南海トラフ地震臨時情報で防災意識が急上昇!防災対策の新たな潮流

2024年10月9日(水)11時16分 PR TIMES

〜度重なる自然災害にどう備える?〜防災・ローリングストックに関する意識・行動調査

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-e3264d740053d098283c9b7e8749b84d-1280x300.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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調査データはこちら:https://www.n-info.co.jp/report/0066(https://www.n-info.co.jp/report/0066)

2024年8月8日に宮崎県を震源とする最大震度6弱を観測した地震で、気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報」を発表しました。近年は地震だけではなく土砂災害、大型の台風やゲリラ豪雨、突風被害など自然災害の発生が増加していることもあり、自然災害への危機意識や、防災対策の実施状況に変化があるのではないかと推察されます。

そこで、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、防災に対する意識の高まりや防災対策の実施状況を把握するために本調査を実施しました。加えて、普段の食料品・日用品を多めに買い置きして賞味期限や使用期限が古いものから消費し、消費した分を買い足す備蓄方法である「ローリングストック」の普及状況も確認しました。
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詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は、以下のURLからお気軽に問い合わせください。
https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/(https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/)
※ご希望の資料名に「〜度重なる自然災害にどう備える?〜防災・ローリングストックに関する意識・行動調査」と記載ください.
■調査結果から得られたファインディングス
●Findings1
防災対策は約半数が「対策ができていない」と回答。対策の実施率には居住エリア別で差も
対策できていない割合がエリア別で最も高いのは、北海道。災害が比較的少ないエリアでは対策の必要性が感じられにくい様子。ライフスタイル別では、一人暮らしの対策非実施率が高い。一方、比較的対策が進んでいるのは「60代子なし夫婦」。高齢者は若い世代とは異なり、災害時に素早く身動きが取れない/避難生活への対応ハードルも上がることから、備える意識が高いことが考えられる。

●Findings2
南海トラフ地震臨時情報や相次ぐ台風や記録的豪雨を経て、3か月前比で約半数が「防災意識が強くなった」と回答
「南海トラフ地震臨時情報が発表されたことも影響し、南海トラフエリア(59.9%)と九州/沖縄(59.0%)で特に高くなっている。また、普段対策意識が薄い50代以下で防災意識の高まりが見られた。

●Findings3
防災対策の備蓄で多いのは「水」「米」。「猛暑厳冬対策グッズ」「ドライシャンプー」等も挙がる
現在備えているもの、1か月以内に買ったもの、今後買いたいものすべてにおいて「水」が1位という結果に。1か月以内に買ったものでは「米」が17.2%。今は備えていないが今後買いたいものでは、「ドライシャンプー」が挙がり、被災時使用でもビジネスチャンス拡大の見込みあり。

●Findings4
ローリングストックの認知率は「聞いたことがある」までで過半数超えと言葉浸透の兆しあり。現実施率は3割弱。非常用の長期保存商品ではない一般商品も、防災用備蓄ニーズが拡大傾向
現在の実施状況は、東日本大震災の被害が大きかった東北が33.3% 、南海トラフエリアが33.1%と他のエリアに比べて高い。「ラップ、アルミホイル」「トイレットペーパー、ティッシュペーパー」等、日常生活で消費機会が多いものが上位に挙がる。食品では「賞味期限が短く、主に普段の生活で飲食する商品」の割合が高い結果になった。(長期保存できる商品の+30.1pts)。


■主な調査結果
1.家庭内の防災対策の実施状況
家庭内の防災対策の実施状況は対策ができていない計が全体で46.8%と半数弱にのぼり、防災対策ができている世帯は依然として少ない実態が見えました。対策ができていない計の数値が最も高いのは、エリア別では北海道(54.5%)です。地震や台風などの災害が比較的少なめな北海道は他エリアと比べて対策が進んでいません。また、ライフスタイル別では一人暮らし(56.5%)で同居している人に比べて防災対策に、意識が向いていない様子です。唯一対策ができている計の数値ができていない計を上回るのが60代子なし夫婦(48.5%)でした。年齢が高い夫婦のみで暮らしていることが防災対策の実施にも影響していると考えられます。
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2.3か月前(2024年6月頃)と比較した防災意識の変化
3か月前(2024年6月頃)と比較した防災意識の変化を聞いたところ、2024年8月上旬に南海トラフ地震臨時情報発表も影響があるのか、半数弱が「防災意識が強くなった(強くなった+やや強くなった)」という回答でした。エリア別では、南海トラフエリア(59.9%)と九州/沖縄(59.0%)で特に高くなっています。ライフスタイル別では、20〜50代子なし夫婦・10〜40代子あり夫婦が6割程度で、年齢が高い層よりも低い層の方が意識変化があった傾向にありました。
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※南海トラフエリアの定義
南海トラフ地震想定震源域に指定されている 海沿い地域(静岡県/愛知県/三重県/和歌山県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県/大分県/宮崎県
3.家庭内の防災対策として備えているもの/最近1か月以内に買ったもの
家庭内の防災対策として備えているものでは、「水」が59.3%で全カテゴリの中でも最も高くなっています。食品では「レトルト食品、フリーズドライ食品」40.7%、「米」40.5%と続きます。生活用品では「懐中電灯」が51.8%で最も高く、衛生用品では「トイレットペーパー、ティッシュペーパー」が49.4%で最も高くなっています。1か月以内に買ったもの・買い足したものでも同様に「水」が最も高く、次に「米」が続きます。8月下旬からコメ不足がニュースなどで取り上げられ、小売店でも品切れが目立っています。さらに8月から9月は年間で最も台風の発生件数が多い期間でもあり、コメ不足への不安と大型台風に備えて買い足す人が一定数現れたのではないかと推察します。
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4.家庭内の防災対策として備えているもの/最近1か月以内に買ったもの/今後買いたいもの(エリア別、ライフスタイル別)
・家庭内の防災対策として備えているもの
備えているものの各カテゴリ1位は、食品では「水」で59.3%、生活用品では「懐中電灯」で51.8%、衛生用品では「トイレットペーパー、ティッシュペーパー」で49.4%でした。エリア別では、南海トラフエリアで「米」「缶詰」が全体より11.6pts高くなっています。東北で「缶詰」が全体より12.2pts高くなっています。ライフスタイル別では、60代子なし夫婦・50〜60代子あり夫婦の選択率が高く、年齢が高い層は日頃から防災対策として備蓄を実施していると考えられます。
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・家庭内の防災対策として最近1か月以内に買ったもの
1か月以内に買ったものの各カテゴリ1位は、食品では「水」で28.6%、生活用品では「ラップ、アルミホイル」で11.1%、衛生用品では「トイレットペーパー、ティッシュペーパー」で16.9%でした。エリア別での差はあまり見られませんでした。ライフスタイル別では10〜40代子あり夫婦で6品目が全体より10pts以上高くなっており、子育て世代で備蓄品の買い足しが行われた様子です。
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・家庭内の防災対策として今後買いたいもの
今後買いたいものの各カテゴリ1位は、食品では「水」で37.4%、生活用品では「乾電池」で19.7%、衛生用品では「簡易トイレ、携帯トイレ」で22.1%でした。エリア別では東北で「レトルト食品、フリーズドライ食品」が40.3%(全体+10.1pts)、九州/沖縄で「簡易トイレ、携帯トイレ」が32.5%(+10.4pts)となっています。ライフスタイル別では60代子なし夫婦で「缶詰」「レトルト食品、フリーズドライ食品」、10〜40代子あり夫婦で「水」「簡易トイレ、携帯トイレ」「生理用品」で10pts以上高くなっています。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-3c42c56fc4358d6dd55103f44e06e224-3900x1527.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

5.家庭内の防災対策として備えているもの×今後買いたいもの
備えているものと今後買いたいものの関連を確認したところ、今も備えていて今後も買いたいものでは「水」が圧倒的に高く出ています。そのほか「缶詰」「レトルト食品、フリーズドライ食品」「米」「パックご飯、アルファ米」などの長期保存可能な食品が高くなっています。今は備えてないけれど今後買いたいものでは「簡易トイレ、携帯トイレ」「寒さ・暑さ対策グッズ」「ドライシャンプー」が高くなっています。特にドライシャンプーは昨今の猛暑の影響で見かける機会が増えた商品ですが、元は介護やキャンプ、被災時などお風呂に入れない時に使うものとして開発されたものでもあり再注目されているのではと考えられます。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-376efafb81efb6aa0d14832c536ae16e-2441x1964.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
6.ローリングストックの認知
ローリングストックを「言葉の意味も含めて知っていた」と回答した割合は全体で36.3%にとどまり、「意味は知らなかったが聞いたことがある」まで含めると過半数を超えます。エリア別で最も認知率が低かったのは「北海道」で27.3%でした。地震や台風などの災害が少ない北海道は他エリアと比べて関心が低い結果となりました。ライフスタイル別では、年齢層が高いほうが認知率が高くなっていて、防災対策の実施状況とローリングストックの認知は比例していると考えられます。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-dace2e69d72fe1b1f07979dbfc4e4fb2-2758x1964.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
7.ローリングストックの実施経験
ローリングストックを「現在実施している」のは全体で27.4%でした。エリア別では東日本大震災の被害が大きかった東北が33.3% 、南海トラフエリアが33.1%と他のエリアに比べて割合が高くなっています。ライフスタイル別では50〜60代子あり夫婦が43.8%で最も高くなっており、子どもがある程度成熟しているであろう家庭での実施率が高い傾向です。ローリングストックの認知がなかった人の2割が、現在もしくは過去に同様のことを実施した経験があると回答しています。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-73d78c324cf1f423afb1914a98fbd206-2481x1959.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
8.ローリングストックとして購入しているもの
食品では備蓄しているものと同様「水」が75.4%で最多でした。「即席めん、乾麺」が58.9%と続くなっています。生活用品では「ラップ、アルミホイル」が43.9%、衛生用品では「トイレットペーパー、ティッシュペーパー」が58.2%と日常生活で消費機会が多いものが上位に挙がっています。
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-12f3dd8709ab86573519fb330d54ce2a-1505x643.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
9.ローリングストックとして購入しているものの種類
ローリングストックとして購入しているものは「賞味期限が短く、主に普段の生活で飲食する商品」の割合が高くなっています。(長期保存できる商品の+30.1pts)災害時の備蓄は長期保存ができる商品だけではなく、普段の生活で飲食する一般商品まで範囲が広がっている様子がうかがえます。
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-8eebdcce41f898469b363d0780ba19a5-995x724.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


今回の調査では、地震や台風、記録的豪雨により3か月前と比較して防災意識の高まりが表れていました。ローリングストックの言葉の浸透の兆しが見られ、非常用の長期保存商品ではない一般商品にも防災用備蓄としてのニーズが広がっています。
以上、 〜度重なる自然災害にどう備える?〜防災・ローリングストックに関する意識・行動調査を抜粋してお伝えしました。
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※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:16〜69歳 男女
調査実施期間:2024年9月3日〜9月4日
調査手法:インターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計 1,022サンプル
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48646/89/48646-89-6851403b8844c9795ae651448cf7cded-1811x329.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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