豪州ニューサウスウェールズ州政府とMOUを更新

2023年11月29日(水)19時16分 PR TIMES

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:高原 一郎)は、2023年11月21日、豪州ニューサウスウェールズ州政府と、水素、アンモニア、CCS分野での協力を追加して、エネルギー資源全般における両者の関係強化を目的とした「包括的・戦略的パートナーシップに係る覚書」(Memorandum of Understanding: MOU)を更新しました。

 JOGMECは、豪州ニューサウスウェールズ州(以下、「NSW州」)政府と、2017年9月にMOUを締結し、これまでNSW州における石炭、石油・天然ガス、金属資源に係る情報交換や資源開発に関するジョイントベンチャー組成などの投資促進のための活動を協力して行ってまいりました。


 「2050年カーボンニュートラル」や2030年度の野心的な温室効果ガス削減目標の実現に向けて、JOGMECには、2022年の法改正により、水素・アンモニア、CCSに対するリスクマネー支援業務が新たに加わりました。


 こうした背景を踏まえ、JOGMECとNSW州政府はカーボンニュートラルに向けて協業分野を拡充し、日豪の投資促進に取り組んでいくことで一致し、今般、協力対象に水素・アンモニア、CCS分野を追加したMOUについて、JOGMEC理事長の高原とNSW州クリス・ミンズ首相とで署名しました。


 今後もJOGMECは本MOUを通じ、エネルギー・資源の我が国への安定供給に向けてNSW州との一層の関係強化を図ってまいります。


 なお、本MOU更新を受けて、2023年12月11日にNSW州政府の石炭・金属各政策をテーマに、日本企業向けにセミナーを開催する予定です。

■NSW州について
 NSW州は、シドニーを州都とするオーストラリア連邦最大の州で、石炭、銅・アルミ、石油等の天然資源を重要な輸出品としています。我が国は最大の輸出相手国として同州と緊密な関係を築いてきました。
 日本が輸入する一般炭の内、NSW州からの調達は安定して太宗(6割以上)を占めています。脱炭素化のため日本の一般炭需要は今後逓減するものの、より効率的な発電が行えることから高カロリーな高品位炭の重要性は増しており、NSW州は我が国のエネルギー調達において、引続き重要な供給元です。
 また、NSW州政府は従来、州内のクリティカル・ミネラル(重要鉱物)の開発に積極的に取り組んでいます。
 さらに、NSW州政府は、2021年10月に水素戦略を制定し、水素開発への支援を発表しました。NSW州は首都シドニーを擁し、豪州最大の市場を有するため、将来多くの水素事業の組成が期待されます。


■参考
オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州政府とMOU締結〜包括的・戦略的パートナーシップを構築〜(2017年10月5日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000321.html

法改正によるJOGMECの機能強化・名称変更と組織改編について(2022年11月14日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00065.html

リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00156.html?mid=pr231129

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