「Global NaaS Event」において「NaaS Accelerator Live Best of Show」を受賞

2024年10月30日(水)15時0分 @Press

ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、2024年10月29日(米国時間)に米国のネットワーク技術標準化団体MEF(Metro Ethernet Forum)が主催する「Global NaaS Event」(以下 本イベント)において「NaaS Accelerator Live Best of Show」を受賞しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/415473/img_415473_1.jpg


1.受賞した賞について
MEFは2001年に設立され、世界各国の通信事業者をはじめとする220社以上が加盟する権威ある標準化団体です。本イベントでは、サービスプロバイダー、技術ベンダー、企業ユーザー、クラウドプロバイダーが集まり、NaaS(Network-as-a-Service)※1のエコシステムや標準化、オートメーション、サイバーセキュリティといった最新トピックについて議論します。
「NaaS Accelerator Live Best of Show」は、「NaaS Accelerator Program」に参加しているチームの中から、革新的な取り組みを行なった優秀なチームに送られる賞です。

2. 受賞した取り組みの概要
NTT Comは、パートナーであるTATA Communications Ltd.、Amartus Ltd.と共同でNaaS利用ユーザーの更なる拡大を見据え、LLM※2をベースとした生成AIをネットワーク分野に適用させることによる有用性を以下2つの観点にて実証しました。
(1)構築時の観点
NaaSの構築時にユーザーは、ネットワークに関する専門知識が求められます。そこでLLMを利用することで、対話形式にてネットワークの自動構築(プロビジョニング)が可能であることを確認しました。これにより、高い専門知識を利用せずにNaaSにおけるネットワークの構築ができることを示しました。
(2)運用時の観点
一般的にネットワーク環境で発生したエラーを特定するためには専門知識や経験が多く求められます。一方で、NaaSの利用においては環境のトラブルシューティングもユーザー自身で行う必要があります。そこでLLMやRAG(Retrieval-Augmented Generation)※3をネットワーク環境のトラブルシューティングへ活用することで、エラー原因の特定へ有用であることを確認しネットワークの運用コストを大幅に削減可能であることを示しました。

3.今後の展開
NTT Comは、引き続き有用性検証をおこない、NaaS(Network as a Service)における、自然言語によるネットワークの自動構築やトラブルシューティングのサポート機能に加え、ネットワーク環境の最適化や設計の自動化などをめざします。


NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/415473/img_415473_2.png

https://www.ntt.com/business/lp/docomobusiness/db2024_sol.html


※1:NaaS(Network-as-a-Service)とは、ネットワーキングサービスの1つで、クラウド上で管理したネットワーク環境と、それに関連するサービスをワンストップで提供するソリューションのことです。
※2:LLMとは、Large Language Model(大規模言語モデル)の略であり、膨大なデータを学習して自然言語処理を行うAIモデルを指します。
※3:RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは、大規模言語モデルに外部のデータベースや情報ソースを組み合わせて、より正確で情報に基づいた回答を生成するAI技術です。



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