三流は「失敗を恐れる」。二流は「失敗から目をそむける」。では、一流はどうする?

2024年9月13日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

三流は「失敗を恐れる」。二流は「失敗から目をそむける」。では、一流はどうする?

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パチンコ、麻雀、女、酒、タバコを欠かさず、ほぼニート状態の父親。それに母親が共依存するという複雑な家庭環境に育った。14歳のとき、父親が自己破産して失踪。貧しい生活を支えた母親は病に倒れ、半身不随に。苦境のなか、独学で大学に合格、奨学金を得た。そして、兄・成田悠輔がくれた本をきっかけに「起業」を志した。話題の書『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)の著者・成田修造は、体当たりで起業家の道を歩むようになる。本書は起業を通じた人生の指南書で、何歳からでも組織に頼らず、副業・独立・起業でビジネスを展開するときに必須の内容。これからは会社員であっても、自分で事業をつくれると強い。その思考法とノウハウを全公開する。※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

Photo: Adobe Stock

社長や役員、従業員と直接話してみる

会社を理解するときには、その会社のホームページをチェックするのはもちろんのこと、社長や役員、従業員と直接話してみることも大事です。

面接などで話をする機会があったら、違和感を覚えた部分について、勇気を出して質問をしてみてください。相手の話をうのみにするのではなく、言葉の本気度を推し量り、ときにはしつこいくらいに疑り深く聞いてみましょう。

●会社にはどういうメンバーがいて、どんな人が活躍しているか?
●その面接官(社長や役員、部門長など)は自分の会社をどんな会社だと思うか?

できる限り広範囲に調べ尽くす

在籍する人のタイプや年齢層、社内での会話の内容なども、できる限り広範囲に調べ尽くすこと。その会社のパーソナリティが自分のパーソナリティとマッチしているか、深掘りしてみるのです。

そのプロセスを通じて、その会社で働くことが自分の人生にとって前向きなことであり、自分が会社から求められていると認識できれば、それは転職先としてふさわしいということになります。

一方で、転職に際して、気負いすぎても成果は出にくいと感じます。

自分なりの仮説を持とう

その1社で、その後の人生がすべて決まってしまうことなどあり得ません。もし入社した後に相性が悪いと気づいたなら、また次の転職を考えればいいだけのことです。

もちろん、「なんだかうまくいかないから辞めよう」と安易に考えて転職を繰り返すのはよくありません。いわゆる「ジョブホッパー」と認定されて、次の転職にも不利になります。

就職・転職するときは、「ここなら新しい事業を立ち上げられる」「起業のスキルを身につけられる」といった自分なりの仮説を持ちましょう。

仮説を検証する

入社して働いてみた結果、仮説を実現できなかったのであれば原因を探り、仮説を検証するといいです。

そこでもし自分自身に原因があると気づいたなら、改善し、自分が得たいと思っていた環境を手に入れ、成長していくべきです。

その原因が会社にあり、自分の力ではどうしようもないと理解できたなら、転職すればいいのです。

失敗することは問題ではない一流は失敗にこう対応する

僕は失敗すること自体は問題ではないと思っています。問題は、失敗したという事実から目をそむけて、自分の仮説を検証しないことです。

就職・転職がうまくいかなかった場合でも、自分の失敗を見つめ、原因を分析し、次なる仮説を持っている人材であれば、未来にまたチャンスが舞い込みます。

失敗を認めたうえで、次のアクションにつなげていくことが重要です。

※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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