8 月 4 日の「栄養の日」に向けて、栄養と睡眠に関する調査結果を発表。たんぱく質・炭水化物・食物繊維の摂取量と睡眠の関係が明らかに!
2024年8月1日(木)13時16分 PR TIMES
〜『Pokemon Sleep』×『あすけん』×『筑波大学』共同大規模調査・第2弾〜
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-e36293fee11fe801cb134c7eb46cb419-3000x1500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国内No.1*¹のAI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行う株式会社asken(東京都新宿区、代表取締役社長:中島洋、以下「当社」)は、株式会社ポケモン(東京都港区、代表取締役社長:石原恒和)がリリースした睡眠ゲーム『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』と、世界トップレベルの睡眠研究所である『筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)』と合同で、食事管理と睡眠の関係性に関する大調査を行い、2024年7月11日に第1弾として調査結果を発表いたしました。本日、第2弾として、8月4日の栄養の日に向けて、栄養と睡眠に関する新たな調査結果を発表いたします。
■調査結果サマリ
1.たんぱく質の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かった
2.炭水化物の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかった
3.食物繊維の摂取量:より多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)において改善が見られた
■栄養と睡眠の関係性に関する調査詳細
今回は『あすけん』での食事記録と『Pokemon Sleep』での睡眠記録をともに7日間以上実施した、4,825人を調査対象者といたしました。
『あすけん』は、記録された食事を167種類の栄養素データとして保有し、うち各種14項目*²の栄養素を「摂取栄養素グラフ」としてユーザーに表示し、ユーザーが食事で摂取した栄養素が一目で分かる機能を提供しています。本調査は、摂取エネルギーと9種類の栄養素に加えて、Na/K比(ナトカリ比:ナトリウムとカリウムのバランス指標)の計11項目における各種摂取量と、『Pokemon Sleep』で記録された睡眠データとの関係について、重回帰分析を用いて調査いたしました。調査対象者を、各種摂取量の昇順で4つのグループにセグメントし、各種摂取量と睡眠の相関関係を各グループの差分を軸に調査しております。
*1:日本国内App StoreとGoogle Play合算の「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2023年のダウンロード数および収益(2024年1月、data.ai調べ)
*2:あすけんダイエット基本コースの場合。食事アドバイスコースによって表示される種類は異なります。
1.たんぱく質の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かった
「食事と睡眠は相互に影響し合う関係にある」ということは、すでに先行研究で明らかになっています。本調査にて、対象者のたんぱく質摂取量と睡眠の関係を調べたところ、摂取量が少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かったことが判明しました。具体的には、総摂取エネルギーに対するたんぱく質比率が約19%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、総睡眠時間が約10分長かったという結果が得られました。
先行研究においても、たんぱく質の摂取量が多いと睡眠に良い影響を与える、という傾向がみられています。たんぱく質摂取が、睡眠に良い影響を及ぼすメカニズムは、トリプトファンやチロシンといったたんぱく質由来のアミノ酸が、セロトニン、メラトニンなどの神経伝達物質の合成材料として役立っていることが示唆されています。一方で、たんぱく質の過剰摂取が続くと、腎機能への負担を引き起こす可能性があるため、たんぱく質摂取量は、個人の体格、運動量等に合わせた適正量を摂取することが重要と言えます。
2.炭水化物の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかった
調査対象者の、炭水化物の摂取量と睡眠の関係について調べたところ、炭水化物の摂取量が少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかったことが判明しました。具体的には、総摂取エネルギーに対する炭水化物比率が約52%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、中途覚醒が最大0.8%程度減少する結果が得られました。
一方で、先行研究においては、エネルギー摂取量が多く、食事の質が低いと、主観的な睡眠の質が下がる(睡眠時間が短くなる、中途覚醒が増える、寝つき(入眠)までの時間が長くなる等)ことが示唆されています。このことからも、エネルギーの摂取と関連が深い炭水化物は適正量を心がけることが重要と言えます。
食事におけるたんぱく質・脂質・炭水化物のバランスは、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で目標量が示されており、総摂取エネルギーに対するたんぱく質比率は13〜20%(※)、脂質比率は20〜30%、炭水化物比率は50〜65%(1〜75歳の男女)となっています。健康を維持するためには、各栄養素ともに、個人に合わせた適正量を摂取することが重要です。
※1〜49歳は13〜20%、50〜64歳は14〜20%、65歳以上は15〜20%。妊娠期初〜中期は13〜20%、妊娠後期および授乳期は15〜20%。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-f873061f291ce5b250d4274d8b3f4b90-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3.食物繊維の摂取量:より多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)において改善が見られた
調査対象者の炭水化物の摂取量と睡眠の関係について調べたところ、食物繊維をより多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)における改善が見られました。具体的には、食物繊維を約13g以上摂取しているグループは、最も摂取が少ないグループと比べて、総睡眠時間は最大約10分長くなり、中途覚醒は約1.1%減少、寝つき(入眠)は約2分早くなるといった結果が得られました。先行研究においては、食物繊維の摂取量が少なく、かつ飽和脂肪酸や砂糖の摂取が多いと、深い睡眠が減り、中途覚醒が多くなることが示唆されているため、食物繊維の摂取量を増やし、健康的な食事を心がけることが睡眠の質を改善することにもつながると言えます。
なお、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、食物繊維の目標量(1日)は男性21g以上、女性18g以上(18〜64歳の場合)と示されています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-da90d1292bca3c68d1931eaf353ce0b4-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-cdebca2bd18b11d5893978908b6061f5-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、本調査からは、Na/K比が高いグループに、睡眠の悪化(睡眠時間が短くなり、寝つき(入眠)までの時間が長くなり、中途覚醒が増加する)が認められました。Na/K比とは塩分(ナトリウム)と野菜等(カリウム)の摂取バランスを表す指標であり、ナトリウムが少なく、カリウムが多い(=Na/K比が低い)食事を心がけることで、高血圧の予防や改善が期待できます。今回の研究から、Na/K比が1.8以上のグループは、Na/K比の値が最も低いグループと比べて、総睡眠時間が約11分短く、寝つき(入眠)が約1分以上遅くなり、中途覚醒が約0.7%増加することも示されました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-1ca0c1218f4ead79bceb1be8eebe092a-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■管理栄養士・道江美貴子(株式会社asken 取締役)コメント
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-e5c8f4a76f29d2376c6da8e90fe52dd3-1377x2065.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『あすけん』は、食事の栄養の過不足を見える化できるアプリです。アプリを通じて日々の食事を見直すことで、多くの方の健康を維持・向上するお手伝いをしたいと強く願っています。とはいえ、人が日々の食事を見直そうと思い立つのは、多くの場合、何か特別な出来事があったときではないでしょうか。たとえば、健康診断の結果が思わしくなかったときや、体型が大きく変化したと感じたとき、などです。
今回の調査研究では、誰にとっても身近でかつ日々のコンディションの善し悪しを体感しやすい「睡眠」と「食事の栄養」の関係性が示唆されました。特別な出来事ではない、日常のひとコマである「睡眠」をきっかけに、毎日食べている食事の栄養について思いを馳せ、健康への第一歩を踏み出してくれる人が一人でも増えてくださるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
■調査結果発表(第2弾)を記念して、『あすけん』アプリで【「毎食記録4日間チャレンジ」】を開催!
『あすけん』では、今回の調査結果発表を記念して【食事記録チャレンジ】を開催いたします。本企画は、期間内に『あすけん』アプリで1日3食以上の食事記録を合計4日間行った方の中から抽選で10名様に『あすけん』公式レシピ本「結局、これしか作らない!短いレシピ」をプレゼントいたします。この機会に『あすけん』で食生活を記録し、皆さまの食生活改善と、栄養や健康に関する知識の向上に役立てていただければと思っております。詳細は『あすけん』アプリをご確認ください。
キャンペーン実施期間:2024年8月1日(木)10:00〜8月15日(木)23:59
※実施期間は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※チャレンジ条件を達成した方に、アプリ内の「お知らせ」で抽選のエントリーフォームをご案内いたしますので、必要情報の入力およびご応募をお願いいたします。
当社は、「ひとびとの明日を今日より健康にする」をミッションに掲げ、さまざまな人のライフステージに寄り添い、食生活改善を通して健康をサポートするAI食事管理アプリ『あすけん』を運営・開発しています。今後も引き続き、人びとの栄養や健康に関する意識の向上と食生活の改善のサポートに努めてまいります。
<調査概要>
調査内容:栄養素と睡眠の関連性
調査対象者:『あすけん』での食事記録と『Pokemon Sleep』での睡眠記録をともに7日間以上実施した人
調査対象人数:4,825人
対象者募集期間 :2024年1月19日〜31日
データ利用期間:2024年2月1日〜29日
調査地域:日本
調査方法:調査対象者の食事記録と睡眠記録におけるデータに基づき、摂取エネルギーと9種類の栄養素に加えて、Na/K比(ナトカリ比:ナトリウムとカリウムのバランス指標)の計11項目における各種摂取量と、『Pokemon Sleep』で記録された睡眠データとの関係について、重回帰分析を用いて調査いたしました。調査対象者を、各種摂取量の昇順で4つのグループにセグメントし、各種摂取量と睡眠の相関関係を、各グループの差分を軸に調査しております。
論文:Relationship between macronutrients, dietary components, and objective sleep variables measured by smartphone applications
和訳:スマートフォンアプリで測定されたマクロ栄養素および食事成分と客観的な睡眠変数の関係
著者:
Jaehoon Seol 1,2,3 、岩上将夫2,4、Megane Kayamare 5、柳沢正史2,6*
1筑波大学 体育系
2筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
3国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部
4筑波大学 医学医療系
5 筑波大学ヒューマニクス学位プログラム
6株式会社S’UIMIN
*連絡著者
掲載誌:medRxiv
DOI: https://doi.org/10.1101/2024.07.25.24311028
論文掲載サイト: https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2024.07.25.24311028v1
注意:本論文は査読前のプレプリントとして公開されたものです。今後、学術雑誌での査読により記載内容の一部が修正される可能性があります。
■『あすけん』について
<商品情報>
名称:『あすけん』
利用料金:ダウンロード無料(App内課金あり)
対応OS:iOS/Android
『あすけん』は、食事画像やバーコードを読み取るだけで、食べた食事のカロリー(エネルギー)や栄養素が表示され、ご自身に合った目標摂取エネルギーや各種栄養素に対する過不足が一目でわかる食事管理アプリです。管理栄養士が監修した食事内容に対するフィードバックや食生活のアドバイスを提供し、これによりユーザーの皆さまがご自身の食事を振り返り、次の食事で何を食べればよいかがわかる「食事の選択力」を高めるためのサポートをいたします。
<公式サイト>
https://www.asken.jp/
株式会社askenについて
askenは、栄養学の知見とテクノロジーをかけあわせ「ひとびとの明日を今日より健康にする」ことをミッションに、AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行っています。当社は今後も引き続き、さまざまな人のライフステージに寄り添い、『あすけん』を通じた食生活改善を通して健康をサポートしてまいります。
■『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』について
<商品情報>
タイトル:『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』
販売価格:基本プレイ無料 ※アプリ内課金あり
販売:株式会社ポケモン
開発:株式会社SELECT BUTTON
対応OS:iOS/Android
ジャンル:睡眠ゲーム
プレイ人数:1人
対応言語:日本語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・中国語(繁体字)
※本ソフトの対応言語「スペイン語」は「欧州スペイン語」です。
『Pokemon Sleep』は、スマートフォンを置くだけで、睡眠を計測・記録するゲームアプリです。『Pokemon Sleep』の世界では、あなたが眠ることによって、 あなたと同じ睡眠タイプのポケモンたちが集まってきます。睡眠リズムを整えて、ポケモンたちのいろいろな寝顔を研究して、「寝顔図鑑」の完成を目指しましょう!
<公式サイト>
https://www.pokemonsleep.net
<権利表記>
(C)2023 Pokemon. (C)1995-2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by SELECT BUTTON inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
株式会社ポケモンについて
ポケモンのブランドマネジメントを目的として設立。現在では、原点となる「ゲーム」をはじめとして、「カードゲーム」「TVアニメや映画などの映像作品」「グッズ」「タイアッププロモーション」「イベント」「直営店舗であるポケモンセンター」などを展開し、それらすべてをプロデュースしております。
<ロゴ使用にあたってのお願い>
※本作のロゴ使用にあたりましては、傾けたり、加工したりしての使用は避けてください。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-20831b7db590c2cb2dce014af00794b9-635x381.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<タイトル名の表記についてのお願い>
【推奨表記】
『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』『Pokemon Sleep』
※英語表記を推奨します。
※「Pokemon」の「e」は必ずアクサンテギュを付けてください。
※「Pokemon」の「P」、「Sleep」の「S」は必ず大文字にしてください。
※「Pokemon」と「Sleep」の間は半角スペースを空けてください。
※タイトルをテキスト表記する際、括弧(なるべく二重かぎ括弧『』)で括り表記してください。
【許容表記】
「ポケモンスリープ」
※「ポケモンスリープ」とする場合、「ポケモン」と「スリープ」の間はスペースを空けず、詰めて記載してください。
【ハッシュタグ推奨表記】
#ポケモンスリープ
(C)2024 asken Inc.
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-e36293fee11fe801cb134c7eb46cb419-3000x1500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国内No.1*¹のAI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行う株式会社asken(東京都新宿区、代表取締役社長:中島洋、以下「当社」)は、株式会社ポケモン(東京都港区、代表取締役社長:石原恒和)がリリースした睡眠ゲーム『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』と、世界トップレベルの睡眠研究所である『筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)』と合同で、食事管理と睡眠の関係性に関する大調査を行い、2024年7月11日に第1弾として調査結果を発表いたしました。本日、第2弾として、8月4日の栄養の日に向けて、栄養と睡眠に関する新たな調査結果を発表いたします。
■調査結果サマリ
1.たんぱく質の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かった
2.炭水化物の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかった
3.食物繊維の摂取量:より多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)において改善が見られた
■栄養と睡眠の関係性に関する調査詳細
今回は『あすけん』での食事記録と『Pokemon Sleep』での睡眠記録をともに7日間以上実施した、4,825人を調査対象者といたしました。
『あすけん』は、記録された食事を167種類の栄養素データとして保有し、うち各種14項目*²の栄養素を「摂取栄養素グラフ」としてユーザーに表示し、ユーザーが食事で摂取した栄養素が一目で分かる機能を提供しています。本調査は、摂取エネルギーと9種類の栄養素に加えて、Na/K比(ナトカリ比:ナトリウムとカリウムのバランス指標)の計11項目における各種摂取量と、『Pokemon Sleep』で記録された睡眠データとの関係について、重回帰分析を用いて調査いたしました。調査対象者を、各種摂取量の昇順で4つのグループにセグメントし、各種摂取量と睡眠の相関関係を各グループの差分を軸に調査しております。
*1:日本国内App StoreとGoogle Play合算の「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2023年のダウンロード数および収益(2024年1月、data.ai調べ)
*2:あすけんダイエット基本コースの場合。食事アドバイスコースによって表示される種類は異なります。
1.たんぱく質の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かった
「食事と睡眠は相互に影響し合う関係にある」ということは、すでに先行研究で明らかになっています。本調査にて、対象者のたんぱく質摂取量と睡眠の関係を調べたところ、摂取量が少ない人よりも多い人の方が、総睡眠時間が長かったことが判明しました。具体的には、総摂取エネルギーに対するたんぱく質比率が約19%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、総睡眠時間が約10分長かったという結果が得られました。
先行研究においても、たんぱく質の摂取量が多いと睡眠に良い影響を与える、という傾向がみられています。たんぱく質摂取が、睡眠に良い影響を及ぼすメカニズムは、トリプトファンやチロシンといったたんぱく質由来のアミノ酸が、セロトニン、メラトニンなどの神経伝達物質の合成材料として役立っていることが示唆されています。一方で、たんぱく質の過剰摂取が続くと、腎機能への負担を引き起こす可能性があるため、たんぱく質摂取量は、個人の体格、運動量等に合わせた適正量を摂取することが重要と言えます。
2.炭水化物の摂取量:少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかった
調査対象者の、炭水化物の摂取量と睡眠の関係について調べたところ、炭水化物の摂取量が少ない人よりも多い人の方が、中途覚醒が少なかったことが判明しました。具体的には、総摂取エネルギーに対する炭水化物比率が約52%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、中途覚醒が最大0.8%程度減少する結果が得られました。
一方で、先行研究においては、エネルギー摂取量が多く、食事の質が低いと、主観的な睡眠の質が下がる(睡眠時間が短くなる、中途覚醒が増える、寝つき(入眠)までの時間が長くなる等)ことが示唆されています。このことからも、エネルギーの摂取と関連が深い炭水化物は適正量を心がけることが重要と言えます。
食事におけるたんぱく質・脂質・炭水化物のバランスは、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で目標量が示されており、総摂取エネルギーに対するたんぱく質比率は13〜20%(※)、脂質比率は20〜30%、炭水化物比率は50〜65%(1〜75歳の男女)となっています。健康を維持するためには、各栄養素ともに、個人に合わせた適正量を摂取することが重要です。
※1〜49歳は13〜20%、50〜64歳は14〜20%、65歳以上は15〜20%。妊娠期初〜中期は13〜20%、妊娠後期および授乳期は15〜20%。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-f873061f291ce5b250d4274d8b3f4b90-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3.食物繊維の摂取量:より多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)において改善が見られた
調査対象者の炭水化物の摂取量と睡眠の関係について調べたところ、食物繊維をより多く摂取している人は、総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)における改善が見られました。具体的には、食物繊維を約13g以上摂取しているグループは、最も摂取が少ないグループと比べて、総睡眠時間は最大約10分長くなり、中途覚醒は約1.1%減少、寝つき(入眠)は約2分早くなるといった結果が得られました。先行研究においては、食物繊維の摂取量が少なく、かつ飽和脂肪酸や砂糖の摂取が多いと、深い睡眠が減り、中途覚醒が多くなることが示唆されているため、食物繊維の摂取量を増やし、健康的な食事を心がけることが睡眠の質を改善することにもつながると言えます。
なお、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、食物繊維の目標量(1日)は男性21g以上、女性18g以上(18〜64歳の場合)と示されています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-da90d1292bca3c68d1931eaf353ce0b4-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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また、本調査からは、Na/K比が高いグループに、睡眠の悪化(睡眠時間が短くなり、寝つき(入眠)までの時間が長くなり、中途覚醒が増加する)が認められました。Na/K比とは塩分(ナトリウム)と野菜等(カリウム)の摂取バランスを表す指標であり、ナトリウムが少なく、カリウムが多い(=Na/K比が低い)食事を心がけることで、高血圧の予防や改善が期待できます。今回の研究から、Na/K比が1.8以上のグループは、Na/K比の値が最も低いグループと比べて、総睡眠時間が約11分短く、寝つき(入眠)が約1分以上遅くなり、中途覚醒が約0.7%増加することも示されました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-1ca0c1218f4ead79bceb1be8eebe092a-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■管理栄養士・道江美貴子(株式会社asken 取締役)コメント
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-e5c8f4a76f29d2376c6da8e90fe52dd3-1377x2065.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『あすけん』は、食事の栄養の過不足を見える化できるアプリです。アプリを通じて日々の食事を見直すことで、多くの方の健康を維持・向上するお手伝いをしたいと強く願っています。とはいえ、人が日々の食事を見直そうと思い立つのは、多くの場合、何か特別な出来事があったときではないでしょうか。たとえば、健康診断の結果が思わしくなかったときや、体型が大きく変化したと感じたとき、などです。
今回の調査研究では、誰にとっても身近でかつ日々のコンディションの善し悪しを体感しやすい「睡眠」と「食事の栄養」の関係性が示唆されました。特別な出来事ではない、日常のひとコマである「睡眠」をきっかけに、毎日食べている食事の栄養について思いを馳せ、健康への第一歩を踏み出してくれる人が一人でも増えてくださるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
■調査結果発表(第2弾)を記念して、『あすけん』アプリで【「毎食記録4日間チャレンジ」】を開催!
『あすけん』では、今回の調査結果発表を記念して【食事記録チャレンジ】を開催いたします。本企画は、期間内に『あすけん』アプリで1日3食以上の食事記録を合計4日間行った方の中から抽選で10名様に『あすけん』公式レシピ本「結局、これしか作らない!短いレシピ」をプレゼントいたします。この機会に『あすけん』で食生活を記録し、皆さまの食生活改善と、栄養や健康に関する知識の向上に役立てていただければと思っております。詳細は『あすけん』アプリをご確認ください。
キャンペーン実施期間:2024年8月1日(木)10:00〜8月15日(木)23:59
※実施期間は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※チャレンジ条件を達成した方に、アプリ内の「お知らせ」で抽選のエントリーフォームをご案内いたしますので、必要情報の入力およびご応募をお願いいたします。
当社は、「ひとびとの明日を今日より健康にする」をミッションに掲げ、さまざまな人のライフステージに寄り添い、食生活改善を通して健康をサポートするAI食事管理アプリ『あすけん』を運営・開発しています。今後も引き続き、人びとの栄養や健康に関する意識の向上と食生活の改善のサポートに努めてまいります。
<調査概要>
調査内容:栄養素と睡眠の関連性
調査対象者:『あすけん』での食事記録と『Pokemon Sleep』での睡眠記録をともに7日間以上実施した人
調査対象人数:4,825人
対象者募集期間 :2024年1月19日〜31日
データ利用期間:2024年2月1日〜29日
調査地域:日本
調査方法:調査対象者の食事記録と睡眠記録におけるデータに基づき、摂取エネルギーと9種類の栄養素に加えて、Na/K比(ナトカリ比:ナトリウムとカリウムのバランス指標)の計11項目における各種摂取量と、『Pokemon Sleep』で記録された睡眠データとの関係について、重回帰分析を用いて調査いたしました。調査対象者を、各種摂取量の昇順で4つのグループにセグメントし、各種摂取量と睡眠の相関関係を、各グループの差分を軸に調査しております。
論文:Relationship between macronutrients, dietary components, and objective sleep variables measured by smartphone applications
和訳:スマートフォンアプリで測定されたマクロ栄養素および食事成分と客観的な睡眠変数の関係
著者:
Jaehoon Seol 1,2,3 、岩上将夫2,4、Megane Kayamare 5、柳沢正史2,6*
1筑波大学 体育系
2筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
3国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部
4筑波大学 医学医療系
5 筑波大学ヒューマニクス学位プログラム
6株式会社S’UIMIN
*連絡著者
掲載誌:medRxiv
DOI: https://doi.org/10.1101/2024.07.25.24311028
論文掲載サイト: https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2024.07.25.24311028v1
注意:本論文は査読前のプレプリントとして公開されたものです。今後、学術雑誌での査読により記載内容の一部が修正される可能性があります。
■『あすけん』について
<商品情報>
名称:『あすけん』
利用料金:ダウンロード無料(App内課金あり)
対応OS:iOS/Android
『あすけん』は、食事画像やバーコードを読み取るだけで、食べた食事のカロリー(エネルギー)や栄養素が表示され、ご自身に合った目標摂取エネルギーや各種栄養素に対する過不足が一目でわかる食事管理アプリです。管理栄養士が監修した食事内容に対するフィードバックや食生活のアドバイスを提供し、これによりユーザーの皆さまがご自身の食事を振り返り、次の食事で何を食べればよいかがわかる「食事の選択力」を高めるためのサポートをいたします。
<公式サイト>
https://www.asken.jp/
株式会社askenについて
askenは、栄養学の知見とテクノロジーをかけあわせ「ひとびとの明日を今日より健康にする」ことをミッションに、AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行っています。当社は今後も引き続き、さまざまな人のライフステージに寄り添い、『あすけん』を通じた食生活改善を通して健康をサポートしてまいります。
■『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』について
<商品情報>
タイトル:『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』
販売価格:基本プレイ無料 ※アプリ内課金あり
販売:株式会社ポケモン
開発:株式会社SELECT BUTTON
対応OS:iOS/Android
ジャンル:睡眠ゲーム
プレイ人数:1人
対応言語:日本語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・中国語(繁体字)
※本ソフトの対応言語「スペイン語」は「欧州スペイン語」です。
『Pokemon Sleep』は、スマートフォンを置くだけで、睡眠を計測・記録するゲームアプリです。『Pokemon Sleep』の世界では、あなたが眠ることによって、 あなたと同じ睡眠タイプのポケモンたちが集まってきます。睡眠リズムを整えて、ポケモンたちのいろいろな寝顔を研究して、「寝顔図鑑」の完成を目指しましょう!
<公式サイト>
https://www.pokemonsleep.net
<権利表記>
(C)2023 Pokemon. (C)1995-2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by SELECT BUTTON inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
株式会社ポケモンについて
ポケモンのブランドマネジメントを目的として設立。現在では、原点となる「ゲーム」をはじめとして、「カードゲーム」「TVアニメや映画などの映像作品」「グッズ」「タイアッププロモーション」「イベント」「直営店舗であるポケモンセンター」などを展開し、それらすべてをプロデュースしております。
<ロゴ使用にあたってのお願い>
※本作のロゴ使用にあたりましては、傾けたり、加工したりしての使用は避けてください。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58653/145/58653-145-20831b7db590c2cb2dce014af00794b9-635x381.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<タイトル名の表記についてのお願い>
【推奨表記】
『Pokemon Sleep(ポケモンスリープ)』『Pokemon Sleep』
※英語表記を推奨します。
※「Pokemon」の「e」は必ずアクサンテギュを付けてください。
※「Pokemon」の「P」、「Sleep」の「S」は必ず大文字にしてください。
※「Pokemon」と「Sleep」の間は半角スペースを空けてください。
※タイトルをテキスト表記する際、括弧(なるべく二重かぎ括弧『』)で括り表記してください。
【許容表記】
「ポケモンスリープ」
※「ポケモンスリープ」とする場合、「ポケモン」と「スリープ」の間はスペースを空けず、詰めて記載してください。
【ハッシュタグ推奨表記】
#ポケモンスリープ
(C)2024 asken Inc.