の紹介 https://youtu.be/tA3D4pgHUkM


■gLupe Inspectorについて
gLupeは、必要ソフトウェアインストール済みのPCをご提供する「検査装置提供」を基本にしています(gLupe Inspector)。gLupe Inspectorは、予め検査自動化に必要な機能をすべて備えているので、システム導入も最小コストで実現できます。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/358658/LL_img_358658_7.jpg
図7 gLupe Inspectorを用いた想定検査システム構成

■gLupe Inspector製品概要
・価格:1,980,000円(税込価格:2,178,000円)〜
※ 高速化対応版を導入いただく場合は、別途ソフトウェアオプション、および、ハードウェアスペックアップオプションが必要になります。


■会社概要
会社名 : 株式会社システム計画研究所
代表取締役: 門脇 均
本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町18-6 日本会館
事業内容 : 医療情報、制御・宇宙、通信・ネットワーク、画像処理、
AIの諸分野を中心としたソフトウェア開発、システム開発、
システムインテグレーション、コンサルテーション、
技術開発および製品開発
URL : https://www.isp.co.jp/


※記載されている会社名、製品名および名称は各社の登録商標または商標です。


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