「保育園留学」「山村留学」への関心は高く、懸念点や不安の声も具体的/いこーよ総研ユーザーアンケート

2023年11月6日(月)11時16分 PR TIMES

いこーよユーザーアンケートをもとに、「保育園留学」と「山村留学」の認知度とその興味の程度、保護者がどのように考えているかなどについて調査・分析

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、「保育園留学」と「山村留学」がどれくらい認知されているかやその興味の程度、保護者がどのように考えているかについて、ユーザーアンケートをもとに調査・分析し、結果を公開いたしました。

《トピックス》
保育園留学についての認知は拡大

保育園留学に興味はあるものの不安がある人も多い

興味の理由は「親子一緒に自然豊かなところで暮らしてみたい」

山村留学の認知は約3割

山村留学に「興味がない」という人は環境が大きく変化することが要因

山村留学への興味の理由は教育的観点が主

まとめ


(本リリースは、「保育園留学」「山村留学」調査レポートを一部抜粋して作成しています。全文はこちらhttps://research.iko-yo.net/solutions/research/10495.html)
保育園留学についての認知は拡大


まず、「保育園留学」という言葉を聞いたことがあるかを尋ねました。

「保育園留学」とは、1〜2週間ほどの期間で、こどもが保育園に通いながら家族で好きな地域に滞在し、暮らし体験をすることができるプログラムのことです。(株式会社キッチハイクのサイトから引用)
子どもは保育園に通いながら自然と親しみ、保護者はリモートで仕事をするなど多様な過ごし方ができます。

保育園留学について、「聞いたことがあり、どのような制度かも知っている」という人は全体の10%で、制度の内容まで理解しているという人は少数でした。
しかし、「内容までは知らないものの、聞いたことがある」は23%で、合わせて30%以上の人は「聞いたことがある」と回答しています。
全く知らない人もまだ一定数いるものの、「保育園留学」の認知が広がってきていることが伺えます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-02d2efec2d51d73b155e-1.png ]

保育園留学に興味はあるものの不安がある人も多い


つぎに、保育園留学についてどの程度興味があるかを尋ねました。

「すでに体験したことがある」「具体的に検討している」という人はごくわずかでしたが、「体験してみたいと思う」「もう少し詳しく制度を知りたい」と、前向きな興味を示す人は約3割でした。
「特に興味がない」と答えた人は全体で見ると少数派で、保育園留学についての関心は高いと言えます。
一方で「体験してみたいが状況的に難しい、不安がある」という回答も4割近くおり、ハードルの高さも感じられます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-1390520e3c3aa1c2659e-2.png ]

興味の理由は「親子一緒に自然豊かなところで暮らしてみたい」


「検討している」「体験してみたい」と回答した人に、その理由を聞きました。

「子どもや家族で自然豊かなところで一時的に暮らしてみたい」という理由が最も多く、子どもの幼少期に、親子一緒に自然が多いところで暮らしてみたいという意向が見受けられます。
つぎに「ただ旅行に行くよりもその地域に深く触れる体験ができそう」が続いています。普段の生活とは少し違った体験ができるため、子どもの教育的観点から保育園留学に興味を示す人も多いことがわかります。

また、「ワーケーションの一つとして体験してみたい」という理由も多くありました。近年広がりを見せるワーケーションですが、短期間の旅行ではなく、少し長い期間その地域に滞在し、子どもをその地域の保育園に通わせることで、より深くその地域を知ったり、そこでの暮らしを疑似体験できる手段の一つとして保育園留学が考えられているのではないかと思われます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-f05439d2b5751109dacf-3.png ]

山村留学の認知は約3割


つぎに、「山村留学」について調査しました。

「山村留学」とは、「自然豊かな農山漁村に、小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む」活動です。(NPO法人全国山村留学協会のサイトから引用)
保護者と離れて子どもだけ寮生活をしたり、家族で転居したりするなどいろいろなケースがありますが、子どもは地元の小中学校に通いながら様々な体験をします。

まず、「山村留学」を聞いたことがあるかを尋ねました。

制度の内容まで知っているという人は少数ですが、聞いたことがあるという人は3割を超えています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-50c33ca29ca2b60bdf13-3.png ]

山村留学も保育園留学と同様、ある程度の認知を得ていると言えます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-7a66fdd278e0c9c757e1-6.png ]

山村留学に「興味がない」という人は環境が大きく変化することが要因


では、山村留学への興味はどうなのでしょうか。

「すでに体験したことがある」「検討している」という人はごく少数ですが、「体験してみたい」「もう少し詳しく制度を知りたい」は全体の約4分の1で、前向きな興味を示す人が少なくありません。

また、「体験してみたいが状況的には難しい・不安がある」は約3割でした。現実的に利用するのは難しく不安はあるものの、その取り組みに対して好意的な人が多い印象です。

一方で、「特に興味はない」という人も4割強となりました。山村留学は、1年単位という長期的スパンであることから、利用するには家族の生活のスタイルを大きく変える必要があります。現状の生活環境を変えてもいいというくらいの強い意向や必要性がなければ、なかなか山村留学をやってみようと思えないということだろうと推測されます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-e577105b94810f0bdf0e-5.png ]

興味の結果を保育園留学の結果と比較しました。期間の長さが影響してか、「興味がない」という人は保育園留学よりも多い結果となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/26954/419/resize/d26954-419-6340a8461d66b3b9ae2c-7.png ]

山村留学への興味の理由は教育的観点が主


「具体的に検討している」「体験してみたい」と回答した人にその理由を尋ねました。

「子どもにその地域ならではの様々なことを体験してほしい」が最も多く、次いで「旅行よりもその地域に深く触れる体験ができそうだから」が続いています。自然豊かな地域での多様な体験活動が子供たちの成長に良い影響を及ぼすという教育的な観点から、山村留学に魅力を感じている人が多いことがわかります。
次いで、「子どもや家族で自然豊かなところで一時的に暮らしてみたい」でした。
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「子どもや家族で自然豊かなところで一時的に暮らしてみたい」は、保育園留学では50%と最も多かった理由でしたが、山村留学では38%と低めです。山村留学は子どもだけでその山村に暮らすというプログラムも多いことに加え、保育園留学よりも期間が長いため、豊かな自然を体験したいということだけでは動機になりにくいのかもしれません。
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まとめ


保育園留学について、制度の詳細まで理解している人は少ないものの、「聞いたことがある」という人は3割以上で、認知は広がってきています。「興味がない」という人は少数派で、保育園留学に対する関心は高いことがわかりました。ただし、現実的な制約や不安を抱える人も多く、課題点もあります。
興味がある理由として最も多かったのは、「子どもや家族と一緒に自然豊かな環境で一時的に生活してみたい」で、子どもの幼少期では親子で自然と触れ合う経験に魅力を感じている人が多数でした。さらに、ワーケーションの一環として保育園留学を検討する人も多く見られました。
懸念点として多く見られたのは「親の仕事の都合」という声です。長期間の休暇調整やリモートワークの難しさが不安の要因として挙げられています。また、一時的な環境の変化への不安や、「費用が高い」といった金銭的負担、兄弟姉妹への影響の声も見られました。

山村留学に関しては「聞いたことがある」という人は約3割で、保育園留学と同様、ある程度認知があり、興味を持っている人も多くいます。
ただ、興味がないという人も4割強と保育園留学よりは多い結果となりました。山村留学は1年以上の長期的なスパンであることから、今ある生活環境を変えることの難しさや不安が大きいことが考えられます。
山村留学に興味を持つ人の主な理由は、「子どもに自然豊かな地域での体験をさせたい」といった教育的観点からです。そして、不安点としては、「親と離れる不安」が特に目立ちました。さらに、現地での環境変化への不安、今ある環境を変える難しさ、親の仕事の都合、金銭面の問題なども懸念点として挙げられています。

「保育園留学」「山村留学」への関心は高いことがわかりましたが、同時に不安や課題のハードルも低くはありません。体験者に話を聞く機会やまずは短い滞在からトライするなど、現地での体験や生活をより具体的にイメージする準備期間が重要だろうと思います。

■いこーよ施設アンケートの調査概要査方法
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2023年10月2日〜10月19日
サンプル数/343サンプル
調査分析/いこーよ総研

■「保育園留学」「山村留学」調査レポート全文はこちら
https://research.iko-yo.net/solutions/research/10495.html

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会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月

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