ちとせ、大阪・関西万博日本館内の藻類が主役となる「Farm Area(ファームエリア)」の展示に技術監修者として協力

2024年10月2日(水)16時16分 PR TIMES

ちとせグループの中核法人である株式会社ちとせ研究所(以下、ちとせ)は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業「グリーンイノベーション基金事業(以下、GI基金事業)」に採択されたテーマの一環として、2025年大阪・関西万博日本政府館(以下、日本館)内の藻類が主役となる「Farm Area(ファームエリア)」の展示に技術監修者として協力します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/39/34251-39-1d6a3a26b1114b3e1097801459b368fe-3190x2475.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本館「ファームエリア」では藻類が主役に
日本館は「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、「Farm Area(ファームエリア)」「Plant Area(プラントエリア)」「Factory Area(ファクトリーエリア)」の3つのエリアで構成されています。円環状の館内は、生態系の循環や資源の循環など、あらゆる「循環」を演出する仕掛けが施されており、来場者自身もあらゆるいのちとの繋がりの中で生かされている存在として、地球という大きな循環の一部であることに気づかされる造りとなっています。


ファームエリアでは、限りある化石資源への過度な依存や食糧不足などの社会課題を解決し得る存在として無限の可能性を持つ「藻類」が主役です。藻類は、光合成を通じて太陽エネルギーを効率的に蓄え多様な有機物を生み出し、そのまま食品や飼料となるだけでなく、これを処理した原料から燃料、食品、化粧品、化成品や飼料など様々な素材への応用も可能で、循環型社会を構築するための重要なファクターとして注目されています。
ちとせの藻類事業について
ちとせグループは「生き物たちの力と共に千年先までもっと豊かに」をビジョンに掲げ、全ての産業のバイオ化を推進すべく、かねてより藻類に着目し、藻類関連の技術開発を行ってまいりました。2021年には様々な業界のプレイヤーと立場や業種を越えて協働しながら藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を発足し、人々の生活を支える藻類製品を普及させるべく、生産規模の拡大と多角的な用途開発を同時に進めております。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/39/34251-39-4cc1b2a2694dcb9749c0defec8ae1fe4-2572x1715.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]フォトバイオリアクター
藻類生産規模の拡大においては、2018年8月に0.1 haを、そして2023年4月に5 haの施設 CHITOSE Carbon Capture Central(C4)を竣工させました※1。現在は100 haの施設※2の開所に向け準備を進めています。これらの施設では、光エネルギーを効率的に利用し、少量の水で藻類を育てることが可能な独自の装置、フラットパネル型のフォトバイオリアクターを採用しています。日本館ファームエリアでは、メイン展示のひとつとして、会期中フォトバイオリアクターを用いた藻類の培養が実際に行われます。このフォトバイオリアクター以外の藻類関連の展示にも、ちとせは技術監修者として協力しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/39/34251-39-535d6745f09d5ae7607199b53a03ecc5-2383x1340.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]CHITOSE Carbon Capture Central(C4)
この度の展示協力は、ちとせがこれまで培ってきた世界最高峰の技術と知見を活かし、藻類をはじめバイオエコノミーの可能性を世界に広めるかつてない好機と考えております。日本館「ファームエリア」の展示の技術監修を通じ、持続可能な未来を多くの方に認知いただくことで、藻類産業の発展に貢献してまいります。

※1 NEDOのバイオジェット燃料生産技術開発事業の成果によるものです。
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100127.html
※2 NEDOのグリーンイノベーション基金で採択された研究開発事業の成果によるものです。
https://green-innovation.nedo.go.jp/project/bio-manufacturing-technology/

MATSURIプロジェクト
https://matsuri.chitose-bio.com/
太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが中心となり、産官学と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MicroAlgae Towards SUstainable and Resilient Industryから名付けられたMATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会をつくります。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちら(https://matsuri-partners.chitose-bio.com/contact)から。

<ちとせグループ概要>
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/39/34251-39-ba59d1279ffb156f9cdc548809303ba0-1500x1665.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]https://chitose-bio.com/jp/
ちとせグループは、千年先まで人類が豊かに暮らせる地球環境を残すために、生き物の力を借りて光合成を基点とした産業の構築を目指す企業群です。創業以来、日本と東南アジアを中心に国や多くの企業と連携し、実用性の高い技術の開発・蓄積を通じて、世界のバイオエコノミーの発展をリードしています。



◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要
・設立:2011年10月
・本社:シンガポール
・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.


◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要
・設立:2002年11月
・本社:神奈川県川崎市
・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵

<日本館概要>
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/39/34251-39-6f9444403a903d02a05a852cf2f6aa8e-1600x2264.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]https://2025-japan-pavilion.go.jp/overview/
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を、開催国としてプレゼンテーションする拠点である日本館。テーマは「いのちと、いのちの、あいだに」。日本文化の特徴の1つである「循環」を館内に創出することで、自分自身があらゆるいのちとのつながりの中で生かされている存在であり、地球という大きな循環の一部であることに気づく機会を提供します。



<関連情報>
[月刊日本館] 【展示公開 第1弾】日本館に「ハローキティ」が登場! 社会課題を解決する鍵となる 32種類の「藻類」に扮したハローキティを公開(https://2025-japan-pavilion.go.jp/news/240920/)

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