日本古来の風習「盛り塩」を、現代の日常に溶け込む新しい形に。新時代の盛り塩プロダクト「神ノ潮」に込められたこだわりとは

2023年11月9日(木)8時34分 PR TIMES STORY

株式会社HEARTHは、「心動くモノとの出会いを」という理念を掲げ、世界中でもトップレベルのデザイン性を誇る雑貨やインテリア、アートやオブジェ、ペット用品などの輸入、企画、製造、販売を行っています。

2023年7月、洗練されたインテリア装飾品に昇華させた新スタイルの “盛り塩”プロダクト「神ノ潮(かみのしお)」を発売。日本古来の風習である盛り塩を、どんなインテリア空間にも溶け込むような新しい形に落とし込み、伊勢神宮内宮に奉納された三重県の海洋深層水から作られた御塩とともに、上品な桐箱に収めました。

プロダクトのデザインは、世界的デザイナーであり、日本の美を愛するグエナエル・ニコラ氏に依頼。なぜこの時代に盛り塩なのか、なぜこのデザインなのか。「神ノ潮(かみのしお)」誕生の背景に迫ります。

日本古来の風習 “盛り塩” に新たな息吹を吹き込みたい

古くから日本では、塩には浄化効果、災いや穢れを寄せ付けない効果があるといわれてきました。現代にも、災難を祓い、運が開けるようにと願いを込めて盛り塩をする文化は残っている一方で、「見た目が家の雰囲気に合わず、取り入れづらい」「おしゃれなものがない」というイメージから、敬遠する人も増えているのが実情です。

そこで、日本古来の風習である 盛り塩に新たな息吹を吹き込み、モダンなインテリアとして、家やオフィス、レストランにも映えるモノにしたいと思い、製作することに。

当時は三重県鳥羽市にある「神島」近海で採れる御塩を世に出したいという御依頼を伊勢商工会議所の会頭より受け、神ノ潮プロジェクトが始動しました。

三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となったことで有名となり、神島の名が示すように、神の支配する島と信じられてきた場所。

その貴重な御塩をどのような形で皆さまの元に広く届けるのが良いのかを長い年月、スタッフと共に熟考しました。

御守り、お清めスプレー、塩石鹸、バスソルトなど色んな案が出ましたが、邪気を祓い、千客万来の意味がある盛り塩として皆さまの生活の一部に取り入れたいという想いから最終的に「盛り塩」として商品開発をする事で一致しました。

固定概念にとらわれず、日本の美を活かせるデザインを

神ノ潮を開発するにあたり、先ずはじめに考えたことは、従来ある盛り塩のイメージから大きく逸脱させること。

デザイン性に優れており、世界でも通用する盛り塩セットを作りたい!こんな想いから、日本をこよなく愛し、日本の文化を理解している外国人デザイナーを起用する必要があると考えました。

私が知り得る限りでは、ただ1人。

高級家具ブランド、カッシーナ・イクスシーからも数多くのプロダクトを世に出しており、GINZASIXやモンクレールなどの内装を手がける世界的にも有名なデザイナーであるグエナエル・ニコラ氏のみでした。

直接、お会いした事がなかった為、グエナエル・ニコラ氏が代表を務める渋谷区富ヶ谷にあるCURIOCITY(キュリオシティ)にアポイントを取り、今回の経緯と共にデザイン性に優れ、日本を訪れた方がお土産品としても購入できる盛り塩セットを作りたい旨を伝えしました。

グエナエル・ニコラ氏も盛り塩には非常に興味があり、白い器に白い塩が盛られている事を来日当初は不思議に思ったようです。

その後はとても大切にしているという伊勢神宮の写真集を私に見せてくれました。

日本の文化の為にデザインで貢献ができるのであれば是非、やらさせて頂きたいとその場でお返事を頂きました。

人と人を繋ぎ、風習を未来に繋いでいくミニマルなデザインに

グエナエル・ニコラ氏は、「自然との調和をイメージでき、人と人を繋ぎ、この風習を未来に繋いでいくミニマルなデザインにしよう」と考え、コンセプトを「ピュアでクリーン」と定めました。目指すデザインは、200年先も残るタイムレスなもの。

私がデザインを依頼した時に既にイメージは出来上がっていたようです。

しかし、完成するまでにはたくさんの文献を読まれたと仰っていました。

デザインで難しかったところは、主役である御塩が目立つこと、塩を盛る形の意味を見出すこと。

実際にデザインが完成したのは御依頼をしてから約1年の期間を要しました。

デザインでこだわったのは、邪気を祓い、幸運を呼び込むお清めの塩を極力目立たせることと、塩を入れる部分の形は「安定や調和」を意味する 正六角形”にすること。透明感のあるガラスを採用し、モダンに進化した盛り塩の器は、どの場所に置いてもしっくりと馴染み、目にした人たちのコミュニケーションを生みだし、塩のエネルギーが感じられるモノに仕上がりました。

人と人を繋ぎ、風習を未来に繋いでいくミニマルなデザインに

見た目だけでなく、素材やつくりにもこだわりが込められています。重厚で透明感のある美しい輝きをもつガラスの器は、熟練した職人が一つずつ時間をかけて完璧な作品に仕上げたもの。

御塩は、三重県の海洋深層水から作られ、伊勢神宮内宮に奉納もしているもの。古来より「海(海水)」を意味する「塩」は穢れを祓い清める意味があるといわれており、盛り塩で使う塩としては、 海水から作った「海水塩」が推奨されています。神の潮の塩は、三重県の深海で採取した海洋深層水のみを使用。 海洋深層水を煮詰め、水分だけを飛ばす時間のかかる立釜製法で丁寧に丹精込めて製造されています。

またこの塩を、国民から総氏神のように崇められる、天照大御神をお祀りする伊勢神宮内宮へ奉納しています。約1500年前から、伊勢神宮に奉納された品々には命が宿り、その品々を持つ者を多幸と健康に導く不思議な力があるといわれているためです。

そして、桐箱は三重県熊野市の上古代木箱店が製作。トメ作り・組子作りを駆使し、上品で細やかなつくりを目指しました。桐は古くから縁起の良い木、幸福をもたらす木と考えられており、中に 「大切なもの」を収納する習慣があります。

当初、お塩を盛る六角形を綺麗に形取るために器の素材はアクリルを選定しました。

しかし、アクリルで器を製作したところ重厚感が感じられず、神々しい感じも薄れていたように感じました。

そこで、ガラスの中に六角形の形を作ることは非常に難しいのですが、器の素材を ガラスに変更をして再度、製作をすることにしました。

しかし、グエナエル・ニコラ氏のデザインを表現できるガラス工房を探すのは困難を極めました。どの工房もガラスの中に正六角形を作るのが難しいとの回答だったためです。

その中でもガラス工房を見つけ、何度も説得をして取り組みがスタートしました。

しかし、ガラスの器での製作は正六角形を作ることが非常に難しく、100個中40個は商品として販売できる状態ではありませんでした。

何度も何度も職人との話し合いを重ね、試行錯誤を繰り返しながら、正六角形の形に近い状態を作っていきました。

全て職人の手作業で作られるガラスの器は重厚感があり、唯一無二の逸品として

完成致しました。

"祈り" のある生活に、新たなインテリアとして

一般販売に先がけ、複数の先行ユーザーが実際に「神ノ潮」を生活やオフィスに取り入れています。「自分の世代では盛り塩はあまり馴染みがない文化ですが、インテリアとしてもすっと馴染む素敵なプロダクト」、「神は細部に宿るという言葉を信じて、日々前向きに営業を続けてられている」など、好評の声が多く寄せられています。

飲食店などの店舗やオフィスなど、事業を営む人にとって 「千客万来」 につながる縁起的なツールとして。欧米で広がる「スピリチュアル」「ウェルビーイング」など、日々の生活における祈りのための余白として。新たなインテリアやお部屋のアートのひとつとして。様々なかたちで、ぜひ日常に取り入れてみてください。

■商品概要

商品名:神ノ潮

販売日:2022年7月3日(日)

価格:25,300 円(税込)

内容:ガラス容器×2個、御塩100g(4杯分)×1個

サイズ:ガラス容器 約 縦 60mm × 横 60mm × 高さ 30mm / 六角形の深さ 10mm / 桐箱 120mm× 横 310mm× 高さ 40mm

販売ページ:https://www.hearth-inc.jp/kaminoshio


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