ロンドン市内を横断する「エリザベス線」、東京メトロなどが運行へ…7年契約
2024年11月20日(水)10時34分 読売新聞
【ロンドン=中西梓】ロンドン交通局は19日、最新の鉄道路線「エリザベス線」の運行を、東京メトロや住友商事、欧州旅客大手の合弁会社が2025年5月から受託すると発表した。東京メトロが自社路線以外の運行を担うのは初めて。
ロンドン交通局が現在の運行会社との契約終了に伴って入札を実施し、東京メトロなどの合弁会社を含む4社が最終候補に残っていた。契約は7年間で、2年間延長される可能性がある。ロンドン交通局は「東京とロンドンの最高の部分がエリザベス線に持ち込まれる」とのコメントを発表した。
エリザベス線は22年5月に開業。同年9月に亡くなったエリザベス女王にちなんで名付けられた。ロンドン市内を東西に横断する路線で、ロンドンの玄関口ヒースロー空港と市中心部を結んでおり、輸送人員は1日あたり70万人以上。